こんにちは、かんどーです。
今日は久しぶりに虫以外の食レポです!
わたしは、夫と結婚するまで、カウンターで食べるようなお店は行ったことがありませんでした。
夫と結婚してからは、記念日には、回らないお寿司やカウンターの天ぷらなどに連れて行ってもらい、緊張しながら食べていました。何度行っても緊張してしまうのが悩みでした。夫も「リラックスしてね」と言ってくれましたが、緊張が解けませんでした。
それで、ある時初めて「鉄板焼き」に連れていってもらったとき、それまで緊張していたのが嘘みたいに緊張しなかったんです! 料理人の方とも普通に話せました!
鉄板焼きの料理人の方って、毎日対面で料理をするから、会話のノリが他の和食に比べてちょっと軽い。また、食材の説明などで、こちらが会話に参加する機会も多い。そして、食べている時間のエンタテイメント性が高いんですよね。
もちろんお寿司もエンタテイメントなのですが、鉄板焼きの場合、常にジュージュー音がしてたり、お肉を焼くときにブランデーをかけて大きく火があがったり、自然にわーわー楽しめるんです。いい意味で、高級店であっても居酒屋のノリでいける。味は最高でくつろぎやすい感じです。
以来わたしは鉄板焼きが大好きになり、ランチタイムに仕事関係の人と、初めての鉄板焼きのお店にも行くようになったし、旅先でも鉄板焼きのお店をチェックするようになりました。
鉄板焼きのお店で、ランチ4千円〜、ディナー1万円〜くらいの設定のお店だと、ほとんど外しません。きちんと美味しくて楽しい。もちろん、お店によって焼くものの特色やお店のカラーはありますが。
それで、鉄板焼きって、勝負デートにもすごく使いやすいので、今日は鉄板焼きの美味しさと、デートにおすすめの鉄板焼きのお店を、行ったことがあるお店だけですが、紹介します! お店はたくさん紹介するわけじゃないので期待しないでくださいね!
最後までお付き合いいただけたら幸いです。
鉄板焼き、最高です!
まず、一番よく行くお店を紹介します。ちょうど先日行ったので食レポ形式で。
行ったのは、東京ドームホテルの中にある「たん熊」さん。
ここは京都に本店がある日本料理のお店です。懐石料理のお店というイメージの人もいると思います。※写真撮影、ブログ掲載の許可はいただいております
東京ドームホテル内「たん熊」では、懐石を食べる場所と、お寿司カウンター、天ぷらカウンター、鉄板焼きカウンターがそれぞれ独立しています。懐石以外は全部カウンターです。落ち着いた会食がしたい場合は懐石にして、四人掛けのテーブルで向かい合っての食事がいいです。
お寿司は少し緊張します。天ぷらはなぜかノリが軽いです。鉄板焼きは元気な感じです。
東京、水道橋駅徒歩1分のところにある、東京ドーム横の細長いホテルです。
今回はもちろん鉄板焼きです。
コースのメニューは1万2千円から2万円くらいまであります。基本的には品数が変わります。あとはお肉のレベルが変わったりします。
一番お安いコースを頼んで、追加で食べたい一品をアラカルトで注文する、とかだと満足度高いです。(わたしは鉄板焼きでフォアグラ焼いてもらうのが好き)
お腹の空き具合によっては、完全にアラカルトで頼んで二人でシェアするのもあり。また、このお店は懐石料理やお寿司を、鉄板焼きに加えて単品注文して持ってきていただくこともできます。
今回は、急なお食事だったので、完全な空きっ腹ではなかったこともあり、アラカルトで頼みました。
まず、フォアグラを焼いてもらいました。
わたしはフォアグラが大好きです。(お料理はすべて鉄板からお皿に盛って供されます。当然ですがアツアツ!)
