こんにちは。仕事は接客業、趣味はランニングと読書の貫洞です。
昨日はこんな記事を書きました。会社を経営する重み、肩書きの重みが過大なストレスとなり、ついに死にたい気持ちにまでなってしまったことを吐露しました。
このブログを書く少し前に、わたしは夫にこの内容をすべて話しました。本当に死にたかったのだと。その時に、会話の中でキーパーソンとして出てきた人がいました。
N(エヌ)氏です。
N氏はわたしの友達ですが、特別な友達です。彼は、掛け値なしでわたしと付き合ってくれているのです。
これはネタですが、おごってほしいがためにわたしと遊ぶ友達も居ますw その人はまあそういうキャラというか、お金ありません! というキャラなのでこちらもおごる前提で遊ぶからいいんですけど、なんていうか、誰もがみんな多少の掛け値ありで人と付き合っていると思うんです。
誤解を恐れずに言うと、普通の人は多少なりとも相手のバックグラウンドを気にします。
わたし自身で言えば、会社をやっているということは、たくさんの人と交渉、相談を重ねて経営しているのだろうし、周囲の信頼も勝ち得て仕事をしているのだろう、と自然に思われています。社長という肩書きを見て、人はそう判断するのです。
実際、フリーターの時と今で、周りの人の接し方がかなり変わりました。こんなことならフリーターの時から1円起業して法人の社長名乗っとけば良かったと思うくらい、いろんなことがスムーズなんです。
翻って、N氏。彼は本当に人をバックグラウンドで見ない。その人の本質を見ようとするんです。曲がったことが嫌いな人だから、嫌なことは嫌ってはっきり言うんですけど、それは世の中とか誰かの意見じゃなくて、「僕は嫌」って言うんです。それが実に潔い。(ただし、彼が嫌と言ったら絶対に曲げませんから、意見の折衝はなかなか大変です。いつだったか、バーベキューで高い肉を買うか安い肉を買うかで言い合いになりました)
N氏について、夫がわたしに言いました。
「あなたは本当に会社をやめたくなって、やめてしまうかも知れないよね。そうなったら、悲しいけど、あなたの想像している以上に人が離れていくよ。新たにあなたと出会っても、何の肩書きも無いあなたには関心を示さないよ。
今のあなたは、曲がりなりにも会社を経営しているということで、たくさんの人と良い関係値が作れているんだよ」
夫は続けます。
「そうなった時に、N氏はあなたにとってかけがえのない存在だよ。あなたはラッキーだよ。あの人はきっと、あなたが落ちぶれてもお金が無くなっても、絶対にあなたを無視したりしない。ずっと変わらずに友達でいてくれる人だ。あなたには、人生でかけがえのない友達がいる。これは素晴らしいことだよ」
わたしはあらためて、N氏の行動を思い出します。N氏はわたしが多忙でメールも返せない状態でも、まったく責めることをしません。
「忙しかったんだね! ガンバだよ!」
とメールを送ってきて、そのままそっとしておいてくれます。そして季節が変わった頃、最高のタイミングで
「ねね、リスがたくさんいる公園を見つけたよ! 癒されるよ、行ってみない?」
と誘ってくれます。今まで、季節を感じられるお出かけを何度かN氏としてきました。それはとてもうれしく、あたたかくて、一日中喋っていたりしました。よく小説なんかで「仲のいい友達ができた」っていうシチュエーションがありますが、本当にあの感じ。会話が尽きない、仲良しの友達。
自然が大好きで、歌が大好きで、自由に生きることに一生懸命なN氏。
これからも一生の友達でいてくれたらいいな、とふと思いました。
掛け値なしの友達、みなさんは何人いますか?
なんだか自分語りですが、このまま行きます。(どこへだ)
それじゃあ、また明日!
☆今日の過去記事☆
おまけ
spotlightで昔書いた記事w ※わたしが書きました。