接客業は卒業したよ! あけすけビッチかんどー日記!

接客業歴15年のかんどーが綴る、あけすけな日記。人生はチキンレースです。一歩引いた方が負け。たまに小説を書きます。お問い合わせはsaori0118ai2あっとまーくやふーめーるまで。

会社をやってて良かったなぁって思った瞬間その1

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こんにちは。仕事は接客業、趣味はランニングと読書の貫洞です。


暑い時期のランニングは、朝か夕方がいいですね。涼しくて走りやすいです。たまたま夕方、18時半頃走り始めたことがあったのですが、「こうもり」が低く飛びまわっていて結構怖かったです。やつらは超音波を発しながら飛んでおり、人にぶつかることはまず無いと言いますが、かなり近くをビュッ!! とかすめていくことはあります。かなりビクビクです。。。これからは朝走ろうと心に決めた夕暮れ時でした。


きれいなんですけどね。

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少し前のことになりますが。



うちの会社に新しいスタッフが入りました。わたしは面接に立ち会えず、責任者の判断で採用を決めました。携帯ショップの販売は未経験とのことで、数日にわたって研修を行い、その後携帯ショップで販売員として入店することになりました。

うちみたいに小さな会社で、わたし(社長)がスタッフと会ったことがないというのも変な話ですので、彼(男性スタッフです)の勤務日にあわせてショップに直接会いに行きました。わたしが立ち寄るということは知らせていませんでした。


そのショップに到着して、彼らしき人物を発見しました。目が合いました。しかし、いかんせん会ったこともないので、何を話していいか一瞬戸惑い、黙ってしまいました。(←w)

すると彼は、わたしをお客だと思ったのでしょう。このように声をかけてきたのです。


「お客様何かお探しでしたか? わたくし○○と申します。(首から下げていた名札を両手で持って、こちらに向けて名前を見せる)実はまだちょっとだけ新人なのですが、精一杯ご案内しますので、よろしくお願いします」

丁寧な所作と人をくつろがせる笑顔。少しオーバーな所作。下手をすればネガティブ要素になりそうな「新人」ということまで自己紹介に入れ込んで、すっかり仲良しモードの彼ワールドにわたしを巻き込んでしまいました。もしわたしがお客だったら、「この人から買いたい!」と思ったことでしょう。そのくらい感じが良かったのです。



不覚にも、わたしはその場で泣きそうになりました。


接客とはこんなに素晴らしいものなのか。こんな素晴らしいスタッフがうちの会社に来て働いてくれているのか。未経験でもここまで人に感じよく接することが可能なのか。

ってか、この人何者!?



この後噛み噛みながらもなんとか名乗って、うちの会社を選んでくれてありがとうございますとか、いろいろ伝えました。

身内とわかってからも、彼は最高でした。お客様に接するときより少しだけリラックスした感じで、親近感をぱぁあああっと撒き散らすように「よろしくお願いします!」ときちんと挨拶をしてくれました。


もう君、君が社長をやるといいよ。今すぐそうしよう。

そこまで思いました。
本当にやるって言ってくれたらすぐ交代したと思います。(←w)




しかし彼は大学生で、就職先も決まっておられました。

3月、入社する会社で研修が始まるからと、彼はキラリと輝いたまま、うちを去りました。接客に慣れてからも、商品知識を増やそうとしていたり、クライアント様との関係を築こうとしたり、とにかくいろんな意味で素晴らしいスタッフでした。



…もしもわたしがまだ、雇用される側に立っていたら、彼みたいな人をうらやみ、自分を卑下し、コンプレックスを感じただけで終わった出会いだったかもしれません。

でも、自分で会社をやって、雇用する側に立つことで、人のいいところを素直に「いい!」と認められるようになりました。本当に、会社をやっていてよかったと思います。


…彼は本当に不思議な魅力のある人で。


微妙にオネエキャラだったwww



新しい会社でも元気にやってねー!
いつでも戻ってきていいからねw


では、また。