フレンチのフォアグラよりも大胆に、お箸で食べます。少し大ぶりだけど味は豊かです。鉄板の上で切ったフォアグラから、ソースにフォアグラの脂がしみ出しています。脂とソースの混ざったところが、愛おしいくらいに美味しいです。パンにつけて食べたくなります。
続いて、懐石料理の方から「すっぽん鍋」をお取り寄せ。
「たん熊」のすっぽん鍋は、かなりハイレベルなようです。テレビでも取り上げられてました。(ゴチバトルという番組です)ここのすっぽんは、温泉で育てられた特別なすっぽんです。滋養強壮に富むすっぽん。このダシの味には感動します。
鉄板焼きカウンターで懐石の一品を注文…こういうことができるのが、ホテル内の複合型和食の良いところだ、と夫が言っておりました。お刺身なんかもお寿司コーナーからお取り寄せできます。夫は食事をとことん楽しみます。
続いて、わたしはお肉の炙りを注文しました。これはコースにも組み込まれている人気メニューのよう。超絶美味しいローストビーフという感じです。じゅわーっとお肉の味が出てくる。添えてあるのは生ニンニク。このくらい強い薬味がよく合います。
夫も「美味しいね」と言って二人で食べました。
続いて、アワビ。夫は火を通したアワビが大好きです。「味が出るね〜」「ソース美味しいね〜」ほろ苦い肝も美味しい。
独特のバターソース、海藻をからめながら食べます。柔らかくてよく味の出るアワビ。クニュ、という歯ごたえとともに、海の味がじゅわーと口にあふれます。海のうまみがぎっしり詰まったアワビは、生よりも火を通した方が味がよくわかります。
そしてお肉! A5クラスの和牛です。今は仙台牛を使っています。
サーロインを頼みましたが、脂の感じがミルキーすぎず、くどくありません。もっと脂っこいのが好きな方もいるかと思いますが、わたしはちょうどいいと感じました。脂の部分はカリカリに焼いて添えてくれます。お酒を飲む方にはこれが最高のおつまみになります。
焼き方を聞かれたら、このくらいの火の通り方が良ければ「ミディアムレア」と言うと良いです。リクエストの多い焼き方のようです。お店のおすすめの焼き方も、このお肉だと「ミディアムレア」なのだそうです。
良く焼いてほしい場合は「ウェルダン」ですが、ウェルダンを頼む人は少ないようです。その分、焼いてくれる料理人の方は、ウェルダンを注文されると「おっ、通だな!」と思うそうです。
大き目のお肉なら、半分をミディアムレア、半分をウェルダンとお願いすることもできます。今回はやらなかったけど、以前お願いしました。ミディアムレアで、じゅわーと溶ける肉の脂もいいですけど、ウェルダンで、中まで火の通ったお肉をギュッと噛んだ時の旨味…これを最高級の和牛でやると、肉の美味しさを全部いただいた気持ちになります。たまにやるのがオススメ。
でも、せっかくの脂したたる和牛なので、基本はミディアムレアがイチオシです!
ちなみに、同じお肉を鉄板とは別で「炭火焼き」にして時間差で出してくれます。また違う風味、食感になります。じっくり焼き上げているので、外側がカリっとしています。でも中はしっかりミディアムレア。
書き忘れましたが、こだわりの塩、わさび、しょうゆ、おろしポン酢と一緒に供してくれますので、好きな食べ方で食べます。わさびと塩が美味しかったな。味変わりで、おろしポン酢で食べると口の中がさっぱりします。
あ、これを載せていなかった。
鉄板焼きでお肉を焼いてもらうシーン!
BURN!!
