こんにちは、かんどーです。
着物に目覚めました。
それは突然でした。べつに何かあったわけじゃないんです。それまでも生け花を習っていたり、和のおけいこは経験がありました。着物を着ている人と接する機会もありましたが、なんとも思いませんでした。
それが、ある日突然、
「日常生活を着物で過ごしたら、今よりおもしろいんじゃないだろうか……」
そんなことを思い立ち、速攻で着付け教室を探し、通い、毎週のお稽古を受けて、約1か月で「何とか一人で着られる」ようになりました。わたしはフルタイムで仕事をしているため、毎日練習はできませんでした。毎日練習ができれば、二週間くらいで最低限の着付けをマスターすることは可能だと思います。
着られるようになってくると、困るのが「着物って高い」という事実……
そう、普通に買うと仕立てが入りますから、着物一着で十万はします。加えて帯。帯もそこそこのものを選ぶと二十万近くします。長襦袢(着物の中に着る、必須)、足袋(靴下では代用できない、必須)、草履(歩くために必須)などをそろえるには、
「とりあえず五十万くらいかかる」
のが普通です。このくらい覚悟しておいた方が良いと思う。
……ただ、わたしの目指すところは「普段着で着物を着る」です。ゆくゆくは上記で書いたような良い帯もほしいですが、もう少し気軽に始めたい。
そこで。
表参道に着物のお店(アンティークやリサイクル)がたくさんあるということで、早速行ってきました! 平日の12時に表参道へ到着!(表参道の着物屋さんは12時オープンのところがあり、わりとゆっくりなんです)
かなり楽しかったので、かんたんにお店の紹介をします。今回は取材の申し込みとかはしていないので、遠めに見えるお店の入り口のみのご紹介。あと個人的な感想です。
わたしは効率的に回りたかったので、事前に地図を書いて、ぐるっと回れるコースマップを作っておきました。スタート地点は地下鉄の駅から近いところにしました。
「明治神宮前」で降ります。
原宿、ラフォーレ前からスタート!
一軒目。
東急プラザ内にある着物屋さん
KIMONO by NADESHIKO
ラフォーレの向かい側にある東急プラザ。この中に着物屋さんがあります。この日はイベントをやっていて、店内撮影がしづらい雰囲気でした。。
作家さんが作った帯や、若い人でも着こなせそうなちりめん、訪問着などが飾ってありましたが、さすがに手が届く値段じゃないのでおあずけ。
小物だけ買いました♪
帯の前で留めれば技術いらずでかわいらしい帯留めと、猫ちゃんがついた足袋。どちらもセールで千円でした。
カジュアルに着物を着る日は、伸び縮みするこんな楽な足袋で過ごしたい。この足袋は、きっちりした席だとカジュアルすぎるかも。うまく使います。
ここから表参道方面へ歩きます。青山通り沿いにある
くるり
ここは「激安」とかじゃないです。上品な着物を、手ごろな価格で探したい人向け。良いものはそこそこの値段します。
品揃えのセンスが上品かつ流行を取り入れているので、定期的に寄りたいお店です。この日もセンスの良い半幅帯が二万以内だったので、次回買いに来たいです。
※半幅帯=普通の帯の半分の幅。カジュアルに使える。浴衣の時に結ぶのも半幅帯。
散策は表参道の奥深くへと進みます。
建物もなんだかシャレオツな感じ。この建造物、どこかで誰かと見た気がするけれど、気のせいだろうか?
