接客業は卒業したよ! あけすけビッチかんどー日記!

接客業歴15年のかんどーが綴る、あけすけな日記。人生はチキンレースです。一歩引いた方が負け。たまに小説を書きます。お問い合わせはsaori0118ai2あっとまーくやふーめーるまで。

【接客】迷っているお客様に即決させるには?

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こんにちは! 貫洞です。先日、化粧品を買いにいきました。

※わたしは、他業種での接客トークをナマで感じたいので、洋服や化粧品等は「常連になり過ぎず、かと言って一見でも無い」付かず離れずな顧客として買いに行くことがほとんどです。

今回行った化粧品店は、デパートの中にあるお店です。商品はファンデーション。女性の肌を作るものですので、ツヤっとしたものや自然な感じのものなど、1つのメーカーでも複数の商品を出していることがほとんどです。

そのお店で、ファンデーションを一種類選んでつけてもらい(所要時間約15分)その後で「う~ん、どうしよう?」と迷いました。実際、別のお店にいけば、もっと似合う化粧品があるかも知れないし、今日は試供品だけをいただいて自宅で検討しようかなぁと思ったのです。

貫洞「う~ん、今つけて頂いたのも良いと思うんですが、もっといいものもあるかも知れないと思うと、決めきれない気持ちですねぇ…」
店員さん「そうですよねー。もう少しナチュラルなものもお似合いになりそうですし、うちのメーカーのものでも、あと何点か試してもらいたいのが正直なところですね」
貫洞「そうなんですよ…ナチュラル感のあるものも欲しいんです」
店員さん「ナチュラル感のあるものですと、こちらです。(瓶を出す)こちらをお求め頂いた場合でも、お化粧直しの時には、本日貫洞様にお付けしたファンデーションを使うんです」
貫洞「えっ?そうなんですか?」
店員さん「貫洞様に本日お試しいただいたのは、うちで一番人気の、メインのファンデーションとしても使えて、化粧直し用としても使える万能なものなんです。しかも、時間がたつほどに皮脂を吸収して、どんどんキレイに見えちゃうファンデーションなんですよ!」

…見事じゃないですか? この畳み掛け。

・お客様は「検討する」と言って今日は帰ろうとしている
・お客様は、別の商品も後日試してから決めようとしている

上記の状態を踏まえて、

・今日試した商品は、後日別の商品を選んだ場合にも使えるものであり、無駄な買い物にはならないことを伝える
・今日試した商品のプラスアルファの価値提案をしている

まいりました。
素晴らしい即決トークを聞かせてくれてありがとうございます。


※今日のたとえは、男性の方には伝わりにくいかもしれませんが、化粧品屋さんの接客としては、かなりの即決力の高さなのです




…その後わたしがその商品を買ったかどうか?

もちろん買いました! その方のおすすめしてくれる商品なら信頼できると思ったからです。3品購入したので、そこそこの買い物になりましたが、それ以上のものを得られたので、大満足です。

そして、そのファンデーションが、想像以上にキレイな仕上がりで、トークだけでなくお肌にも磨きがかかったのは、また別のお話…(笑)