こんにちは。6年前に禁煙して以来タバコを吸っていない、かんどーです。
職場に、タバコ休憩ってありますか?
わたしはクライアント様のところで仕事をするスタイルなので、そのクライアント様のルールにある程度あわせる形で休憩を取ります。
今、メインで入っているクライアント様は、そのあたりが非常にきちんとしていて、タバコを吸う人は合間合間にタバコ休憩に行けます。その代わり、メインのお昼休憩が、吸わない人より短く設定されています。
つまり、タバコを吸わない人は、吸う人に比べてお昼休憩が長く取れるんです。これ、すごくいい仕組みですよね。
何がいいって、平等感がいいんですよ。吸う人はお昼休憩が長いより、ちょいちょいタバコ吸いたい。吸わない人は、お昼休憩がゆっくり取れるから、タバコ休憩に行く人を気持ちよく「行ってらっしゃい!」って言えるんですよ。これは本当にいい。
◼︎わたしがタバコを吸い始めた理由
今だから書いちゃいます。わたし、21歳の時にある工場で働いてたんですけど、そこは喫煙者率がすごく高くて、休憩時間のほかにタバコ休憩がありました。当時わたしはタバコを吸っていませんでした。
勤務し始めてすぐの頃、工場のチーフ的な人がわたしに
「おい新入り、お前タバコ吸うか?」
と聞かれたので、いいえ吸いませんと答えたんです。そうしたら
「(ケッ、みたいな顔をして)じゃーそのままやってろ、おーいみんな、タバコ休憩いくぞー」
と、ほとんどの人がタバコ休憩に行ってしまいました。もちろんタイムカードも切らない、要はサボりです。それが日に3回ありました。他のラインはスイッチを切り、わたしのラインだけが無常にガタン、ガタンと音を立てていました。わたしは夜勤のキツイ勤務の中、適当にあてがわれる1時間の休憩時間以外はずっとライン作業にあたらなくてはなりませんでした。
「何これ不公平…!」
わたしはその日の勤務後、考えました。
そして翌日、出勤前にコンビニでタバコを買いました。人生で初めてのタバコでした。わたしは出勤してすぐ、チーフに言いました。
そして翌日、出勤前にコンビニでタバコを買いました。人生で初めてのタバコでした。わたしは出勤してすぐ、チーフに言いました。
「昨日は持ってなかったんですけど、実は自分もタバコ吸います。タバコ休憩行かせてください」
チーフは笑って
「なんだよー、言えば一本やったのに(笑)」
その日から、わたしは休憩ほしさにタバコを吸い始めました。どうやって吸うのかわからなかったタバコですが、女性なのでふかしている感じでもなんとか通りました。また、カゼ気味のときはふかす人もいるとか、いろんな吸い方があることを覚えました。
それから11年間、わたしはタバコを吸い続けました。
タバコを吸う人に休憩が多くもらえる職場にしか居たことが無かったからです。休憩したいから、吸っている方が得、ただそれだけの考えでした。
完全歩合制の仕事をしている時はあまり吸わなかったです。吸ってる時間取られるより、獲得して歩合を稼ぎたかったから。それでも、仕事終わりで事務所に戻るとみんなデスクでタバコを吸いながら報告や相談をする慣習があったので、手持ち無沙汰にならないよう、そこでもタバコを吸っていました。
それから数年後、夫と出会ってお付き合いし、やがて結婚の話になったとき。
「僕はあなたにタバコをやめてほしい」
真剣に、こう言われました。これは結婚の条件のようなものとして言われました。(夫はそうは言わなかったけど、多分そうだと思いました)
わたしはがんばって禁煙しました。それはそれは苦しい禁煙でした。隠れての喫煙も何度かありました。ニコチンガムもものすごい量消費しました。そんな苦労をしてでも、わたしはタバコをやめて、夫と結婚したかったのです。
それから11年間、わたしはタバコを吸い続けました。
タバコを吸う人に休憩が多くもらえる職場にしか居たことが無かったからです。休憩したいから、吸っている方が得、ただそれだけの考えでした。
完全歩合制の仕事をしている時はあまり吸わなかったです。吸ってる時間取られるより、獲得して歩合を稼ぎたかったから。それでも、仕事終わりで事務所に戻るとみんなデスクでタバコを吸いながら報告や相談をする慣習があったので、手持ち無沙汰にならないよう、そこでもタバコを吸っていました。
それから数年後、夫と出会ってお付き合いし、やがて結婚の話になったとき。
「僕はあなたにタバコをやめてほしい」
真剣に、こう言われました。これは結婚の条件のようなものとして言われました。(夫はそうは言わなかったけど、多分そうだと思いました)
わたしはがんばって禁煙しました。それはそれは苦しい禁煙でした。隠れての喫煙も何度かありました。ニコチンガムもものすごい量消費しました。そんな苦労をしてでも、わたしはタバコをやめて、夫と結婚したかったのです。
苦労のかいあって、わたしの禁煙は完全に成功しました。今や、吸いたい気持ちもなければ、人が吸っていても気になりません。完全に禁煙成功です。
翻って、タバコ休憩。
吸わない人からしたら、不公平でしかないタバコ休憩。もしもいまだにこんな古い慣習が残っていて、しかも冒頭で書いたような「吸わない人はお昼休憩長め」などの対処も取られていない職場があるとしたら、今すぐ改善が必要だと思います。
人って、不満があるとそこに意識が集中して、いい仕事ができないんですよ。
これから、仕事は嫌でもクリエイティブなものになっていきます。作業的な仕事はキカイやロボットに取られ、ヒトは脳を使う仕事へとどんどんシフトしていきます。そうなったとき、不平不満に脳の大部分を持っていかれている人を抱えてる企業は、衰退しますよ。
小さなことだけど、タバコ休憩について、きちんと向き合って解決しておいた方がいい。そしてそういう企業は他の問題も、きれいに解決していくでしょう。そんな風に思いました。
短いですが、今日はこの辺で。
それじゃあ、また明日!
☆今日の過去記事☆