こんにちは、かんどーです。
今日は、「リンゴ日和」さんのことを書きます。
実はまだ彼女がはてなにいるとき、わたしは「リンゴ日和」をほとんど読んでいなかった。
理由は簡単だ。わたしに子どもがいないから、共感できるポイントが無かったのだ。
「わたしがねちゃっても、ちょっとでいいからだっこして」というのはキャッチーなセリフだと思うが、これを本当に子どもが言う場面が、わたしには想像できなかった。自分の幼少期を省みても「子どもは、もう少し子どもっぽい駄々をこねるのではないか?」と思うだけだった。←わたし多動でスイッチ切れて眠るまでひたすら動いてたから
…ただ、これはわたしが共感できなかっただけ。
ためしにこれを犬に置き換えると、泣けるくらいしっくりくる。(わたしは実家で犬と亀を飼っていた)
わたしが大きなラブラドールレトリバーを2頭飼っていて、うち一頭が「ママ、わたしが寝ても、なでていてね」と訴えるように体を寄せてきたとしたら、涙がこぼれるほどにうれしい。いじらしい。犬の可愛らしさを分かち合える。つまりそういうことだ。人は、経験のあることにしか自分を重ねることはできない。想像力で補えるのも限界がある。
子どものちょっとしたかわいいしぐさは、子どものいる人にしか心底伝わることはない。ただそれだけのことだ。キャッチコピーも、犬に置き換えると可愛らしいと思える。きっと、子どものいる人にとっては、面白いブログだったのだと思う。
さて「リンゴ日和」はもう、はてなではない。
彼女は今、ライブドアブログで戦っている。
戦っている、と表現するのは、わたしが書き手を見て勝手に想像しただけだ。ひーたむさんは、きっと戦っている。誰と? それはきっと、表現する自分と。そしてほかのブロガーと、編集者と。次の書籍化とさらなるステップアップに向けて、戦い続ける日々なのだと思う。
ここで本題に移ろう。
ひーたむさんは「リンゴ日和」をライブドアブログに移して大成功だったと思う。その理由を考えた。
単純明快だった。
彼女は、一番面白いコンテンツを、ちゃんと「取って」おいた。移転という荒波の中でそれを強みに、さらに出力を上げ、はてブも集めつつ、ライブドアブログの運営者が求めるアクセス数をたたき出したと思う。(想像です)
彼女が隠し玉として持っていたのは、「ママ友」「PTA」などの人間関係ネタだ。これは大人向けのネタとなる。「かわいー」なんてブコメでは終わらない。議論の種にもなりうる深い記事だ。そして、こっちならわたしも興味が持てた。だから最近はTLで流れてきたら読むことがある。前はなかったのに、興味を引かれたのだ。つまり、子どもがいる、いないに関わらず引きの強いコンテンツを、今出してきたことになる。
これをはてなで出し切らず、持って移籍したところが素晴らしい。
はてなでのアクセス、注目に目が眩んだら、味変わりのネタとして、すぐにでも出したくなるネタだろう。
わたしは「リンゴ日和」が好きでも嫌いでもない。ただツイッターのタイムラインに流れてきたら目にする、それだけだ。
しかし書き手としての彼女は、移転に際し、自分の中の「勝負コンテンツ」をじわじわとあたためて、何回分かの連載にして、あらかじめライブドアの編集者に見せていたと思う。そのコンテンツが面白かったので、たぶんライブドア側も受け入れを決めたのだと思う。
書籍を読んでいないのだけれど、もしかしたら書籍用のネタだったのかもしれない。また、はてなにいたときも、ママ友ネタなどを描いていたらごめんなさい。よく読めって話ですわな。。)
あなたは、ブログ移転の打診が来たとき、ここぞというときに勝てる、あなただけのコンテンツを持っていますか?
わたしはこの件をきっかけに、自分の「勝負コンテンツ」って大事だなと思いました。わたしの場合は、接客業とエロですね。このふたつは、大切に書き続けたいし、ネタの枯渇なんてありえないくらいに、潤沢な書き手でありたい。
ひーたむさま、あざやかな移籍劇を見せてくれてありがとうございました。
新天地でもご活躍くださいませ。
それじゃあ、また明日!
★今日の過去記事★
毎日更新は、毎日書くこと。こんなに素晴らしいことはほかにないと思ってる。
今は接客業コラムだけ、楽しいお仕事としてやってます。
そーいえばわたしも電書出したことあるんだよ!