こんにちは。接客業を生業とし、趣味はジョギングと読書の貫洞です。
今週の土日は、泊まり込みで茨城県にある携帯ショップのイベントのお手伝いに来ています。茨城の中でも東京から離れた場所に位置し、電車の駅などからも歩ける距離ではないため、ここで勤務する時には必ずビジネスホテルに宿泊しています。(ありがたや!)
特段目立つ観光地でもなく、少しの飲食店とコンビニ1件という某駅の駅前にあるビジネスホテルです。泊まっているのは釣り人や、仕事で来ている人ばかり。(たまにスポーツの大会などがあるとその団体で貸切になってます)
そのホテルが、なんだかよくわからないのですが、居心地が良いのです。接客業をしている者として、「なぜここが居心地が良いのか」を常々考えていましたが、その解に一歩近づく答えが本日、得られました←大げさ
そういえばあのホテル、いつも何かしら「香りのするお花」をちょこちょこ飾っています。造花じゃなく生花。そういうところも好きだったりします。
わたしはそのホテルを月1泊~多い時は4泊、かれこれ2年泊まっておりますので、いわゆる「常連」枠です。ホテルの方も覚えてくださっていて、チェックインの手続きを可能な限り簡素にし、なるべくいつも同じ部屋を用意してくださいます。
必要なアメニティなどはほぼ覚えてくれていて、さっと渡してくれます。このタイミングで次の予約を入れたり、予約の確認などをして、にっこりチェックイン。この間フロントの方はほぼ、「目を合わせる接客」をしてくださいます。言葉遣いは気持ちがいいレベルで統一されており、絶妙なレベルで個人の人格が表れる「自分の言葉接客」です。
この町に合っていて、来るお客の層にベストマッチした接客だと思っています。本当に恐れ入るレベルです。
そんなフロントの方ですが。
本日、わたしがチェックイン後にお風呂を済ませ、すっぴんでLANケーブルをお借りしにフロントへ行った際、まったくこちらの目を見なかったのです。正確には、一瞬だけ目を合わせましたが、以後こちらに一切視線を向けなかったのです。
…この気遣い、わたしはものすごくうれしかったです。
フロントの方は(夜なのでほぼ毎回)男性でしたが、女性がすっぴんを見られるのが嫌だということを【察して】、一目だけこちらを見たきり、あとはずっとこちらの目を、正確には顔を見ない接客でした。
毎度恐れ入ります。
どんな状況でも、「とりあえず相手の目を見ようとする」自分の接客の弱みを見つけた気がしました。わたしは根が好奇心の塊なので、とにかく「よく見ている」と言われます。これは良い方に働くことも多いですが、時として「見ない」という選択肢も入れておこうと思いました。こういう気づきは、気づいてから自分の技術として使いこなすまでちょっと練習が必要なので、早速明日から練習です!
接客業は奥が深いなぁと思います。
わたしも「自分の言葉で」「相手の状況を慮ることのできる」サービスマンであろうと思ったのでした。
ビジネスホテルって……面白!!!!!
えるしっているか←わかる人だけわかってください松山ケンイチ
では、また♪
追記
過去記事でビジネスホテルに関するものを貼っておきます