接客業は卒業したよ! あけすけビッチかんどー日記!

接客業歴15年のかんどーが綴る、あけすけな日記。人生はチキンレースです。一歩引いた方が負け。たまに小説を書きます。お問い合わせはsaori0118ai2あっとまーくやふーめーるまで。

「さおりちゃん当番」のトラウマを一生忘れない

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こんにちは。アイコン変えました! 年末くらいまでこのアイコンで行きます。黒いチンパンZじゃなくなりました。わかりにくくてすみません(汗)でもたまにアイコンも着替えたくなりません?



 

さて。誰しも苦手なことはあると思います。それはその人の個性だし、苦手を無理に克服することを人生の目的にしてしまっては勿体無いです。





 

わたしの苦手なこと

 

 

それは、朝の身支度です。一人なら、段取り良くやれば普通にできるのですが、誰かに話しかけられたり電話がかかってきたりするとダメです。鍵をかけ忘れたり、大切なもの(その日使う提案書とか電車乗るときに使うSUICAとか致命的なもの)を忘れ、取りに戻ってドタバタします。

朝の身支度は、その日一日の仕事時間や仕事内容を考えたり、身だしなみや持ち物を整える、大切な時間です。その時間を誰かと一緒に過ごすのが、ものすごく苦手です。家族であっても無理。


わたしはADHDなので、並行作業ができません。目の前のひとつのことしかできないのです。


たとえば、歯磨きをしている時に横で一緒に歯磨きをしようとする家族とか、ありえません。気が散るから絶対に近づかないでもらいます。洗面所が一人で使えないと、いやなのです。そして、自分の決めた順番でないと身支度が出来ないので、

「歯磨きは後にして、先に髪を整えよう!」

という器用なことができないのです。何が何でも歯磨きを最初にしないといけない。自分の中の約束だから、入れ替えはできないんです。どうしてって聞かれても困るけど、とにかく入れ替えは絶対に無理。(この融通の利かなさがADHD始め発達障害の特徴だったりします・照)

順番を入れ替えると、歯磨きをしないまま出勤してしまったり、眉毛を描いていなかったり、必ず何かが抜けるのです。もう、ストレスでハゲそう。抜け毛多めの初老女子です。





電話がかかってきても集中が切れる

起業してすぐの頃、この大切な「身支度の時間」に電話が鳴ることがすごく多く、何度か携帯を2つに折ってしまいました。(2つ折りのケータイ…ってうまいネーミングだなと思いますw  数年前は携帯折っちゃったお客様がよく来店しました。今は画面を割ってご来店されます)

ことわっておきますと、わたしはそんなに怒りの沸点は低くないです。仕事中などは、そこそこクレーム耐性もついていますし、人間関係も、人は人だから、と割り切れます。ただし、朝の身支度の時間、このたった20分だけは、どうしても一人でいたいのです。





きっかけは今朝の夫の行動

今朝は夫が、わざわざわたしの起床時間に合わせて起床し、わたしが歯磨きをする横で髭剃りを取ろうとしたり、バタバタと後ろを通ったりしました。もう我慢ができず、洗面所のドアを大きな音で閉め、夫に二度と入るなと言いました。

 

夫は、もうわたしの生理前のイライラ期も終わったことだし、あえてベタベタというか、一緒に行動しようとしてたみたいでした。


結局、夫はそのままわたしに見えないところで身支度をして出かけてしまいました。帰宅すると「今朝は機嫌が悪くてびっくりしたよ」と普通に迎えてくれました。おふろが沸いていて、すぐに入れました。優しい……。

夫には申し訳ないですが、今後身支度の時間だけは一人にしてくれるように頼みました。無駄な争いは避けたいです。






「さおりちゃん当番」のトラウマ

最後にひとつ、わたしのトラウマをお話して、今日はおわりにします。

朝の身支度ひとつとっても、こんなふうに大騒ぎのわたし。小学校の頃から友達0運動の発起人として大活躍をしていました。協調性が無いので、クラスに友達ができないのです。

幼稚園までは、わたしは人気者だったんです。お尻やお股をあらわにして踊る「おしり踊り」が人気の秘訣でした。女子でそんなことをする子はいなかったので、目立っていました。

ちなみに今でもエレベーターの中や駅のホームでいきなりターンきめたり、かなりトリッキーな動きをします。この写真のように躍動してしまうことも、恥ずかしながらあります。心が動くとダンスしたくならない?

