接客業は卒業したよ! あけすけビッチかんどー日記!

接客業歴15年のかんどーが綴る、あけすけな日記。人生はチキンレースです。一歩引いた方が負け。たまに小説を書きます。お問い合わせはsaori0118ai2あっとまーくやふーめーるまで。

Spotlightで記事を書いてみて学んだこと

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こんにちは。貫洞と書いてカンドーと読みます。
仕事は接客、趣味はジョギングと読書とビジネスホテルめぐりです。


ブログを毎日書くようになって今日でたぶん20日目くらいです。(大雑把w)

わたしは何をするにも初動がものすごく早いので、この20日間ははてなのブログもたくさん読んだし、本もいつもよりたくさん読んで、とにかくインプットとアウトプットの繰り返しをリズムよく刻みました。


これは野球で言うところの千本ノックです。


わたしは仕事でテレアポをするときも、容赦なくテレアポしまくります。テレアポ千本ノックです。休まずひたすら電話をかける。月曜と火曜にガチっとテレアポして、水曜から金曜はアポまわり! アポが取れてないなら飛び込み営業! みたいにガッツリと追い込んで仕事をします。実際結果もついてきます。


そのやり方は、書くことでもあまり変わらなくて、とにかく「やれるときにしっかり追い込んでおく」みたいなやり方をします。そうすることで、それがあたり前になって、マラソンと同じで「いつまででも走っていられる」みたいな状態になります。


今、わたしはブログを毎日書いてみて「楽しいな」と思っているのですが、これは以前「Spotlight」というメディアで千本ノックした成果なのではないかと思っています。

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Spotlightは、サイバーエージェント(アメブロの会社)が運営しているニュースキュレーションメディアで、「Amebaみんなの編集局」と総称して、一般人から専門ライターまでみんなで記事を書いて寄稿するシステムです。
※実際にはSpotlight以外のメディアにも自由に寄稿できるのですが、わたしは女性向け記事とかバズらせる系の記事が得意じゃなかったのでSpotlight一本でした。


このサービスが始まってわりとすぐの頃、わたしはこれに応募しました。素人でも「ライター」としての報酬がもらえるということがすごく魅力的に思えたからです。今からNAVERまとめに参戦するよりいいかも、くらいの気持ちでした。

どんな基準でライター認定しているのかはわかりませんが、わたしは当時アメブロでブログを書いていたり、別のメディアで記事を書いた経験があったため、すぐ「お願いします」のメールが届きました。

すぐにマイページにログインできるようになり、記事更新のやり方を覚えました。ユーザーインターフェースの面でいえば、ものすごく使い勝手が良かったです。スマホでも結構書けました。

で、本腰入れて記事書き始めたんですけど…



いや~~~~キツかったです。



何がキツかったかって、報酬をもらえるラインまで上げるのがものすっっっっごく大変でした。

応募すれば誰にでも開示されている情報なので、ある程度ざっくり書いちゃっていいと思うのですが、そもそもここの報酬システムは、1PVでいくらとか、1記事いくらとかじゃないんです。ライターランキングみたいなのがあって、毎月そこで1位の人が10万、2位の人が5万みたいな感じ、と【相対的報酬】が決まっているんです。ランキングはPVによって付与されるポイントで決まります。

そのほかに今週のノミネート記事になると賞金がもらえたり。


そもそも、Spotlightってニュース記事を自分なりにまとめたり、新しく日本に上陸したサービスを紹介したりするサイトです。情報は毎日のように新しくなるし、人より早く情報をキャッチして記事にしないといアクセスを集められない。(上位に上がれない)

いつも上位にいるライターさんの中には海外在住の方もいて、その方の書く記事はいつも【新しい】。日本語しか使えなかったら一生知らなかったような面白動画やビックリ動画、泣ける動画とかをバンバン上げてくる。さすがにこれは真似ができません。

なのでわたしは身近なところで、日々ネタ探しをしながら生きてました。ほっともっとで新しいお弁当が出たらすぐ買って食べて紹介記事書いて。コンビニスイーツも新しくできたお店もすぐ「取材」(笑)当時のわたしはキモチ悪いくらい何事も「取材」みたいに生きてました。

お昼に入ったラーメン屋さんで「いつ頃からこちらでお店されてるんですか?」と聞くわたしを見て「なにやっとんじゃwww」と同伴者につっこまれたこともありました。ガチで恥ずかしいやつですね。。黒歴史確定じゃないですか。いつもどこでも取材ごっこw←あー言っちゃった



