自分を探したことがありますか。
どこで探しましたか。
本の中ですか。物語の中ですか。それとも海外の雑踏にいると思いましたか。
わたしも全部探しに行きました。もしかしたら劇団に入ることで自分が見つかるかもしれないと思ったし、音楽を続けていれば自分が見つかるかもしれないとも思いました。
結果としてわたしは、海外に行ったことをきっかけに、自分の会社で起業するというところで「自分探し」を終わらせることができました。今でもどこかに「自分を再確認しに行く」ことはありますが、今回の人生においてわたしがすべきことは大体見えていますし、選択肢が現れた時、迷わずに自分として取るべき選択を取ることができます。わたしは「自分探し」のフェーズは終わったと言えるでしょう。
わたしの今いる世界はこんな感じです。セブで仕事を終えて帰るときの、帰り道。夜遅いのですが、みんな夜食を求めて、遅くまでやっている食堂に来ています。
煙をもくもくとあげて、鶏肉を焼いています。甘辛い独特のタレで焼いた焼き鳥は、こちらの鶏によく合います。これと炭酸飲料(お酒ではない)を飲むのがフィリピンの方々の「くつろぎスタイル」です。わたしはこの先にあるセブンイレブンでアイスを買ったり、ホットドッグを買ったりして帰宅します。何も買わない日でも、この通りを通るとたくさんの人がいるので、安心して帰れます。
さて、本題です。
海外に自分探しの旅に出て、自分が見つかる率は何%でしょうか。
考えてください。
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わたしの周囲で調べましたが、約20%です。
2割の人が、海外へ行ったことがきっかけになり、そのままどこかへ住みついて落ち着くなり、海外の仕事を見つけてそこで活躍しています。
しかし、残りの8割の人は、再度旅行をしたり、別の形での自分探しを始めています。つまり、海外に自分探しの旅に出ても、必ず自分が見つかるわけではないということです。もちろん、何度目かの海外で見つかっている人もいます。上記の20%という数字は、一度目の渡航で何かを見つけた人のことを指しています。
しかしながら、ブラック企業に勤めるリスクや、人間関係のいざこざに巻き込まれて人生の可処分時間を失うリスクに比べたら、一度の海外渡航で20%の人が自分を見つけているというのは、けして悪い数字では無いと思います。
むしろ良い数字です。
かくいうわたしも、JICAの「青年海外協力隊」に参加したことで人生が変わったクチです。
気になる方はこちらの記事もどうぞ。
http://www.kandosaori.com/entry/2015/12/07/073000
結論としましては、自分探しはけしてかっこ悪いものじゃないです。むしろ人生って自分探しの旅なんです。早々に結論を出したい方には、海外は超おすすめということです!
わたし? わたしはセブに来て良かったと心から思っています。
応援したい人がたくさんできたし、仕事は大変だけれど、来て良かったなあと毎日思います。大変なことは日本にいたって起こるのですから、それなら毎日が新しいほうがいい。
いつまで頑張れるかはわかりませんが、やれるだけやってみようと思っています!
気が向いた方は応援してくださいね。
それじゃあ、また明日!