接客業は卒業したよ! あけすけビッチかんどー日記!

接客業歴15年のかんどーが綴る、あけすけな日記。人生はチキンレースです。一歩引いた方が負け。たまに小説を書きます。お問い合わせはsaori0118ai2あっとまーくやふーめーるまで。

今までで一番熟睡できたビジネスホテルをご紹介します

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こんにちは。貫洞とかいてカンドーです。仕事は接客、趣味はジョギングと読書です。

とうとう6月になっちゃいました! もう一年も半分くらいなんですね。早い…‼︎ 


さて、わたしはビジネスホテル愛好家です。各地のビジネスホテルに泊まるのを楽しみにしています。出張大好きです。出張じゃなくても、ちょっと遠いところに遊びにいくときなどは、前日から前乗り(前泊)して行くことが多いです。

ビジネスホテルって、ひとつひとつ本当に個性豊かで面白いんです。
参考までに過去記事を貼っておきます。

 

keisolutions.hatenablog.com

keisolutions.hatenablog.com

 

「絶対泊まっておきたいホテル厳選ベスト3」は、超おすすめのホテルなのでぜひ一度泊まってみてください! 



なのですが。



別の視点で考えると、過去最高に良かったホテルが別にあるのですよ。


どれだけ熟睡できたか?

その観点だと、ダントツ1位のビジネスホテルがあります。
もう、何かおかしいぞここ!? っていうくらいコーーンと眠りに落ちてしまったホテルです。読みたい本もあったし書きかけのメールもあったのに、すべて忘れてコーーンと眠ってしまったホテルです。後にも先にもあんなとこ初めてでした。



そこは、ビジネスホテル印西 というホテルです。
千葉県にあります。成田線「木下(きおろし)」駅徒歩5分くらいです。


このホテルは、観光地でもないし正直豪奢でもありません。※清潔ではありました。フロントも常に人がいるわけではなく、何度か呼ぶと「はーーい」っておばちゃんが出てくる感じの、家族経営的ビジネスホテルです。

外観はこんなかんじです。

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…ちょっとやばそうでしょ?w
近づいてみます。

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ちなみにここ、フロントに行く前に玄関みたいになっていて、みんなそこで靴を脱いで上がります。昔のホテルってそういうところあった気がする。今でも地方でたまにそのオペレーションが残っているホテルを見かけます。まさか千葉でも残っているとは…!


さすがにフロントのおばちゃんの写真は撮れませんでしたが、とても感じのいい方でした。「予約したカンドーです」と名乗ると、

「ああ、カンドーさんね、電話くれたわよねー。遅くまでお仕事ご苦労様ねー」

と言いながらソファを案内してくれて、そこで記帳させてくれました。

この時点でかなり恐怖心(やばいところだったらどうしよう)は無くなっていたのですが、お部屋に行くまでの道のりがちょっと怖かったです。初めてのホテルは大なり小なり不安はあるのですが、立地的に静かなところにぽつんとあるホテルなので、格別でした。

廊下はこんな感じ。

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…ちょっと、不安になりました。
女一人で泊まるのはいかがなものか…と。

お部屋のドアを開けます。

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なんか懐かしい


お風呂は清潔なユニットバスで、部屋は無臭。築年数はそこそこ経っているのに、清潔感のあるお部屋でした。テレビは小さいけど薄型液晶で邪魔にならない。作業机もあるし収納も多い、メイク用の鏡もあるので朝の準備もスムーズにできそうです。

作業机にはこんな気遣いが。

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バナナwww

 

 

ビジネスホテルでバナナを置いてるところは初めて見ました。
でも、よく考えたらわたしは朝食なしの素泊まりプランだったし、ビジネス利用で翌日も仕事だったので、朝はパパっと食べられるものがいい。この気遣いは最高でした。バナナアレルギーで食べられなかったけど気持ちがうれしかったです



そして、まさかあんなに熟睡すると思ってもみなかったので、写真も撮っていないのですが、ベッドがすごかったんです。

上の写真の通りの普通のベッドなんですけど、固めだけど嫌な固さじゃないマットレス。その上に、オレンジ色の毛布(けばけばしてる、ザ・毛布! ってやつ)がかかっていて、その上に薄めのお布団がかかっていました。

まだ少し肌寒い4月、この毛布と布団のコンボがぬくぬくして、最高に気持ちいい…! (最近では「布団の上に毛布をかける」というやり方も浸透しているようですが、日本では昔から「まず毛布、その上に布団」という家庭が多い気がします。子どもの頃は自分の家も、友達の家に泊まりに行ったときもそうでした)



お風呂上り、まだ体がホカホカしているうちにベッドに入ってみると



「あぁ、ぬくぬくしてあったかいなぁ…」


「毛布の肌触りが懐かしいな…」


「ちょっとだけ目をつぶっちゃおうかなぁ…」




………



………




お約束ですが、そのまま朝になってました。



お風呂の電気はつけっぱなしでしたが、他の電気はつけていなかったので無問題。ここ数年で一番熟睡できたんじゃないかというくらい、熟睡しました。


未だにあの熟睡は謎なんです。


「誰かの家に泊めてもらっている感じ」が良かったのか、それとも毛布の肌触りが良かったのか…


チェックアウトのとき、フロントの方と世間話をしたのですが、昔は印西のあたりはゴルフ客でごったがえしており、ゴルフの後はみんなで飲んで、ビジネスホテルへ泊まっていく…という流れがあったそうです。今は飲酒運転も厳しく取り締まるようになり、不景気もあいまって、泊りがけでゴルフをする人はほとんどいないそうです。

常連のお客さんが泊まっていったり、近所の人が法事をするときに親戚を泊めたりといった感じの使われ方をしているようです。

このホテルは正式なホームページもありません。予約も電話でしました。
確か一泊5千円ちょっとだったと思います。お風呂・トイレ無しの部屋だと500円安いそうですw ちょっと大きめの湯船の共同のお風呂があるそうです。

ご興味のある方はぜひ一度泊まってみてください! 


不思議なホテル体験でした。

地方の飲食店はガンバっていると思う、という記事を以前書きましたが、それと重なる部分がありました。このホテルは多分、すごくガンバっているんだと思います。

 



人間って何が幸せなのかを改めて考えさせられました。

豪奢なホテルでも、熟睡できなかったら昼間元気に動けないですもんね。
このホテルは「きちんと休める」ホテルでした!

これからもいろんなビジネスホテルを体験してみたいと思います。
来週からは一人海外です! もちろん向こうでも、ビジネス客向けのホテルに泊まりますw 豪華リゾートより、暮らすように泊まりたいのです。


また良いホテルを見つけたら書きますね。
では、また♪