ただですね、そこまでやったのは今となっては無駄じゃなかったかもって思ってます。ズバリ、書くの速くなりました♪ 当時は毎日8時間×週4くらいで現場に出ていて、繁忙期なのでそれ以外の日も打ち合わせやら何やら、結構忙しかったんです。それを何とかこなして、スキマ時間で最低1日1記事アップしてました。

ネタが切れると書けなくなるから、ネタがあるときは1日2~3記事アップもザラ。休みの日は一日中書いてる。5記事とか書く。
そのくらいがんばって、なんとかその月は10位以内に入ることができました。報酬ももらえることが確定しました。自分の書いた記事が5万PVとか20万PVとか読まれていることは、確かな快感でした。あれ、やばいですね。悪魔的だっ…!!(カイジ声)


…ただ、それをずっと続けようとは思いませんでした。


Spotlightは面白い記事が確かにあるし、好きなライターさんも何人もいます。
でも、常に「順位」で仕事の評価をされるかたちが、わたしにはちょっと重かったです。相対評価を気にする人の心理を巧みに突いた「書かせ方」だと思いますが、わたしは、ライターとは「編集者がいけると思った人に書かせて、一本いくらの単価がある」世界であってほしかったのです。競い合うのは仕方ないし、同じテーマで書いても切り口も出来上がりもすごく差の出る世界だということも理解しています。素人がつべこべ言うなと言われても仕方ないです。

ただ、あの構図で報酬をもらうシステムが、今後ライターの単価を下げるひとつのきっかけになるんじゃないか、と怖くなったのです。ライターと言う職業ののれんもくぐっていないわたしが、怖くなったのです。

文章が安売りされるのを見たくない、という気持ちかもしれません。



わたしは接客業を生業にしていますが、わたしの接客を『何台売れたか』という基準だけで評価される仕事はつらいです。たまに腕試しにそういった仕事も請けますが(一台も売れないと、いくら丁寧に接客して、翌日買いに戻ってくれたとしても、当日販売0なら報酬0)、接客でも、このやり方は疲弊します。


書くことについても同じだと思います。まだ「いつかは書くことで食べていきたい!」と思っているだけの人間だけど、文章が安く取引されることは嫌です。しかも、先ほど挙げた接客の仕事なら、たくさん売れればたくさん稼げますが、Spotlightの仕組みだと、どんなにPVが多くても、一位の賞金以外はもらえないということになります。モチベーションが保ちにくいですよね。

正直、もしSpotlightで本気で頑張って、0が一個多い金額がもらえていたら、わたしは仕事をやめて本気で書くことに専念したかもしれません。※わたしのレベルじゃ無理、等は理解しています、webライターの単価が低いことを問題提起したいのです


…こんなことを書いていたら、すごく面白いブログを発見して、まさにそうこれ! という感じなので貼らせていただきます。


そうそう、まさにこれやねん!(タイトルに感化されとる…)という内容です。


また、こんな記事も。。こちらは結構編集局に対して手厳しい。
確かに一記事一記事目を通してもらっている(編集チェックが入っている)感じではないです。ただし「以前の記事のここは、こういう切り口で書いたら面白かったです」みたいなアドバイスのメールが突然来たりして、定期的に読まれている感はありました。

著作権についての講習は、確かに必要だなと思います。わたしもそれで何度も問い合わせしました。調べてみたけどこういう理解でいい? これならOK? と。聞けば答えてくれました。

www.asuka-xp.com



いろんな意見がありますが。


わたしはやってみてよかったです。こういう世界があるということを知れたし、毎日が取材、アンテナピーン! の毎日は死ぬほど楽しかった! 今、生業になるのは接客かもしれないけど、これからやりたいのはこういう仕事なんだ! って開眼しましたよ。

 

そして、接客以外で自分にできることをみつけて、両方の能力がシナジーを発揮するような、あと一本の柱が欲しいと本気で思いました。

 

 

ともあれ、何かをやる時には『短い期間でもいいから、集中的にやる』のが効果的だと思います。その期間は報酬が~とか使い捨てされてる~とか言わずに、その世界を知るために必死でやる! そういう場だと思って新人ライターが門戸をたたくのは、悪いことじゃないと思います。

その後の進む道自分で切り開く!

進ぬ!!!!!