接客業は卒業したよ! あけすけビッチかんどー日記!

接客業歴15年のかんどーが綴る、あけすけな日記。人生はチキンレースです。一歩引いた方が負け。たまに小説を書きます。お問い合わせはsaori0118ai2あっとまーくやふーめーるまで。

この記事で当ブログ1000記事目となります

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今日でこのブログも1000記事目となります。2年と2か月の毎日更新があったので、まあそのくらい行くっちゃ行くんですが(その前にもちらほら更新していたし)、一応特別な記事…ということで、今日はわたしの飾らない話でもしようかと思います。今まで書いたネタの焼き直しはなしで、今日初めて語る話をします。

 

 

名古屋のきしめんと陶器販売の話

まずはこれ。

 

わたしは、光ファイバーの設備敷設営業をしていたのですが、あまりにキツくて1年半で体を壊してやめてしまいました。その後しばらく静養していたのですが、そのときに興味が思いっきり向いたのが「陶器」でした。

 

わたしは、20代前半の頃から陶器が好きでした。ひとり暮らしを始めて、お金もないのに、大量生産の安いお皿とかが好きになれなくて、どうしても食器だけはこだわって専門店で買っていました。洋服は安いのでいいのに、食器だけはどうしても譲れなかった。

 

好きなテイストは織部焼、志野焼、瀬戸焼です。わたしの持ってるお気に入りの陶器の写真を貼っておきますね。

 

 

まずはお洒落なコーヒーデミタスカップ。これは岐阜県多治見市にある「蔵珍窯(ぞうほうがま)」というところへ出向いて購入したもの。

 

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赤青セットで買ったのだけれど、赤の方がもうどうしようもなく美しい。それをお店の方へ伝えると、

 

「うちの赤はね、特別なんだよ」

 

と。今はホームページでもその赤を育てているということが書かれていますが、10年以上前は、買い物をするときにホームページを見る、ということはまだそこまで一般的ではありませんでした。現地へ出向いて、作っている人から話を聞く、ということのおもしろさを知ったのはこのときでした。ここの器の赤は、どうしようもなく美しい。それを日常使いする贅の極みを知りました。

 

 

上記の窯元さんと同じく岐阜県多治見市にあるお店では、たくさんの陶器と出会いました。「市の倉陶器まつり」という超小さなお祭りがわたしは大好きで、毎年季節になるとそこへ出向いて、新しい器との出会いを心待ちにしていました。

 

ここのお祭り、当時はたぶんわざわざ東京から行ってる人は珍しかったみたい。でも、アットホームであたたかくて、作家さんとダイレクトに話せるので大好きなお祭りでした!

 

 

 わたしは志野焼が特に好きで、もうこの美しさって他に類を見ないんじゃないかと本気で惚れました。静物は静かで、何も干渉してこないのに鑑賞できる。当時のわたしは本気で陶器に惚れこんでいました。もちろん今も好きですけどね。

 

その「志野焼」が充実しているから、このお祭りに行っていたんです。好きな窯元さんがこの小さなお祭りに密集していたんですよ。

 

 

わたしの大好きな志野焼を紹介します。全部作家さんが精魂込めて作った「作品」です。でも作家さんはみんな言います。「毎日これでお茶を飲んでよ」「これで飯を食ってよ」と。使い込むうちにどんどん手になじむから。それが面白いから…って。

 

わたしはその職人魂に脳天をブチ抜かれたようになって、それまで下品だった自分を、器を通じて改めていく決意を持ったのでした。そんな志野焼です。

 

 

志野焼

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抹茶腕とも湯呑みともつかない、独特なフォルム。これで日本茶飲むと果てしなく、うまい。

 

 

次はおちょこ。

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このとろりとした風合いが好きで好きで、3つも買ってしまったんです。1つは、陶器が大好きだと言う友達にあげました。今うちにあるのは2つです。結構大きいので、日本酒飲んだら酔うかもw   わたしは小さな剣山入れて、花器に使うことが多かったです。

 

 

次に、取り皿。

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とろーっとしたこの質感、厚みがいいです。お料理を取り分けたりする「取り皿」としてすごく使い勝手の良いお皿です。なんかもう、作品でごはんを食べてる気持ちになる。

 

もう一つ取り皿。

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ザ・志野焼! って感じです。小洒落た居酒屋さんで、これに近い風合いのものを使っているところをたまに見るけど、やっぱり大量生産のものと作家さんのものって違う。

 

