接客業は卒業したよ! あけすけビッチかんどー日記!

接客業歴15年のかんどーが綴る、あけすけな日記。人生はチキンレースです。一歩引いた方が負け。たまに小説を書きます。お問い合わせはsaori0118ai2あっとまーくやふーめーるまで。

結婚って本当に「コスパ悪い」? 

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こんにちは。仕事は接客業、趣味はランニングと読書の貫洞です。


■「結婚はコスパ悪いからしない」男子急増中




今、そういう男子が増えているようですね。べったり頼られて自分の稼いだお金が目減りしたり、相手に気を遣って自分のやりたいことができなくなったりするのは、お金の無駄であり同時に「人生の限られた時間の無駄」ですよね。

ものすごくわかります。でも、本当に無駄なことだけでしょうか? 本当に「コスパ悪い」と言い切れるでしょうか?

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■コスパのいい人生とは?
コスパ=コストパフォーマンス。自分の時間やお金を相手とシェアすることに価値があると思えれば、コスパがいいということになりますよね。


結婚によってポジティブ
に生み出される価値を挙げてみます。

1.自分の子どもを産むことができ、2人で育てることができる
2.2人で共通の趣味や価値観があり、一緒にいるととにかく楽しい
3.パートナーの素晴らしい面から学べることが多い 自分が成長できる
4.パートナーに人生の素晴らしさを語ることでパートナーが成長するのを見るのが楽しい
5.友人、知人が倍になる(世界が広がる)

ネガティブを打ち消す価値も挙げてみます。

1.家事を分担することで半分でできる
2.どちらかが病気のときに助け合える
3.苦手なことを補いあいながら生きていける
4.世間に対し「結婚している人」という安心感を持ってもらうことができる


いかがでしょう? これだけでも充分コスパ良さそうだと思えませんか? 自分が苦手なこと(家計の管理とか掃除とか)を相手が補ってくれて、自分が得意なこと(面白いレジャーに誘うこととか料理がすきとか)で相手を喜ばせてあげればいい。



■「コスパ男子」が結婚しない理由

引用させていただいた記事には、いくつかの理由が書いてあります。ふたつを引用して考察してみたいと思います。

一つ目:「うまくいくかどうか分からないデート」にお金や時間を使いたくない

お金も時間も使わなくて良いと思うんですけどね。自分の好きな趣味にはどうせ時間を使うんだろうから、同じ趣味のパートナーなら時間の問題はクリア。お金についても、男におごらせるタイプの女子は最初から視野に入れなければ良いと思う。


二つ目:「告白してフラれる」「別れた後にSNSで過去の汚点が拡散される」といったリスクを考えて、最初から恋愛しないと決めている


これは納得。いろいろめんどくさいんですよね。恋愛だもん、自分のすべてをさらけ出してしまうし、それを拡散されたら堪らないですよね。付き合っているときは優しくても本性は違ったりしますからね。これはもう、相手を信じられるかどうか、腹をくくって相手と向き合えるかどうか。

ただ、ここで失敗しても人を見る目が養われるという別の価値が手に入りますから、闇雲に恐れなくても…とわたしは思います。


それだけの投資(時間、お金、気)を回収できるだけのメリットを感じない…そんなところでしょうか。




■じっくり考えた結果結婚しないのだとしたら

なんといいましょうか。「できちゃった結婚」などは「考えの浅い行動の」結果であり「コスパ悪いから結婚しない」は「じっくり考えた」結果である、そんな意識が蔓延しているような気がします。「考え無しの行動は浅はか」という概念。「リスクを考えて行動する」ことが素晴らしいという概念。

実際は、その人と連れ添うと決めたり、産むと決めたりすることも熟慮の上の判断なのでしょうけど。



独身という生活形態は確かに素晴らしいです。そこには自由があり、自分の人生を自分でコントロールしている達成感もありました。一人を謳歌していた時実際わたしもそう感じました。


対する「結婚」は面倒で息苦しい副産物がついてきます。相手方の親族との付き合いや、「夫として」「妻として」「父として」「母として」「親として」「保護者として」「家族として」その場に合ったふるまいをしなければなりません。

相手の気に入らないところが見えても、そうそう簡単に別れられるものじゃないし、結婚することより別れることが何十倍も労力を使うということも広く知られています。気持ちだけでなくお金の面でも、男性は慰謝料や養育費というリスクがありますね。


■結婚だけならそんなにリスクは無いかも
わたしも結婚は怖かった派なのですが、思い切ってしてみました。個性的な自分の苗字を変えたくなかったので事実婚にしました。

この「事実婚」というやり方、これすごく快適です。結婚式を盛大にやる必要もないし、今まで通り好きな相手と一緒に暮らしていればいいだけです。ご結婚されていますか? と聞かれたらはいと答えればいいだけ。

何より、パートナーと生活することで、なんとなくぼーっとしていた時間に情報のアウトプット、インプットをお互いにするようになり、知識量がかなり増えました

これは個人的なことですが、わたしは結婚にお金ではなく「相手から学ばせてもらえること」を第一に求めていました。これをかなえてくれたのが夫です。経済学、歴史、語学、芸術、書籍、車、ワイン、さまざまな分野の知識のシャワーを毎日浴びさせてくれる人です。

対する夫は、一緒に暮らす相手が自分と関わることで「変化を遂げる」姿を見るのが何より好きな人です。欲を言うともうすこし肉感的な体型でもうすこし上品な女性が良かったようですが(笑)


翻って、わたしにとって結婚は最高にコスパのいい人生経験だと胸を張って言えます。



…それはお前が女だから、たまたま「金」じゃなく「知識」を男から掠め取ったんだろ? と言われそうですが、知識なら男女関係無く、逆バージョンも全然あると思います。



■リスペクトしている相手と暮らす幸せ

リスペクトしている女性がいるのなら、その人と毎日情報交換する人生も思い描いてほしい。リスクと天秤にかける気持ちもわかるけれど、最愛の、しかも尊敬できる相手との生活がどれほどに素晴らしく、いとおしいものか。
一人で見る景色より何百倍も輝く世界や、一人で食べる食事より何百倍も記憶に残る食事の時間、何年も一緒に暮らしていてもなお感じる「相手をいとおしむ気持ち」。

今の時代、親戚づきあいや行事も地域によってはそこまでありません。仮にあったとしても、本当にリスペクトしている相手の歴史とも言える相手の家族であれば、少しは話してみたいと思うはずです。


親戚づきあいが面倒だと思うことも、たまには一人でふらっと旅に出たいことも、夫婦といえど財布は別にしたいことも、全部伝えて、それでも一緒になれる相手って必ずいると思います。

世の「コスパ悪い」と考える男子のほとんどは、物事を考えるのが好きなはず。考えているからそういう結果になったんだと思います。今、世の中がどういう状態なのか、そんなこと女子もわかってます。

それでもその状況下で最適に相手と自分を幸せにしたいと考えている。打算的な部分が多少あれど、幸せに生きたいという部分が重なるのなら、手を重ねてみてほしい。


お金ではなく別の価値交換をする「結婚」。



人生で一回くらいしてみてもいいんじゃん? 



…と、事実婚で家事もせず料理もせず子どもも作らず親戚づきあいもほぼせず、夫から知識を吸い取っている女が書いてみました。たぶん夫はわたしと暮らして、ちょっと楽しくなってるはずだと信じながら。


では、また。



要は結婚も悪くないぜって言いたかったんだぜ!
うまく伝わらなくても、それはそれなんだぜ! カオマンガイ!

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