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でも、小学校に上がると、お尻踊りはいきなり非難の対象になりました。

「そんなことしたら、だめとよ!」
「やめりいよ!」
※小学校時代は博多に住んでました


集中砲火です。今で言う炎上。わたしはぽかんとしたまま、人のいないところにふらふらと向かい、一人でいるようになりました。この人たちと関わりたくない、そう思ったんです。でも、周りはなかなかわたしを放っておいてくれませんでした。

「なんで一人でおると? みんなと遊びいよ!」
「なんで遊ばんと?」

先生もわたしをしかります。この頃、わたしは日本語の「遊ぶ」を「人の言いなりになる」という意味だと思い違えていました。「遊ぶ」が「自分の好きなことをする」という意味を持つ言葉だと気づくまで、結構かかりました。こういう勘違いで、国語のテストがすごく悪い子どもでした。テストの答案全部、わざと鏡文字で書いたりしていました。早くみんなに嫌われたかった、離れていってほしかったんですよね。めんどくさいから。


苦痛なのは「遊び」の時間や遠足でした。

わたしの知らないところで「さおりちゃん当番」というものが決められていました。わたしが一人でふらふらしないよう、仲間に入れる当番のようなものでした。さすがに女子だけで回していたようです。掃除当番を回すような、円盤みたいなのでくるくると当番を決めていたのは未だにトラウマです。そのうち遠足などは休むようになりました。

※わたし、下の名前がさおりです、念のため



「さおりちゃん当番」で苦しんだのはクラスの女子だけではありません。授業中は、担任教師がわたしを見張らなくてはならなかったのです。わたしは目を離すと席を立って教室中をうろうろします。先生って教室の中を練り歩くじゃないですか。あんなイメージで動いてしまうんです。じっと座っていることがとにかく出来ない。

しょうがないから、先生はわたしの席を、一番前のさらに前、教卓の真横にくっつけて、とにかく逃げないように見張るようになりました。ちょっとしたことでも注意されるのに腹が立ったので、注意し続けなければならないように、わざと字を間違えて書いたり、わざとわからないふりをしたり(授業の中断)、「分かりません! 分かりません!」と何度も質問を重ねて楽しんだりしてました。




普通に、特殊学級に入れときゃ良かった生徒です。


普通に邪魔だよねw わたしが進学校狙う子どもの親ならキレるわ。


でも当時(30年前)は身体的な障害が無いとなかなか特殊学級には入れなかったんですよね。たまに特殊学級を訪れたときに「うらやましいなあ…」って強く思いました。今でも忘れられません。あそこに入った瞬間に気持ちがやわらいだこと。

周りに合わせることより自分を優先しても良い環境が、うらやましかった。いいなあって思ったんです。




トラウマは何度でもよみがえる

朝の身支度で夫とうまくいかなかっただけで、頭の中に小学校のときのトラウマがガツーンと降りてきちゃいました。脳内がトラウマに支配されてしまった。仕事は普通にこなしましたけど、どこか暗い雰囲気を出してしまっていたのではないかと少し反省です。(顔や態度には出ていなかったと信じたい)



わたしは子どもいないけど、もしできたら、無理はさせずに育てたいと思ってます。多分育てるの無理なので、産むことはないと思いますが、里親にはなりたい気持ちがあります。子どもと生きてみたいのです。



…本当は、わたしがもっとまともで、もっときちんとできて、自分と夫を幸せにできる人間だったなら、夫との子どもを産んで、育ててみたかった。夫の遺伝子は超優秀だからさ、将来有望で面白い子が出来るだろうなーとか想像すると、会ってみたくて仕方ないです。まだ見ぬ、夫と自分の子どもに、会いたくて仕方がないのです。


愛情を、与えて与えて与えつくしたい。


その先にある人間の真実をつかんでみたい。


まあ、贅沢か。夫に出会えただけで、わたしは一生分の幸運を手に入れたと思ってる。子どもまで望むより、今ある世界に与えられるものを与えていくことで感謝の気持ちをあらわしていくつもりです。



今日は、とっ散らかりました。


また、明日お会いしましょう。



 

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