接客業は卒業したよ! あけすけビッチかんどー日記!

接客業歴15年のかんどーが綴る、あけすけな日記。人生はチキンレースです。一歩引いた方が負け。たまに小説を書きます。お問い合わせはsaori0118ai2あっとまーくやふーめーるまで。

タイ一人旅6日目~象に乗ったらあそこが痛くなった話~

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こんにちは、タイ旅行中の貫洞です。






タイ一人旅6日目です!





■「象使い一日体験」に参加してきた


もう今日これだけです。他のこと一切してません。

象という動物が大好きで、象さんかわいい! っていつも思ってて、そんな象さんにたーくさん触れられる場所に行きたいなーと思って、ネットで一生懸命探しました。




Thai Elephant Home

※HPリンクになってます。興味のある方はのぞいてみてください。象さんの写真がたくさんあります!


チェンマイまで来てしまえば、象に乗れる場所はたくさんあります。どこで乗ろうか迷うと思います。

わたしは、丸一日自分の象を一頭きちんとあてがってもらえて、ゆっくり触れ合えることを重視して、こちらにしました。一人参加でも割増料金を取られないのも決め手になりました。(他の施設はそもそもツアー参加しか受け入れておらず、一人参加は2倍の料金でした)


こちらは「象使い1日体験」から、中期滞在までリクエストに応えてくれる施設。象にたくさん触れたいならここはイイです。ただし、HPは英語のみ。予約も英語でメールを書かなくてはなりません。しかし先方もタイ人の方で、英語は得意じゃないそうです。なので簡単な英語でやり取りができればOK! マイペンライよ~(笑)昼間だとメールの返事は早いです。ポンポンとやり取りして決済して、すぐに予約できました!


チェンマイ市内のホテルに泊まってれば、朝ホテルまで迎えにきてくれます。車で1時間ちょっとで着きます。

送迎、カメラマンが撮影した写真(すごいたくさん)、Tシャツ、お昼ごはん、泥パック、着替え、シャワー利用、バナナ代すべて込みで1万2千円くらい。朝8時に迎えにきて、帰りは17時にホテルに戻る感じです。

特に、カメラマンが写真を撮ってくれるというのは、一人参加にとっては非常にありがたいです! 写真のことを気にせず、ただ象を見て、象に乗って身をまかせていれば、帰りにDVDに焼いた写真がもらえるというw なかなかいいです。




■一日の流れ


ホテルに送迎に来てくれて、何軒か回って参加者をピックアップ。9時半くらいに現地到着。着いたらまず座学。


座学はすべて英語で行われます。象の種類やオスメスによる性質の違い、今日これから乗る象は何歳くらいで、象を動かすのはどんなポイントがあるのかを説明してもらいます。

自己紹介もしました。ブラジルの女の子二人組、インドネシアの一人参加の女の子、ウエールズのカップルさん、そしてわたしの計6人が今日のメンバーです!(ウエールズ人に会えるなんて、なかなか無いですよね)


ブラジルの女の子の一人、タバサは底抜けの明るさがあって、人を惹きつける女の子でした。本当に、太陽みたいに明るいの!   もうちょっと若いときにタバサみたいな子に出会って、違う種類の人生を歩んでみても面白かったな…と思ったら、ちょっとせつない気持ちになりました。わたし、ほんとはああいうふうに笑いたいんですよ。久しぶりに人に憧れました。


メンバー運はかなり良し!w



さて、場がほぐれたら、実際に象を動かすためのコマンドを習います。一日体験の人は5つのコマンドを覚えます。


「座れ(座らせないと乗れない)」
「起き上がれ(乗ったら起こす)」
「進め」
「止まれ」
「曲がれ(曲がる方向は耳を持って指示)」


ここまで何とか理解。全員が理解したら象のところへ行きます!





■10時、象さんにご対面


まずはバナナをあげて仲良くなります。そのあと、コマンドを何回か練習します。

近い…!

