僕らはみんなくずかごの中。
はてなの残りカスのみなさんこんにちは。残りカス代表の、かんどーです。
ある人は自分のブログにくずかごとなまえをつけている。最初からくずを放り込むつもりだったのか語呂でつけたのかはわからない。「くずかごの中にも玉石混合説」を力説するようなブログもたくさんあるけど私は今のはてなはもう、すべてがくずかごの中に沈んでしまっていると思う。
何をやっても舞台そのものがショボくなってしまっている。場末のストリップ劇場のよう。そういうアングラなのが良くて私は続けているけれど、そうじゃない人は離れていっている。
僕らはみんなくずかごの中。
私はいつだってくずかごに手を突っ込んで宝物を探し当てるように生きてきた。あるときからくずかごではなくドル箱に手をつっこむようになり、生きるのがたやすくなった。でもくずかごに手を突っ込む癖はなかなか抜けなくて、ちょっとおしゃれなくずかごに手を突っ込んだら最後の宝物が出てきた。
私はこの宝物を持ってどこかに行ってしまおうかと思った。私は宝物を見つけると自分のアイデンティティがその宝物にすげ変わったように思えることがある。結局自分だけのアイデンティティを探して放浪の旅に出るのだけど。
僕らはみんなくずかごの中。
もう誰もこのくずかごに手を突っ込んでかき回したり宝物を探したりはしない。探すなら別の場所で探すとえらい人が言っていた。もう誰からも探されずにひっそりとごみのなかで生きるのならここでもいのかもしれない。
私はくずかごの中の自分を愛してしまっているからここを消さない。だけど他の場所へもそろそろ出ていかないといけないと思っている。
だから文学フリマに出るのだ。
11月25日(日)の文学フリマ、良かったら来てください。
私はきっとずっとくずかごの中で誰かが見つけてくれるのを待っていた。
見つけてもらうことはできたけど、くずかごの中で遊ぶだけの日々にも飽きた。そんなところです。
僕らはみんな屑籠の中。
稼いでいるのは一握り。たいていの人は星くずのような一瞬の光をお金にならないブックマークに変えて喜んでいる。夜空の星も見ないで画面にうつる星にばかり気を取られているんだ。