こんにちは。仕事は接客業、趣味はランニングと読書の貫洞です。
今日は、会社をつぶさないコツをひとつ、お話します。
ノウハウというほどのものではありません。ただ、これまで会社をやってきて、経営が危ないときが何度かありました。そういうときに必ず心がけていたことがあるのです。不思議なもので、そのあとは必ず持ち直すのです。
そのコツとは、仕事が減ったときこそ目の前の仕事を丁寧にすることです。
うちは零細企業です。社長もこんな器のちっちゃな人間がやっています。役員も、もともとどこかの企業で役員をしていたわけではありません。役員1年生から始めて、やっと4年とか5年とか、そのくらいです。
わたしたちの力では、世の中の流れとか、業界の流れにうまく乗れないことがあります。力及ばず、大きな仕事を逃してしまうことも。
しかし、そんなときでも仕事を頼んでくれるクライアント様はいます。一日だけとか、そういう仕事のこともありますが、絶対にそこで腐らないこと。実は、そういうときが最大のチャンスなんです。
だって、そもそもの期待値が低いので、そこでものすごくいい仕事をしたら、とても高い評価をもらえます。だからその一日は、きちんと自分の中で計画を立てて丁寧に仕事をする。現場での販売なら、いつもより少し高めのハードルを設定したり、いつもより更に早めに現場に行ったりする。
そうすると、その仕事は確実に次の仕事につながる仕事になるのです。その繰り返しを続けていくと、自分の中の「よし頑張ろう」のレベルが上がって、簡単に言うと「いつもスゴイ」人になれるのです。ぶっちゃけ、頑張らない仕事の仕方がわからないです。。
ある飲食店の話です。そのお店は安くて美味しかったので、わたしは週1くらいで夕飯を食べるために通っていました。ある日、いつものようにそこで夕食を食べていると、店内がとても空いていることに気づきました。お店ですから、混んでいるときや空いているときがあって当然なのですが、あまりに空いている。そう言えば、最近美味しくない。わたしは習慣でなんとなく通っていましたが、そのお店は、お客が離れてしまっていたのです。
そのときは、サービスもおざなりになっていました。残念な接客、残念な味、残念な連鎖でした。唯一良かったのは金曜の夜などでも確実に座れること。しかしあるレベルまで味が落ちてからは、さすがに行かなくなりました。
そのお店に行かなくなって2ヶ月ほど経った頃でしょうか。
お店の前を通りがかると、混みあっているようすが見えます。平日でもそこそこの混み方、金土は席が取れないほどに混んでいました。不思議に思って久しぶりにそのお店に入って食事をしてみると…味が戻っていたのです。サービスも戻そうとしている努力が見られました。違うお店みたいに、生まれ変わっていたのです。(店長やスタッフさんは同じ人ですが、何人か入れ替わっていました)
おそらくその飲食店は、コンサルを入れるか何か手を打ったと思いますが、手法はどうあれ、味を戻してサービスも戻して、それをお客に見てもらう一手(割引チラシなどですね)を打ったのだと思います。そして混みあっている様子をみて、あれ? と思った以前の顧客が戻ってくる…素晴らしい瞬間に立ち会いました。
あきらめちゃダメなんだなーって、思いました。
丁寧な仕事は、やり方さえ間違えなければ、必ず実を結ぶんです。
わたしの仕事に当てはめると、仕事が減ったときこそチャンスだと思うようにしています。そうでなきゃ、今請けてる仕事がなくなるたびに落ち込まなくてはなりません。そんな考え方は自分がきつくなるから、やめたほうが良いです。
ピンチはチャンス。仕事が減ったときこそ、目の前の仕事を丁寧にするチャンスだし、その仕事があたらしい仕事を呼び込む最大の営業になる。
うちの会社は、何度も傾きかけました。(さすがに最近は少し安定したけど)
そのたびに、「一度現場に入らせてください」と新規営業をしたり、以前のお客様に「もう一度仕事をさせてください」と営業をしてきました。そういうことを繰り返しているうちに、今の仕事(携帯販売)ではかなり強い会社になれたのだと思います。
もちろん、課題は山積みですし、これからやりたい仕事、立ち上げ中の企画もたくさんあります。 ただ、仕事の基本って、目の前の仕事を丁寧にすることです。そして、万一会社が傾いたときにも、それを貫き通すこと。ジタバタしないで丁寧に仕事する。
シンプルなことですが、会社をつぶさないための、わたしの理念です。
あと、会社ブログに変なことを書かないのも大事です。
それじゃあ、また明日!
☆今日の過去記事☆
追伸
昨日、バカなわたしにあたたかいブコメ、コメントを付けてくださった方、ありがとうございました。救われました。何事もなかったように接してくれるのも優しさだと思ってます、それもありがとうございます。仕切りなおしてぼちぼちとまた続けます。