この年になると「夢」という単語に「未来への夢」という意味はあまり感じない。それよりは夜見る「夢」にウエイトを置いている。今の精神状態を分析したり、自身をコントロールすることの方が重要になってくる。
もう浜松町で必死こいて働いたり、新橋で自分を探したり、六本木に過度な期待をすることはないのだ。
わたしはもう、かなりの老人だ。
★★★
二本立ての夢を見た。映画じゃあるまいし、二本もぶっ通しで観させるな、疲れるだろと思ったけれど、勝手に見るのでしょうがない。
その日の夢、一本目は「たこ焼きを焼く夢」だった。
夢の中でもわたしはやっぱり仕事をしていて(←www)、たこ焼き屋でアルバイトを始めた。始めは接客担当なのだけれど、休まず通っているうちに人間関係も一回りして(アルバイトなので入れ替わりが早い)、わたしもたこ焼きを焼けるようになった。練習を経て、いざ店頭でたこ焼きを焼く。過集中で焼き方をマスターした。
たこ焼きを焼いていると、時間はあっという間に過ぎていく。この時間が好きだ。
お客さんが買っていくのは横目で見えるけれど、わたしの視界には、ただ8面、およそ160個の穴があいた鉄板があるのみ。
鉄板の中に、売れ行きを見ながらたこ焼きのタネを流し込んでいく。小麦粉を水でといた中にさまざまな具材を入れたタネが、わたしの手で160個の穴にいきわたっていく。鉄板はみるみる戦場となった。すぐにたこを入れる。
8面の鉄板をフル稼働させると、わたし一人ではかなり仕事に追い立てられる。手が追いつかなくなるのだ。くるくるとひっくり返すのが、最後の方間に合わなくなる。鉄板の温度は調整できるが、おいしく焼き上げるためにはある程度強火で仕上げなければならない。友達とタコパしているわけじゃないおので、弱火でグダグダ焼いているわけにいかないのだ。
両手に持ったアイスピック状の鉄串でもって、器用にたこ焼きをひっくり返していく。
たこが、タネの中にふんわり包まれていく。たこ焼きという食べ物は、名前に「たこ」が入っているのに、表面からはたこが見えないように作るのが美しいとされる。作り手の力量が試されるところだ。
くる、くる、くる、くる、くる、くる、くる、くる。
ちょい、ちょい、ちょい、ちょい、ちょい、ちょい、ちょい。
ここまで一息。これを20回ただ繰り返していく。身体を元の位置に戻し、今度は仕上げの焼き上がりに向けて上下をひっくり返す。
ころ、ころ、ころ、ころ、ころ、ころ、ころ、ころ。
ころ、ころ、ころ、ころ、ころ、ころ、ころ、ころ!
息継ぎのタイミングはさっきと同じ。これは有酸素運動だ。わたしはここ(銀だこ)に入って4キロやせた。やせたまま戻る気配はない。
…という設定が盛り込まれた、ただ「たこ焼きを焼き続ける」という夢をみました。楽しかったですね。会社やめたら銀だこで働くかもしれません。運動にもなるし、良いよねw
アルバイトで下積みしないと焼かせてもらえない設定とか、時給が890円だったりとか、とてもリアルでした。一体どこでたこ焼き屋のノウハウを知ったのだか、自分でもわかりません。ですので鉄板とかそのあたりは想像で設定したことになります。ものすごくリアルな夢でした。。
確かに、先週1回「銀だこ」を食べたけど…
調べたら、「たこ焼き」の夢は吉夢らしいです。良いことが起こる前触れなのだとか。「たこ焼き 夢占い」というキーワードで調べるといろいろ出てきます。
話は戻りまして、この日の夢は二本立てでした。
もう一本の夢は、アレを食べる夢だったのです…
これ以上は書きませんが、「〇〇〇食べる 夢占い」で調べたら、とても金運が良くなる夢だということでした。
言うまでもありませんが、わたしの見る夢はアホみたいに詳細まで描写されます。体感としていつまでもわたしの五感に残るようなねちっこい夢です。ですので、たこ焼きのときと同じくらい経緯から経過、葛藤、味覚に至るまで細かく記憶しております。
まあ、こういう味なんだろうなと納得するような味でした。
(´;ω;`)
現場からは以上です。
それじゃあ、また明日!
★今日の過去記事★
文中、30代の女性が漏らします。
文中、タイで漏れそうになります。
文中、子ども時代のわたしが漏らします。