こんにちは。実は会社を経営している、かんどーです。
小さな会社なのでわたしも現場に出ています。携帯ショップで接客しています。
今日は接客業のお話ではなくて、会社の「手当」のお話です。うちの会社は、今年の一月から「禁煙手当」を始めましたが、その取り組みが結構順調なのです。
こんな記事を見かけました。
これ! 「禁煙手当」は、まさにこの部分にテキメンに効果があるのです。
そもそも、喫煙する、しないは個人の自由です。でもそれを個として、そして集団として受け入れるのかダメと言うのかが難しいっていうだけ。
個として受け入れるかどうかは簡単です。嫌なら喫煙者と遊ばなきゃいいんです。もしくは相手にキチンと「嫌」と言う。これも難しいけど、不可能ではないです。わたしは自分一人ならば「どうぞ」と言います。最近は携帯用のファブリーズを持ち歩いているからにおいも気にならないし、一緒にいる相手に我慢をさせるのは嫌です。
わたしも接客業で元喫煙者だし、接客業はストレスの溜まる仕事だから、仕事つながりの人たちが吸うのはイイよねって思っています。(ここも賛否両論あるのはわかってます)
でも、わたしだけでなく何人かの集団になったときは、対応が難しくなります。
たとえばこれから妊娠する可能性のある人がいる場合や、絶対タバコが嫌いそうな人がいる場合、それとなく場を「喫煙NG」にしなければなりません。自分一人なら「いい、ダメ」の一言で済むことが、集団になると面倒くさい問題になるのです。
結局多数決の論理が用いられることもしばしば。
結局、「喫煙者VS嫌煙者」の図式ができあがり、飲みの席では言えないもののネットでは嫌煙の立場をとる人がすごく多いです。
さて、ウチの会社は「禁煙手当」を始めました。
タバコを吸わない人には無条件で月一万支給する、というものです。もともと吸わない人にとってはただのボーナス。でも、今まで吸っていてやめる人にとっては、タバコ代が浮く+一万なので結構大きいようなのです。
結構吸う人だと、月二万くらいかかっていたそうなので、計三万浮いた計算となります。そうなるとお金の使い道が増えます。そういう理由で今回の「禁煙手当」をきっかけに禁煙してくれたスタッフが数人います。
ちなみにこの手当は自己申告制です。でも、周りの方々もこのこと(禁煙手当のこと)を知っているので、万一吸っていたら耳に入ってしまいます。
1度だけ、コッソリ現場の喫煙所で喫煙しているのを見つかったスタッフがいましたが、「2度目はない、2度目があったら手当を返金」と言ってあります。その後は吸っていないようです。
さて。一人の人が禁煙するきっかけを作ったこと。実はこれが大きな効果……というわけではないんです。
さきほどの記事にもあった「飲みの席での喫煙」について、禁煙手当をもうけているウチの会社では「飲みの席でも禁煙」が表ルールになっています。自然にそうなりました。会社として禁煙を推奨しているので、飲みの席も当然、禁煙がまかり通るわけです。
「禁煙手当」は強制ではないので、もちろん喫煙を続けている人もいます。そういう人にとっては「手当がもらえない」というだけで、特にマイナスはありません。ただ、飲みの席では禁煙なので、一時離席して灰皿のあるところで吸ってきてもらう感じになっています。
それはそれで、連れ立って吸いに行くときのイソイソとした雰囲気は楽しそうでもありますし(わたしも昔吸ってた頃は、飲み会の時、一時離席して外にタバコを吸いに出るのが楽しかった)、特に悪い雰囲気ではないと思っています。
吸う人は吸う場所で吸う。飲み会の席は禁煙にして、おしゃれ着にタバコのにおいがつかないようにする。こうすることでわたしも飲み会の席に着物で参加できるようになりました。
たぶんですが、吸わない人の中には「飲み会でにおいがつくから」と、飲み会には「明日洗う服」で出ている人って多いと思います。でも禁煙の席なら、思いっきりおしゃれができる。
……禁煙の飲み会なんて! という声もありそうですが、ウチの会社ではこの取り組みを続けていきます。家族を連れて参加できる飲み会を目指します!
禁煙手当をもらうことによって、みんなのいる場所で吸わなくなること、これが真の狙いかもしれません。
飲食店を禁煙にするより、集団としてどういう取り組みをするかで、この問題に自分なりの決着をつけたい、かんどーでした。
★今日の過去記事★
度を過ぎた嫌煙はかえってつらくなる気がします。
キャバクラ時代はタバコに火をつけるのがお仕事でした。
タバコの煙の中で歌っていた時代。