いつだってそうだ。
わたしはネットのない時代に生きていたこともある。人は、自然がくれるやわらかな風も、雑誌やテレビの情報も、大人数で話している中でも、「自分に向けられている」と感じる情報が大好きないきものだ。
だから、個人対個人が、個別にやり取りできるようになったネット初期には、宝探しのようにインターネットの野山を駆け回ったんだ。
では、「自分に向けられている」と感じる動機は何だろうか? それは、その人がふだんしている生活線上にあるもの。その人のライフワークに結びついたもの。その人の一番大切にしている考え方に沿ったもの、である。
身なりに気を使う人はファッションという形の情報を好むし、刺激が欲しい人は遊びの情報が欲しい。海外に興味のある人、政治に興味のある人、文化に興味がある人。
そして、そのとき弱っている人は、自分を支えてくれる名言や言葉、自分をなんとか立たせてくれる情報を好む。
結局、人は自分に宛てて書いてあるようなものを好んで触れてしまう生き物だ。だから、誰かとのやり取りはいつの時代も、面白いのである。
相手が自分に向けてメッセージを書いてくれるから。相手との対話を通じて自分が何者なのか知ることができるから。自分が相手に少しでも影響を与えることができるから。
本日は以上です。(短い?w)
また明日!