各カウンターで必ず一回はこれをやるのですが、やっぱり華やかです。
実はわたしの父はフレンチのコックをしておりまして。一時期、鉄板焼きのお店で腕を奮っていました。そのときの仕事がとても楽しかったようで、この「見せ場」にお客さんが喜んでくれるのがとても楽しかったそうです。
父は話上手で、初めてのお客さんには料理のことを。何度目かのお客さんには冗談を言ったりしながらお肉を焼いていたそうです。
ある日、とてもよく来る常連さんが、話に夢中になりすぎて声が大きくなったときなど、わざとこの「BURN」を大きくあげて、場を調整したりしていたそうです。お茶目でいたずら好きな父ならではのエピソードですが、相手を見てやっていたので怒られたりはしなかったようです。
長くなりましたが、鉄板焼きはとても美味しくて楽しいです。(割愛していますが、このほかにサラダとガーリックライスを食べました)
お祝いごとのときに、記念日に、ちょっと特別なデートがしたいときに。鉄板焼きは楽しいと思います。なんとなくですが、30代~のお客さんが多いです。最近は海外のお客さんも多いですね。
最後に、こちら以外で今まで行って美味しかった鉄板焼きのお店を書いておきます。お近くの方はぜひ行ってみてください!
多喜(池袋)
ここのおすすめは、何といっても「シャトーブリアン」です! シャトーブリアンは、お肉の部位の名前です。ヒレの中でもほんのわずかしか取れない特別な部位。普通のお肉より高くなりますが、絶対後悔しないレベルで美味しいです。
初めて夫に連れて行ってもらったとき、わたしはけちって普通のお肉にしたのですが、一切れ交換して食べてみてその美味しさに取り憑かれました。わたしもシャトーブリアンにすれば良かった…と泣いて後悔したことをよく覚えています。2回目以降は必ずシャトーブリアンにするようになりました。
このお店は20代のお客さんもちらほら。繁華街近いですからね。
ステーキハウス ハマ 目黒店(目黒雅叙園内にあります)
父に連れて行ってもらいました。とても落ち着くクローズドな空間で、貸し切りのような雰囲気でお肉を食べることができました。母と3人で行きましたが、焼いてくれる方の気配りがとてもやさしくて、安心して食べることができたのを覚えています。
父を料理人と見抜く目がすごかったですw 家族での食事にも鉄板焼きは盛り上がりますね。本職の父も満足のようでした。
ステーキハウス ハマ(六本木店)
目黒のハマが素晴らしかったので、系列店にランチで突撃してみました。
六本木っていうか乃木坂ですね。初見でしたが楽しく美味しく食べられました! 店内は目黒と違ってオープンな感じ。適度な距離感で座るので、デートの時なんかはこの、適度なオープンさがかえって良いのかもしれない。ランチタイムはわりと手早く供される感じです。夜にゆっくり来てみたいなあ。
喜瀬(沖縄リッツ・カールトンホテル内)
まず、雰囲気が良かったです。特に遅めの時間は落ち着いて食べられます。沖縄牛や沖縄の食材を使って、丁寧に焼き上げてくれます。夫が「もう一回食べたい」と言い、滞在中に2回行きましたが、飽きないメニュー構成で楽しませてくれました。
また、沖縄旅行に行った際、諸々の事情で豚肉が食べられない方にも良いですね。(沖縄で豚を食べられないと、食事に困ることがあると思います)
以上です!
サンプル数が少なくてごめんなさいっ。ほかにもいっぱい鉄板焼きのお店はあります。出張先でたまたま行ったお店もありますが、レポできるほどの記憶が無いので、再度行ったら改めてレポします。
さて、わたしは鉄板焼きのお店をきっかけに、対面カウンターでの食事で緊張しなくなりました。お寿司はまだ緊張しますが、前ほどガチガチにはならなく…なったかな? 鉄板焼きがわたしの「食の扉」を開いてくれたのは間違いありません。
気負わず、美味しいお肉が食べられる「鉄板焼き」今度の特別なデートにいかがですか? 我が家は先日行ったばかりなので、次は夫の誕生日に行こうかなと計画中です! 明日はバレンタインデーだけどお仕事だから、お食事デートはおあずけです。
それじゃあ、また明日!
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