何が違うの? って言われると「手に持ったときのあたたかみ」とかしか答えられないんだけど、これはたぶん確実に誰にでもわかるものです。そして人が何かを決めるとき、一番重要になってくる、人間としての感情の揺れ動きみたいな強さがあります。

 

全然興味ない方でも、陶器市を見かけたらぜひのぞいてみてほしいです。個人的におすすめなのは、織部焼です。ベージュと緑のカラーが洋風にも和風にもマッチして、料理が美味しそうに見えます。

 

織部は好きなのですが、わたしは持ってないのでwikipediaから画像をお借りしました。こんな感じの器、見たことありますよね。

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織部の湯呑みとか、誰がもらっても嬉しいと思います。あとはお箸ね。食器ってこだわり出すと、どんどん楽しみが広がっていきます。

 

一時期、箸置きコレクターだったこともありました。心が壊れちゃったときに、全部人にあげちゃったけど。多治見の幸兵衛窯っていう有名な窯の箸置き、結構持ってたのでまた欲しいな。。

 

 

それで、このあと、陶器販売に命を懸けようとしたのですが、一緒に取り組んでた人とことごとくうまくいかなくて、結局やれなかったんだ。

 

今ならもう少し、うまくやれたのかな。

 

 

 

あ、名古屋のきしめんは、岐阜の市の倉陶器まつりに行く朝に、名古屋駅でいつも食べてたってだけですw でも何回食べただろ? 5回は食べてると思う。駅の立ち食いであんなに美味しいってすごい。

 

 

 

生け花にハマる

さて、この陶器好きが高じてわたしは生け花を習うことになりました。器を買うようになると、どうしても「花器」が欲しくなってくるんですよ。大きな作品ですね。

 

作家ものと言っても、直売のような場所で買うと、全然高くなかったりします。上記で紹介してるわたしの陶器も、だいたいひとつ2千円くらい。(たまに高いのも買っちゃってたけど)

 

そうやって花器を買うようになって、ちゃんとお花を活けてみたいなと思いました。2年くらい、お花を習っていました。自宅にお花を飾らない日は無い、というくらいお花ばかりしていた時期がありました。

 

わたしの活けた花の写真を載せますね。

 

もう生け花の写真もひとつも残ってなかったんだけど、facebookに保存されていました。こういうときITが思い出を守ってくれたんだなって思います。

 

よく見えないけど、これはたぶんグズマニア。わたしにとって生きる力をくれる植物のようなもので、今でもお取引先様などへ祝い花を送るときは、グズマニアの鉢植えを贈るようにしています。鉢植えだと結構長持ちするんですよ。

 

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お花屋さんで珍しいお花を見つけると買ってきて、活けていました。普通の生け花より、アバンギャルドなお花が好きでしたね。今も好きだけど。

 

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これは春かな。ものすごく大きなお花が花屋さんに並びます。わたしは必ずこれを買って活けてました。毎年の楽しみだった気がする。ああ、記憶があいまい。

 

でもチューリップがあるから、たぶん春なんだと思う。

 

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たぶん今お花屋さんに行ったらこの花たちが並んでいるんだろうな。

 

この時はいっぱい買いすぎちゃって、家じゅうが花だらけになっていた。わたしは大きな生け花を一つか二つ作って、残ったお花を小さなおちょこなんかに活けて、お手洗いや洗面所、机などにぽんぽん置いていくのが好き。

 

なんかさ、いろんな場所にお花があると癒されたんですよ。

 

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あれ、なんか夏の花っぽい?   最近お花を活けていないから、お花の季節がわかんなくなっちゃった。

 

でも道具は全部残っているので、やろうと思えばまだできる。誰のためでもなく、自分の生活を少し豊かにするために、またお花を活けようかな。これできると、ちょっとしたときにお花をきれいに飾れるから、技術としてとても便利。花束が届いたときに花瓶に入れるだけでも、ちょっときれいに飾れる。お店なんかでも、センスのいい活け花が飾ってあると「おっ」とアンテナが発動して、そこから会話が広がったりね。何事も経験。

 

 

 

今日も最後まで読んでくれてありがとう。

いつも励ましてくれて、ありがとうね。

 

 

なんてことない一日が今日もまた始まるけど、チャンスをつかんでいけば、なんてことない一日が特別なものになるから。特別にならなくても素敵な一日にきっとなるから。

 

一緒に、前向いて生きようね。

 

それじゃあ、また明日!

 

 

追記

昨日と一昨日、深夜更新していたので、1000記事目は昨日の腹筋の記事でした…トホホ…