こんにちは、かんどーです。
(タイトルの付け方は小野さんid:yutoma233を参考にしました)
わたしには、趣味はないです。趣味だと思ってやっていることも、いつしか本気になってしまって、結局それを仕事にしてしまうからです。
3年前くらいから、わたしは人から趣味を聞かれると「海外旅行」と答えていました。まだ海外に行き慣れておらず、やっとこさ観光して帰ってくる時期は確かにそれは「趣味」でした。
しかし、カタコトの英語を手に入れた頃から、「お前それ冒険だろ」と言われるようなことしかしなくなっていきました。現地語しか通じない場所へわざわざ行ったり、現地の人も行かないような変な場所へ行くことこそが楽しい、みたいになっていきました。
これはわたしなりの「海外旅行が趣味」の概念を覆すための行為だったように思います。
誰も食べないようなもの(虫とか)を食べたり、わざと汚いところに泊まったり、もう自分でも何してるのかよくわかりませんでした。ただの旅行者になりたくない、という気持ちが強すぎて、訳が分からなくなっていたのだと思います。
そうして、気づきました。
「わたしは海外に住みたいのだ」と。
これがわかってからは、旅の目的が外国人との交流になっていったので、変な場所へ行くより、安全で楽しい場所へ、誰か(英語話者)と一緒に行くのが目的になりました。
このあたりからですね。
つい最近も行って来ました。タイに居場所があるって素敵。
結果として海外で働いて、海外に住むことになったので、わたしの「趣味は海外旅行」というのはなくなりました。
わたしは「好事家(こうずか)」になれない性質です。好事家……マニアと言えば理解されやすいでしょうか。海外旅行マニアになって、海外の普通の人が行かないところを旅して生きたってよかったんです。でも、そうじゃなかった。わたしは旅を楽しむより、海外で地に足つけて、自分の部屋を持って生活がしたかった。そうしないと気が済まないんですね。
ほかのことについてもそうです。
ギターも、始めたばかりだから「趣味」と言っているけれど、正直趣味で終わらせたくないです。人前で弾ける人になりたい。きれいな音を鳴らしたい。メロディを奏でたい。ギターが好き。
わたしの感覚ですが、「趣味」って言うと、下手でも横好きでも許される風潮があると思うんです。
だから、下手なうちは「趣味」って言っておくのが良いのかなと思っています。これからどうなりたいとかは、本音が言える、ごく限られた人だけに言って、外向けには「趣味なんです」と言っておけば、下手でも楽しくプレイしていることを認めてもらえる。(わたしはブログに感情ダダ漏れしてるのでバレバレなんですけどね)
ギターについては「ただの趣味ですよ」と言いながらめちゃくちゃ上手い人を何人も知っている。そういう人をすごいと思うし、仕事も一生懸命していて、めちゃくちゃかっこいいと思う。趣味の域超えてんよ……! って思う。
でも、わたしはそうなれない。
意地を張って、どうしてもこれでプロになりたい! とか思ってしまう。今も毎日ギターを弾いているけど、楽しいから弾いているのがもちろんだけれど、「毎日弾かないと死ぬ」と思っている。わたしは人より不器用で、人より上達が遅いことを自分でよくわかっているから。だから毎日2時間ギターをさわってようやく、人並みに上達して、5年くらいでようやく「ギタリストはじめました」みたいな感じになると思っている。
今も、弾き語りのときにギターがないと歌えないので、ギターは本当に大切な友達だ。
ギターを鳴らして、好きな歌を歌っている時間はなにものにも代えがたい。この時間が無いと生きていられないかもしれない。
そして、ギターを始めたとはいえ、文章を書くこともまた、ずっと続けたいことだ。これも「趣味」と言ってしまえば楽なのだが、わたしは無料で文章を書く仕事を引き受けないことにしている。わたしは文章を書くことに関しては、レベルが低くて申し訳ないが、プロだと自分で思っている。
理由は明確だ。
わたしの書いたものによって、人が動いた実績があるからだ。
それはあるお店を熱烈におすすめする記事であったり、接客業の仕事がつらくても乗り越えてがんばっていこうという記事であったり、わたしの名前は出ていないけれど、この仕事はこんなやりがいがあるよ! というPR記事であったりする。それらの記事は確実に人を動かした。この実績と、「仕事で書くときに最大限の熱量を発揮する」自分の性格を総括して、わたしは自分の文章は「アマチュア」ではなく「プロ」であると評価している。
ただし、このブログはプロの文章を書いている場所じゃないよ。ここはわたしのリラックスの場であり、毎日を報告する場所であり、文章書きの筋トレの場だ。ここではわたしは「60点」の文章であっても投稿することにしている。そうでなきゃ毎日更新なんてできないから。
わたしは何事も「趣味」にしておけない。
何においてもそれを極めてそれのプロになって、もっと深く知りたいと思ってしまう。しかもその範囲が広いので、一つのジャンルについて深く掘り下げることができないのである。
だから、一つのジャンルについて深く深く掘り下げる人生を歩んでいる人を見ると無条件にまぶしいと思うし、そういう人には強い興味を持つ。
一つのことを極めたいと思うのだけれど、やっぱり、書きたい日もあれば歌いたい日もあるし、弾きたい日もあるし、仕事に熱中したい時期もあるのよね。
そんなわたくしですが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
それじゃあ、また明日!