接客業は卒業したよ! あけすけビッチかんどー日記!

接客業歴15年のかんどーが綴る、あけすけな日記。人生はチキンレースです。一歩引いた方が負け。たまに小説を書きます。お問い合わせはsaori0118ai2あっとまーくやふーめーるまで。

屈託の無い笑顔で笑えているだろうか?

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多分、笑えていないだろう。



接客中は必ず、お客さんを一度は笑わせるように心がけているし、仕事で出会う人たちもイイ人ばかりで毎日がとてもとても楽しい。



だけど、屈託の無い笑顔はもう、なかなかできるものじゃない。



わたしの周りには、屈託の無い笑顔ができる人がふたりいる。ひとりは、自分の価値観をしっかりと持って、たくさんの自然に囲まれて生きているN氏。わたしの一番の友達だ。もうひとりは、最近会わなくなってしまったけど、やっぱり自分の価値観と好きなものを信じて突き進んでいる人だ。

ふたりには共通点がある。


・組織に縛られることを嫌う
・価値観が合う人たちとはすぐに打ち解けて「仲間」になる
・一人で行動することが多い 一人になることをこわがらない
・人を学歴や職業で判断しない 感性で判断している
・お金に執着していないのに、お金に困らない
・洋服をほとんど買わないしおしゃれもしないのに、凛とした雰囲気がある


この二人の笑顔は、格別だ。


なんていうか、この世の幸せをぜんぶギューっと濃縮してぱっとはじけさせたらこうなるんじゃないか、っていう、太陽みたいな明るさで、小動物や子どものようで、まったくこちらの戦意やら策略をすべて無にして毒気を抜く、とんでもない笑顔だ。


N氏はいやなことがあると、目がきりっと真剣になるからすぐわかる。乗り気じゃないんだなーって。その逆で、楽しいときや心穏やかなときは、「くりっ」と音を立てて目が輝き出すから本当に不思議な人だ。



わたしがこんなことを考えるようになったのは、多分、人を「静止画」として見るようになったからだと思う。静止画として見ると、凛と美しい人や、ピンと張った緊張の糸が、なにもない空間に浮かび上がってくる。接客をしているときは、ピンと張った糸を見つけたら少しずつゆるめて、あるいは糸をぐいっとつかんでパッと手を離す。緊張の糸はすぐにゆるめるに限る。凛と美しい人がいたら、しばらく見とれる。だって美しいんだもん。なんか言われたらそう返すつもりでいる。



翻って、わたしはうまく笑えていない。多分。


いつも相手の顔色をうかがっているし、目の端で人がまだ見つけていないウォーリーでも探すかのように、仕事の時間は頭フル回転で接客をしたり商品カタログを見たりしている。きっと、目は濁っているだろうなと思う。


もっと純粋に、もっと本能のままに生きてみたいと時々思う。だけどもしそれをしたら、今の日本で接客業をするのは無理になるから、オンとオフみたいに使い分けなきゃだめなんだろうなって思う。だけど不器用なわたしは結局、翌日立てないほどに肉体を追い込んで走るとか、言葉が通じない海外に行くとかしないと、オフにはならない。


わたしは旅をするときはいつもひとりだ。


旅をしているときくらい、屈託の無い笑顔で笑えているだろうか?



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生理まであと3日。この変な雰囲気もあと3日でおわります。ほんとすみません。
あっ、仕事は接客業、趣味はランニングと読書の貫洞でした。


なにこの流れ。でもおわる。