こんにちは、かんどーです。
先日、こんな記事を書きました。
この記事にはコメント欄にも意見を寄せていただき、わたしの中の「神奈川感」が良い意味で大きく変わりました。
そう、心の奥にはあったんですよ。
「神奈川がそんなに良いの?」
っていう疑問符が。
それを読み取ってくださった清永啓司さんが、アンサー記事を書いてくれました。
元記事を読むとハラオチするのだけど、特にインパクトがあったのはここ。
神奈川県というより、自身のことを横浜や横須賀、逗子の人だと思っている。全国的に知名度の低い藤沢や厚木ですらそうだろう。だから「神奈川の人でしょ?」と言われると「ああ、うん、まあ日本全国を都道府県で分けると一応そうだけど・・・」と、ちょっと煮え切らない感じになる。少し違和感があるのだ。
あとここ。
神奈川から出たくないんじゃなくて「神奈川からわざわざ出る理由が無い」のだ。神奈川が大好きで、神奈川ラブで住んでいるわけじゃない。たまたまそこに生まれ育って、見渡したらとくに出る理由もないので出ないという人がほとんどだと思う。
ほとんど説明がついちゃいました。
わたしは「神奈川」を勝手に「横浜+湘南」というイメージでくくって話を進めていました。そこがそもそも違っていました。逗子の人、小田原の人、川崎の人というイメージも同時に持っていたら、この記事は書かなかったと思います。このあたりは本当、思考の幅が狭いなぁと自分を省みる反面、新しい目線に切り替わって良かったという安堵もあります。
清永さんは以前の「ジモティー」の記事でも言及記事をあげてくださり、そのおかげでわたしのエントリがまとまった気がしました。
ブログはブコメで完結するという言葉があるけれど、わたしのブログは清永さんのアンサー記事で完結するのかもしれない。って、頼る気満々なのは良くないですねw わたしの記事内でハラオチできるような記事を書けるよう意識します。(でもこのアンサー記事がとても面白いのは事実。いただいたときのハラオチ感が半端ない)
あと、ブコメ欄で印象的だったのは、
・神奈川在住者にとって「池袋」は「なぜ池袋? 新宿とか渋谷とかあるじゃん」な町
・(神奈川のある場所は)都会の良さと田舎の良さを兼ね備えている
・「神奈川」とくくるのは無理がある。湘南、横浜、川崎で全然違う
・(個人的に自分は)神奈川の人の「地元好き」感が苦手
・神奈川にはダークサイドな面もある
・「ジモティー」であることにコンプレックスを感じる必要がない街
このあたりでした。もっといろいろあったんだけど、まとめるとこんなかんじ。
あとは、変に神奈川を「意識高い街」みたいにくくらないでほしいというメッセージも伝わってきました。住んでいる人は、神奈川にアイデンティティを感じているから住んでいるのではなく、便利だからとか、そういう理由で住んでいる人も多いよ、と。もちろんわたしが記事に書いたような「海が好き! 神奈川が好き!」な人も実際にいるだろうけど、と。
他県についての意見も多くいただきました。愛知や沖縄も地元愛がすごいとか、福岡や富山も満足度が高いとか。静岡、という声もちらほら。しぞーか。
こうして外側から神奈川を見て、ポンと思ったことを書いてみましたが、実は書き終えていろんなレスポンスをいただいて、とても大きく気持ちが揺れ動きました。
神奈川に住んでみたい
※画像はイメージです
結局わたしは、滞在した土地に対して愛着を持つようなところがあります。過去に長期出張で滞在した町は、例外なく愛着があります。行ったことはあっても住んだことはない町に対しては、つい「外からの」意見を言ってしまいます。しかし、1週間でも1ヶ月でも、滞在した町については、滞在期間が長ければ長いほど「内側からの」意見を言えるようになっていくのです。
わたしは旅をするとき、なるべく1週間、おなじところで滞在して、暮らすように旅をするスタイルが好みです。本当は1ヶ月行きたいですが、仕事上それは難しいので今は一週間単位で行っています。
ヘルシンキで1週間、現地のマラソン大会に参加したり、タイのバンコクでは、落ち着けるホテルで朝晩近所の公園でやってるエアロビクスに参加したり。観光もするけど現地の人の暮らしのリズムを肌で感じたくなります。
翻って、神奈川。
1ヶ月くらいここを拠点にしてみても面白いかなとふと思いました。すぐには無理だけど(仕事で千葉に行くことが多いので)、折を見て試してみたいと思います。安いビジネスホテルの長期ステイか、ウィークリーマンションでやってみたい。
神奈川の人と遊びたい。ふつうに遊んでみたい。いつも遠くまできてもらっている彼女の町へわたしが出向いて、ふつうに仕事帰りに遊んでみたい。彼女とLINEとかして、近所の友達っぽく暮らしてみたい。ああ、なんだかドキドキしてきた。(変態…)
そうそう、そもそも神奈川のことをブログに書いたきっかけは、絵に描いたような「神奈川大好き!」な男性のことを思い出したからです。
手が、とてもあたたかい人でした。
家族を大切にしている人でした。
趣味にたくさん時間を使う人でした。
仕事が丁寧でお客さんから愛されている人でした。
駅の雑踏で「ん」と手をつないでくれました。それだけでした。
あの人にまた会いたいか、と聞かれると正直会っても気まずいです。でも、あの人の持っている愛は、必ず誰かを幸せにすると思います。あの人の家族の優しさは、凍り付いていたわたしの心を、やさしく溶かしてくれました。照れくさい「家族」がそこにありました。照れくさいけど、あたたかかった。
もう、あの頃に戻ることはないし、あんな気持ちになることもないと思うけど、あの人に案内してもらった神奈川のいろんなところを、もう一度訪れてみたい。暮らすように神奈川で生きてみたいと思いました。
せっかく日本に生きているのだから、1ヶ月くらい違う生活をしてみたいな…なんて贅沢な想像をしている夜更けなのでした。
それじゃあ、また明日!
☆今日の過去記事☆
そしてこれに対する清永さんのアンサー記事がこちら。
すごくハラオチしました! わたしもこんなふうに、読んでくれたひとがハラオチするような記事を書けるようになりたい。それまではアンサー記事で補完してほしいなーなんて
いやほんと、書いていくことで未来が変わっていくような気がします。
奇しくも「未来は変えられるの?」という終わり方でおわってみます。