接客業は卒業したよ! あけすけビッチかんどー日記!

接客業歴15年のかんどーが綴る、あけすけな日記。人生はチキンレースです。一歩引いた方が負け。たまに小説を書きます。お問い合わせはsaori0118ai2あっとまーくやふーめーるまで。

地方の女性差別は根深いし、問題視さえされていない

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現在、とある地方に住んでいます。西日本です。居住2年目で、定職にも就いているので、旅行気分の滞在ではないと思います。


私の住んでいる地域では、「女性差別はないもの」という認識のようです。


以前職場で、ハラスメントや差別の研修を行う際、

女性差別
外国人差別
・同性愛者差別
・インターネットによるいじめ

こういったカテゴリがあって、どのカテゴリで研修を行うかをアンケートで決めたんです。そうしたら、インターネットによるいじめ一択で、女性差別に票を投じたのは私一人でした。


じゃあ女性差別がない地域なのか? というと、女性の非正規雇用率は非常に高いし、家のことをやりながら「補佐的に」働くという認識が根強いです。結婚率も同時に高く、女性の人生は「結婚したら非正規になる」という目に見えないレールがあるような場所です。

県や市の議員を見ても、女性の数は申し訳程度しかいません。選挙に行っても候補者の中に女性がいないので、投票したい人物がいねえよって思いながら、消去法で「この人はないな」と思う人以外に投票するという投票の仕方です。

政党は自民党一強です。


そして、女性たち自身が「女性差別」という意識が薄いように思えます。

以前、職場の男性の方が育休を取得されたのですが、それに対し男性の同僚の方々は「そういう時代になったね」「大事な時期に一緒にいるっていいよね」という感想を口にしていました。

そこに女性の方が会話に加わり、「生後一か月って、女の人の仕事しかないじゃない、育休取っても、やることあるのかしら?」と言っていました……。

フォローするように、その場の男性が「家事……とかやるんじゃない?」と言っていましたが、ちょっと変な空気になってしまいました。


私は産んだことも育てたこともないのでわからないのですが、生後1か月って夜泣きとか授乳とかで、お母さんは寝られないと聞きます。そんなとき、昼間に夫が家にいて、3時間寝かせてくれたらすごく助かると思いました。

昼間の時間で、お母さんが授乳や育児をしている間、家事をしてくれるというのも助かります。とにかく「育児しながら家事」という最悪の状態にしない、というのが大事なのではないかと思いました。


しかしながら、まだまだ男性全員が育休を取っているわけではありません。

かなりリベラルな考えの持ち主の方がたまたま取得した、というだけで、その方以外は遠慮しているんだと思います。子供が生まれても男性は育休、取らないです。


せめて「育児って二人で協力すればなんとかなるよね!」という状態まで持ってこないと、出生率も上がらないと思います。お金の問題もありますが、やっぱり夫婦二人で協力しないとうまくいかないと思うのです。



地方で暮らしていると、知らず知らずのうちに

・謙虚で
・調和を重んじて
・和を乱さない

そんな人になっていくような気がしました。

私は自分の尖った部分が好きだし、それが失われるのがすごく怖かったから、今の仕事を来年の春まででやめる決意をしました。やめたらすぐ海外就職に向けて動きます。就活するわけです。


やめる、と決めてからは気楽に働けている気がします。

今の人間関係の中にどっぷり居なくていいんだと思うと、上記のような発言もどこか他人事になります。(大問題だとは思いますが)


そういった意味では、日本国内としては、住みやすさはともかく、東京の人の方が多様性を認めているし、差別に対しても自分事ととらえて、発言もしやすいと思います。


地方の闇は深いのですが、一見そう見えないところがまた怖いと思いました。

だって、差別は生活に密着して、当たり前のように行われているからです。


こんな怖いことはありません。
大きな声を出したら明日からここに住んでいられません。

居づらくなるのがいやなので、なにも言わずに来年の春に去ります。


あ、食べ物は非常に美味しいです。お水も水道水が井戸水みたいに美味しいです。
女性らしく謙虚にふるまっていれば、ある程度の幸せが保証されているんだな、とは思います。何事にも無理強いされたりしません。
※責任のあることを任せてもらえないことと同義です。


私は楽がしたくて生きているわけではありません。

しっかり責任を取るから、ある程度の重みの責任を背負って仕事がしたいのです。


だから、今の場所にずっとはいられないのです。


私がこんなことを考えていることを、周りは知りません。
こっそりここに書いているだけです。

地方に住んでいる方で、こういう思いを秘めている人は実は多いのではないかと思います。


問題を提起しただけで申し訳ないですが、今日はここまで。
それじゃあ、また明日!