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※専門のカメラマンさんが撮ってくれた写真があるんですけど、DVDなので旅先ではドライブが無くて読み込めません(汗)今回はわたしのカメラで撮った写真のみで失礼します。





■10時半、象乗り開始!

ここから1時間くらい、象に乗って野原を歩き、川を越えてジャングルの中の山を登っていくそうです。ふーん楽しそう! と思って象に乗り、象が立ち上がった瞬間。


恐い

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高い。落ちそう。自撮りとかしてる場合じゃない。撮れたのこれ一枚だけ。景色とか見る余裕ない。ってか落ちる。マジ落ちる。象はまっすぐ歩かないし。。草とか食べようとしてユサユサゆれる。ジェットコースターかよこれ…。絶対落ちた人いる! と思ってもう不安全開でした。


…実はわたし、ここでギブアップ宣言してしまいました。。



わたし、軽い高所恐怖症なんですよ。。まあ、馬は乗れるし、象さん大丈夫かなーと思って気楽に考えていましたが、乗ってみたら高い高い。2階くらいの高さがありました。恐怖でお尻がふるえてしまって、上手に座れない。気を抜いたら落ちそう。マジ怖い。


普通の象乗りと違って、裸の象の首のところにそのまままたがって乗るのですが、つかまるものがないから不安定。象が歩くたびに揺れて、そのたびにお尻がずれて、正直落ちそうで、無理だと思いました。死ぬと思いました。


「すみません、降ろしてください(震え声)」


と言ったところ、象使いの方が困り顔で(そりゃそうだ)わたしの後ろに乗ってくれました。


「支えているから少し乗ってみろ」と。「もう少し前に行って、頭のこのへんを持ってみろ」、「体重を前にかけてみろ」、とアドバイスを受けて真剣にやっているうちに、なんとかバランスを取ることができるようになりました。少し楽しくなってきたところで象使いの方は降りて、そこからは一人で乗りました。


ちなみに、6人で参加しましたが、怖がっていたのはわたしだけです。。みんな気を使って話しかけてくれて、申し訳なかったなぁ。。



慣れてくると少し余裕もできて、写真も撮ってもらいました。ジャングルみたいなところを進んで、川を渡ったりもするのですが、下り坂や川では揺れて、やっぱり怖かったです。。上り坂や平坦なところはおおむね大丈夫でした。


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上り坂は笑顔。

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上り坂は、景色や周りの人を撮る余裕も!

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かなり長い時間乗って、山のてっぺんでお昼ごはん。タイの焼きそば「パッタイ」でした。これのほかにもち米のデザートや、竹で炊いたご飯などもいただきました。

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みかんは象にあげちゃったw
象かわいいんだもん。。みかんもあげていいって言われたんだもん。。


みかんみかんみかん!(わかる人だけわかってください)




この後、泥を顔に塗って泥パックしたり、泥を象にもかけてあげて、象の体を冷やしたり、川で象と遊んだり、もう盛りだくさんでした! 帰り道はとてもとても長い道のりを、ひたすら象に乗って進みました。

気持ち良かったですが、お尻がとても痛かったです。。(お尻っていうかあそこ周り)他の参加者の方もそこが痛いと言っていました。あそこ痛いよね!  みたいな。参加者6人中5人が女子だったので、途中からキャッキャウフフでした…(笑)

ガールズトークは国境を越えるな!←




■接客業的な観点でツアーを振り返ってみる

こんな時でも仕事、特に接客のことを考えてしまいました←

今回、6人のツアー客に対して各象に一人の象使いを付けていました。そのほかに全体を盛り上げるインストラクター、カメラマン、座学担当の方が一緒に回ってくれました。

実際に乗っているときは、インストラクターがとにかく場を盛り上げます。仕切りも彼。

泥んこになって遊ぶ場面なんかも、自然に泥のかけ合いになるような演出。食後みんなでゆっくりしているときに、自然に全員が輪になって風の中で語り合うような場所の演出。(参加者が好き勝手動いてるのを、招集をかけずに自然にひとつにするのって、テクニックがいります。リーダーシップにも通ずる)

