接客業は卒業したよ! あけすけビッチかんどー日記!

接客業歴15年のかんどーが綴る、あけすけな日記。人生はチキンレースです。一歩引いた方が負け。たまに小説を書きます。お問い合わせはsaori0118ai2あっとまーくやふーめーるまで。

秘密を話すのは身勝手な行為である

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少し前だが、目からうろこが落ちたエピソードがある。

 

わたしは自分の中で「ばらされたら困る秘密」というのがあまりなくて、話したければ誰かに話してもいいよーと思っている。良く言えばあけっぴろ、悪く言えば適当なやつである。

 

そんなわたしだが、一応の恥じらいを見せるため「これ、秘密にしておいて欲しいんだけど……」と言って話すことがある。それはたいていモニョモニョした薄気味悪いババアの身内話であったり、好いた惚れたの恋愛話だ。どこの誰がかっこよかったとか、最近よく行くお店の店員さんでカッコイイ人がいてどーのこーのとか、地球規模で見たら超どうでもいい話である。

 

「あははーそうなんだー」
「うぜー」

 

と流してくれて構わない話なのだけれど。

 

わたしの話を一部始終聞いてくれたある女性がこう言った。

 

「誰かの秘密を聞くっていうことは、それを守らなきゃって思うことになるから、人によってはとても重く感じることだよ。だから、話してほしくないことを、秘密にしてと前置きした上で誰かにしゃべるのは、軽々しくしない方が良いこともあるよ」

 

と。

 

その彼女はひとつひとつの出来事を真摯にとらえる方で、かつ目の前にいる相手に思っていることを言うことができる人だ。実はこういうことをその場で言ってくれる人ってなかなかいない。たいていは「あいつめんどくせーな」と後から思ったり、後から誰のことかわからないようにネットに書いたりするだけだ。

 

でも、彼女はわたしに「その場で」「直接目を見て」言ってくれた。

 

 

わたしは軽々しく自分のことを「内緒だよー、実はねー!」と話すことがあるけれど、もしそれが相手にとって重いことになるようならば、話すのは止めるようにしようと思った。それか、秘密だと言わずにオープンな話題として話すといいなと思った。

 

 

内緒話。

 

それが好きな人同士でするのはいいけれど。実はあまり気持ちの良いものじゃないのかもなあ。そんなふうに思ったのでした。

 

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まあ、生きてるだけで秘密製造機みたいな人生歩んでるわたしですから、秘密を作らないことは難しいのですが、人に話すことで自分が気持ちよくなるから話す、みたいなのはやめようと思ったのでした。はい。

 

それじゃあ、また明日!