表参道の奥の方、探さないと絶対見つからない場所にあるお店。
大山キモノ ちぇらうなぽるた
このお店は、入り口で靴を脱ぎ、スリッパに履き替えてあがります。
この時点で結構ハードル高いんだけど、着物を実際に着る人なら臆することなく入れそう。ここの魅力は、わたしにはまだわかりませんでした。きっと再訪します。(着物って難しいです)
ただ、琴線に引っかかるものが、ちょいちょいありました。ちょうどセールになっていた「羽織」がとてもおしゃれでした! モダンで即買いたい、8千円の羽織がありましたがこの日は買わず。予算は限られているので、羽織はもう少し着物の知識がついてから買います。
3月までは、外出時に羽織りを着るのがマナーなんだけど、洋服用のポンチョとかガウンでも別にOK。帯が隠れる丈で、あまりに変じゃなければ着て大丈夫だそうです。
表参道の交差点まで戻り、裏原宿的な場所へと向かいます。
ギャラリー川野
わたしが入ったとき、外国人のお客さんが会計していました。外国人向けのコーナーがあり、英語で説明書きが書いてあります。
日本人で着物を着る人であれば、棚のきものを一着ずつ見ていくと掘り出し物がありそう。やっぱり可愛い半幅帯がとても安かったけれど買わず。下見のみ。
実はこの日、一番最後に行きたいお店があったのです。ホームページなどを見る限り、一番好みっぽいお店。
表参道から、こんな近道を通って明治神宮前へ。
わたしのお目当てはここです。
大江戸和子
名前の通り、大正ロマン風のアンティークきもの専門店です。
「たんす屋」というリサイクル着物のお店が母体の企業ですので、品ぞろえも多いし「大江戸和子」オリジナルの着物や小物もあります。「たんす屋」が母体ですので、きもののクリーニングを割引で受けられるサービスなどもあるそうです。
この日訪れたお店の中で一番広くて品数が多いです。そして、見ている間は適度にほうっておいてくれるので、試着したいと言い出すまで自由に見ていられます。
まず小物を見て、その後半幅帯を見て、最後に着物を全部見ました。どうしても気に入ってしまった着物が二着あり、試着させていただくことに。試着した姿は写真撮って良いそうです。
かなりアンティーク色の強い「小紋(こもん)」に、カジュアルな半幅帯を合わせてみました。試着は店員さんがチャチャっと着つけてくれます。
アンティークにありがちな「サイズが小さすぎる問題」はあるものの、おはしょりがギリギリ取れるので、この着物を購入しました! この帯も!
わからないなりに、着物を着ることに慣れてきました。この着物すっごく痩せて見える! 美容効果高い…! 地味目の着物に赤い帯合わせるレトロな感じ好き。
この着物は一万円以内です。
半幅帯も一万円以内。
この日はテンションが上がっていたため、もう一着、五千円という破格の「紬(つむぎ)」を購入しました。
帰宅してすぐ二着とも来てみましたが、街着にするには十分。近所に買い物行ったり、焼き鳥食べに行ったりする「お手軽な着物」としてガッツリ活用します!
この着物、とてもお安いですが、合わせる帯をきちっとすれば、ホテル内のレストランにぎりぎり行けます。フルコースのお店だときついけど、たとえばビュッフェレストランとかなら大丈夫。
まだまだ、着付けの先生から教わった知識でなんとか着物を選んでいる状態ですが、失敗しても大丈夫な価格のものから試していきます! いきなり何十万もするもの買えないですからね。。
いつかは……大島紬を粋に着こなしたいものです。
着物の世界にすっかり魅了されております。次にお休み取れたら、浅草に草履を見に行きます! 一人でも楽しめる世界ですよー。一見さんお断りな雰囲気があるけれど、好きになって近づけばちょっと優しい。
これからいろんな洗礼も受けると思うのですが、まあ年食ってる分、笑ってかわして乗り越えます。着物を着て「浅草」「谷中」「川越」を歩くんだ。その次は一人旅で「京都」へ行ってきます。京都には行きたい場所がいくつかあるからちょうどいい。
引き続き、着物に親しんでいきます~!
来週あたり、着物で初のお出かけを予定しています。写真もたぶん載せます。興味のある方はまたこのブログに遊びに来てくださいねー!
では、また。
★今日の過去記事★
今年のはじめに「着付けを習う!」と決めたわたし。
その一週間後には着付け教室に通い始めていました。
その二週間後には、一人で何とか帯が結べるようになりました。