このツアーはかなり緻密に計算されて、楽しませる工夫がされているように感じました。何度も内容を推敲したはずです。

わたしはキャンプのインストラクターをしていたので、なんとなく「あ、何かやろうとしているな」と演出が始まるのを感じます。ほんとは自然に参加した方が楽しいんだけどどうしてもこういうこと考えてしまう。


わたしが普段、現地ツアーに参加しない理由の一つが、こういうインストラクターの「演出」を参加者のスタンスで受け取れないことにあります。


長年接客をやってきて、その中には旅行業界の仕事もあったので、スタンスが完全に「楽しませる側」なんですよね。夫との旅行が楽しめない理由もこれです。


夫はフルサービス型の旅行を好むのですが、わたしは地図片手に自分で運転してどっかに行きたいんです。よほど専門知識が必要なものでもない限り、ガイドさんとかと一緒に行動したくないです。秘境とかではもちろんガイドさんを雇いますが、ふつーの場所なら一人で行きます。


だって、ガイドさんの目の配り方とか、行った先でのお店の人に対する態度とか(どのお店と契約してるのかとか、何で利益あげる仕組みなのかとか)、こちらに向ける視線の動きとか、仕事してるときみたいに観察しちゃうんだもん。。ほんとに疲れちゃうから無理なんです。


今回の象使いツアーでも、

自分だったらこういう演出入れてみたいな。とか、ここ上手いな。とか、このインストラクターはこの人を「落としどころ」にするつもりで運営しているな。この人のことは扱いにくそうだからあえてたくさん話しかけているな。とか。

自分がどういう客として扱われているかも態度ですぐわかる。相手も人間だから。


とにかくすごく「観察」しちゃうんですよ。。だから結果として「冷めてる客」と思われてしまうんです。たぶんわたしは扱いにくいお客だったと思います。。

ツアーの運営や一日の盛り上がりをどこに持ってくるのか、ここでどう来るか? と常に観察してしまいますからね。。正直、象だから参加しましたけど、普通の現地ツアーはこれがあるから参加したくないんです。頭の中が完全仕事モードになっちゃうんです。

実際、今回の一日体験でも、インストラクターさんが話しかける頻度の偏りが少し気になりました。

帰国後の自分の接客で、短時間しか話さないお客様でも、長時間話すのと同じくらい喜ばせる話術とは…なんて考えてました。答えは「相手の話したい話題を短く話す」です。自分の話したいことが話せれば、時間の長短でなく人は満足するから。

職業病ですなー。


タイ滞在中に、ツアー型のものはこれしか参加してないから大丈夫だけど、正直パックツアーとかだったら、すごく疲れちゃうと思いました。。サービス受けるのは完全に「勉強モード」になっちゃう。

…ひねくれ者ですよね。。なんかすみません。





■余談


象に乗るのも大変だったし、あそこが痛いし、会話が全部英語だったので大変でした!   正直、元気な人向けのアクティビティです。わたし個人としては、ハーフマラソンの大会の方が100倍楽でした。フルマラソンと同じくらい疲れました。やりきった感はもちろんあったし、象は最高にかわいかったのですが、体力的にはかなりきついです。



ちなみに、象と川で遊んでいるとき、象の下敷きになって溺れかけ、川の水をゴックンしてしまいました。。予想通り、ホテルに戻ってお腹を壊してしまいましたが、天然の下剤を飲んだと思うことにしますw   


あと、あそこがいたくなるので、カップル参加の方は、セックスを事前に済ませておきましょう。男性も少なからず痛くなるかも。

セックスは二晩はお預けになるでしょう。自慰は問題なし。



機会があれば後日、カメラマンの方が撮った写真も載せたいと思います。すごく綺麗な景色や象の写真があるので。

今日も長くなっちゃった!


それじゃあ、また明日!




☆今日の過去記事☆

 

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