接客業は卒業したよ! あけすけビッチかんどー日記!

接客業歴15年のかんどーが綴る、あけすけな日記。人生はチキンレースです。一歩引いた方が負け。たまに小説を書きます。お問い合わせはsaori0118ai2あっとまーくやふーめーるまで。

その制作秘話、本当に必要ですか?

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こんにちは、自分の正義に正直に生きたい、かんどーです。


このブログを読んでくださっている方には、様々な方がいると思います。それぞれの考え方を持っているし、受けてきた教育には地域差もあり、わたしの考えに共感できない方も多いと思います。でも、わたしがここで「誰からも批判の出ないものを書こう」としたら、もうそれは意味のないものになります。中間意見を取って決めたことって大抵失敗するんですよ。

どうせ失敗するのなら、自分の意見を通して失敗すれば、次の段階へ進めます。人間ってそうやって経験して学んでいくしかないのだと思います。

わたしのブログを読んで気分を悪くされている方がいることは存じています。なるべく人を傷つけたくはありませんが、わたしは人と接するとき、ものすごく人を観察し、相手を不快にさせないようにしてきました。ずっとずっと接客業だったので、その癖が抜けず、友達や恋人にさえ接客のように接してしまい「それやめて!」と注意されたこともありました。そのくらい、人に気を遣い続けた人生でした。

わたしはそのまま死にたくなかったのです。

人に気を遣って自分の言いたいことをすべて飲み込んで、周囲がニコニコしていることを確認して胸をなでおろすような生き方はもうやめたのです。


そういう人物が更新していると思って読んでください。


では、今日も始めます!


☆☆☆


わたしは「制作秘話」があまり好きではない。たとえばある「泣かせる歌」に制作秘話があり、実はその歌を作った人の身内が亡くなっていたとか、そういうことだ。そういう「泣かせる話」で曲を売ろうと思ってやっているのかもしれないが、わたしは冷めた。有名なアーティストでもマイナーなアーティストでもそれは同じで、歌に「これを込めた」ということはぼんやりさせておいてほしいのである。


わたしが好きなアーティストに、滝本晃司という人がいる。その人はMCで曲を作った経緯などを一応話そうとするのだが、ぼそぼそという話し方でこんな風に語る。

「ある秋の日……だったかな。こう、日差しがね、窓からさしこんでて……そこに寝ころんだら気持ちがいいかなあ、って。そう思って枕を持ってきたんですよ。で、そこに寝る。そしたら。そこまで気持ちよくもなかったっていうか……えっと、なんの話だっけ、とにかく新曲です」

こんな感じであるwww


もはや制作秘話ではなく「ファンにとって笑いのツボであるただの語り」なのであるw わたしはとっても安心してその人のライブに行ける。その人の歌を聞ける。詞を読める。メロディに酔える。わたしは滝本さんのライブで泣くし、笑うし、心からリラックスしている。音楽を忌み嫌っていたわたしに、音楽っていいなあと思わせてくれた滝本さんには本当に感謝しかないのである。(おかげで今は他多くのアーティストを聴くことができるようになった。ただしメッセージソングは聴けない)


作品が生まれた経緯は時として美しいかもしれない。しかし、その秘話にウンザリしてしまったら、もうその作品を美しいとは思わない。ただの退屈ながらくたになる。宝物になってくれないのだ。

なのでわたしは、なるべく好きなものには余分な情報を加えないで見るようにしている。わりと予備知識なしで美術館もライブも行ってしまう。そうやって行った方が楽しめるからだ。ある程度好きになってしまってからなら、多少の制作秘話的なことを言われてもまあ、若干聞けるし。


作品を好きになる前に余計な知識など、いらないのである。

 

ただ没頭してその作品の中に宝物を見つけたときにだけ、人は何かを「なんか好き!」となるのである。


そしてわたし自身、これからライブなどで曲を伝えていく際、余計なことは言わずにだまって歌おうと……いや、真剣に歌おうと思うのである。ライブのステージは華やかに見えるかもしれないが、わたしはどこにいたってわたしなのである。スポットライトで2割増しくらいに見えるかもしれないが、根本に流れる芯は同じだし、自由に生きたいう気持ちも同じ。そして楽器と歌に対して敬意を持ち、自分のペースでただ淡々と紡ぎ、わたしをわかってくれる方に歌詞を頼み、歌として世に送り出していく、それだけなのである。


永遠に子どもみたいなわたしですみませんが、これからもよろしくお願いします。

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それじゃあ、また明日!


※告知※
2月15日(金)に池袋でライブやります! ご予定の合う方はぜひ遊びにきてください!

www.kandosaori.com