接客業は卒業したよ! あけすけビッチかんどー日記!

接客業歴15年のかんどーが綴る、あけすけな日記。人生はチキンレースです。一歩引いた方が負け。たまに小説を書きます。お問い合わせはsaori0118ai2あっとまーくやふーめーるまで。

音楽に対するトラウマを克服したい

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こんにちは。最近うざいくらい「作詞してくれる方募集!」という記事ばかり書いてすみませんでした。でも、おかげさまでオリジナル曲といえるものが5曲できました!! 5曲ですよ!! すごくないですか。

元々メロディだけ作ってあって、歌詞をのせるだけの歌もあったのですが、これも上手に歌詞をのせてくださる方に恵まれ、歌になることができました。

私、元々歌うことが好きなんですよ。自分の声が好きかどうかは別にして、音楽の一部になることが好き。


だけど私はまだ、「これは聴けない」という歌もあるし、まだ行けないタイプのライブハウスもある。やっぱり、怖いのだ。音楽の世界でさんざんいやな目にあってきたことが、私に「こぢんまりとした」活動さえ自粛させる。

本当に本当にこぢんまりとした活動ならできるかなと今は思っていて、ライブもアイドルのライブで目を♡にしながら推しの子を応援したり、元「たま」の滝本さんが30人キャパくらいの小さな箱でやるライブは行ける。

どこの誰だかわからない人がメッセージソングを歌うような場所は行きたくない。えぐられたくないからだ。申し訳ないけど、今はまだ、ライブに行ったら知っている曲しか演奏されないでほしい。(アイドルの歌や元「たま」の滝本さんの歌は全部知っている歌である、予定調和が壊れないので安心していけるのだ)



私の一番のトラウマはこれだ。もう一度書き起こすのが怖いから(フラッシュバックすると思う)記事をそのまま貼っておく。これはひどい出来事だった。

 

www.kandosaori.com

 

たぶんこれがきっかけで、親は私を「嘘つき」認定したと思う。

そして、私の性格も「どうせ信じてくれないだろうから最初から嫌な態度を取ってやる」「どうせ徐々に嫌われていくくらいなら、今嫌われてやる」というやけっぱちな性質を併せ持つようになってしまった。

私をひねくれさせたのは、音楽だ。音楽の世界に巣食う悪魔だ。あの悪魔にもう会いたくないから、私は音楽との関わり方をすごく慎重に選ばなくてはいけない。


彼氏には感謝している。私のブログを読み、ギター弾き語り動画を見てすぐにメールをくれた。「曲を作っている者ですが、良かったら録ってみませんか」と。私は「嫌です」という返信を一度送っている。歌いたくなかったからだ。それに、会ってみたらこの人も悪魔かもしれないと思っていた。

だけど、録音の話抜きで一度会うことになった。

わりと話が続いて、私は彼に好感を持った。そして歌を録ってみたのである。やってみると面白くて、私は彼のスタジオに4回ほど通った。彼は私がまったく気づかなかったことを言ってくれた。

「コンプ乗りのいい声。高音のところがいいよ」

私は自分のギリギリ出る高音が好きではなかったし(もう少し低い音の方が私の声質的に良いと思っていた)、マイク乗りが良い声、というのは曲がりなりにも昔クラブシンガーをやっていた自分にとって最高の誉め言葉だった。もちろん、彼はどんな人の歌を録るときでも誉め言葉を用意しているのだろうけど。


楽しかった。

でも、音楽に少し近づくと「この曲は聴きたくない!」という曲がくっきりとあぶりだされていった。音圧の大きな歌や、声を張った女性ボーカルが聴きたくない。幸い彼はそういう曲をあまり流さないでくれたので、気持ちよく聴ける音楽をたくさん知ることができた。

「私が! 私が!」とメッセージをがなりたてるような音楽はまだ全く受け付けない。うるせえよと怒鳴りたくなるくらいイライラする。私も歌うときは静かに、声を張らずに歌うようにしている。自分の声でさえ、張った声が嫌いだからだ。


私は音楽に対するトラウマを克服しなきゃならない。

彼は「ゆっくりでいい」と言ってくれているし、私がどんな場所は行けてどんな場所がダメかも大体わかってくれている。今私は、ストリップを見に行ったり(音楽が流れてそれに合わせて踊り子さんが踊る)、アイドルのライブ動画を見たり、時にはアイドルを見に行ったり、元「たま」のライブに行ったりする。

これを繰り返していくうちに、いわゆる「いろんな音楽が聴ける場所」、フェスのような場所にも行けるようになったらいいなと思っている。まだ無理だ。


そして私はいまだに、音楽業界の何を憎んでやめたのか、自分でもまったくわからないのである。核心をすっかり忘れてしまっているのだ。私は驚くほどに自衛本能が強く、嫌なことをすぐに忘れるという性質がある。接客業のしすぎでそうなったような気がする。嫌なことは記憶の遠いところに投げるイメージで、翌日、翌々日ともなると覚えていないのだ。

私のことを怒鳴りつけたお客さんが再来店しても、私はその人の顔を忘れているから普通に接客をしていて「あんた、あんだけ怒鳴ったのに普通に接してくれるんだな」とお褒めの言葉をいただいたこともある。「え、そうでしたっけ?」と返したら「あんたプロだな」と言われたけど忘れてるだけです、ええ。



とにかく私は、音楽に対するトラウマを自分のやり方で克服してみせる。

彼にも力を借りるかもしれない。っていうか今も自然に助けてもらっているんだよね。本当に助かってる。

来年になったら、私は人前で歌う活動を再開しようと思っている。15年ぶりになる。たった一人で始める。だけど私は一人じゃない。歌詞をつけてくれたたくさんの人の思いを歌にして歌うのだから、けっして一人じゃない。みんなの力を借りて歌う。

最初はこそっとゲリラ的な場所で歌って武者修行してくるけど、ギターがミスらなくなってテンポが走らなくなった時点でライブをやります。その際は告知するから、ぜひ来てほしいと思う。

何度も宣伝して申し訳ないけど、作詞家さんは無料招待しますw そして帰りに一杯おごらせていただきますw 遠方の方には何かしらします! 


引き続き、歌詞は募集しているので、いい歌詞が思い浮かんだ方は私に送っていただければ歌にします。歌は必ずご本人様に、弾き語りを録画した形式で送らせていただきます。ライブでどの曲を歌うかは、バランスを見ながらになるけど、大切に歌わせていただきます。


ゆっくり、ゆっくり。

今は部屋でみんなが書いてくれた大切な歌詞にそっとメロディをのせるだけ。メロディと歌詞が完全に仲良しになったころに、歌い方を工夫してみよう。ギターの弾き方を工夫してみよう。そしてゲリラ的に外で歌ってこよう。


実は今からその時が楽しみで仕方ない。

私はほしいものや好きなものにはとことん執着する。音楽の世界に巣食う悪魔に一度はすべて奪われたけれど、このままでたまるか。取り返してもう一度私のものにしてやる。そして私なりのやり方でもう一度、音楽を楽しんでいこうと思う。

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ゆっくり、ゆっくり。

それじゃあ、また明日!