接客業は卒業したよ! あけすけビッチかんどー日記!

接客業歴15年のかんどーが綴る、あけすけな日記。人生はチキンレースです。一歩引いた方が負け。たまに小説を書きます。お問い合わせはsaori0118ai2あっとまーくやふーめーるまで。

フィリピン、セブ島で部屋を借りてきました!

スポンサードリンク

 

 

こんにちは、3月中旬からセブ島へ移住します、かんどーです。

 

昨日ご報告した通り、仕事(屋台村で屋台をやる)をやれることが決まりました。それで、なるべく安い部屋を借りて、生活コストを下げることを考えました。

 

 

www.kandosaori.com

 

 

 

通常、海外での物件探しは、

 

・友人、知人の伝手で物件を紹介してもらう
・現地不動産会社に希望を伝えて物件を何軒か案内してもらって決める
・現地インターネットサイトで探し、問い合わせメールを送る

 

このパターンが想像されると思います。

 

実際わたしもセブ在住の方々から上記の方法や、「〇〇地区に安くてセキュリティのしっかりしてる家がありますよ!」といった情報まで教えてもらっていました。こういう情報は貴重。家賃相場を前もって調べておき、自分の希望を絞っていきました。

 

 

ただ、教えてもらったサイトに希望する家賃と場所を兼ね備えた物件が無かったことと、セブに滞在する時間があまりなかったこともあり、自分でも動いて探すことにしました。

 

 

町を歩いてお部屋探し

町を歩き回って「rental room」とか書いてある張り紙を見つけたら、その下に書いてある電話番号に電話するのです。これは本当にあちこち貼り紙してあるので、「ここ良さそうだな!」と思ったらすぐに電話して「今、〇〇地区の貼り紙を見ているのですが、ここはまだ空いていますか?」と聞けばOK。

 

 

わたしは、たまたま歩いていたら「いい感じにひなびたアパート」があり、出入りしているのもフィリピン人女性一人とか、新聞を持ったおじいさんとか、とにかくみんな笑顔で挨拶してくれる人ばっかりだったので、入り口にいる管理人さんぽい人に話しかけてみました。(と言っても20代半ばの男性です。きりっとした顔)

 

 

部屋が空いているか聞いてみる

「来月からセブに住むのですが、このアパートに空き部屋はありますか?」
「あるよ」

「月の家賃はいくらですか?」
「6500ペソ(13000円)だよ」

「中を見たり、詳しく聞きたいんですけど、どうすれば?」
「ここへ電話して、オフィスへ行くといいよ。オフィスは〇〇の近くだから」

「ありがとう、わたしはサオリっていうんだけど、あなたの名前を聞いても良い?」
「カノイだよ! よろしく!」

(この時点では部屋の中まで内見はできませんでした)

 

 

不動産屋さんへ行く

そうして聞き出したオフィスへ電話をして、これから行く旨を伝えて即移動。ちょっと迷ったけど何とかオフィスにたどり着きました。普通の民家のようだけれど、二階がオフィスになっているつくりでした。

 

そこでは「ニニーさん」という女性の方が対応してくれて、

 

「あそこの物件なら、まだ空いてるわ。いつから住みたいの?」
「3月15日からでお願いしたいです」
「1日からじゃないの?」
「一度日本へ帰って、15日に戻ってくるんです。だから15日からでお願いしたいです」

「なるほど、確認するわ」

 

そう言ってニニーさんは電話をかけ始めました。15日からの契約で賃貸して良いかオーナーに確認を取っているようでした。良いよ、と言われたようで「OK」と言われました。

 

彼女は手書きで、このように初期費用を書いてくれました。半月分の家賃とデポジット入れて12000ペソ(24000円くらい)払えば借りられるようです。

 

f:id:keisolutions:20180302004236j:plain

 

わたしはこの金額に納得し、

 

「これからもう一度物件に戻って、部屋の中を見せて欲しい。場所がとても便利なので借りるつもりだ。明日この金額を持って戻ってくるから、それまで部屋をキープしておいてください。明日は午前10時にここへ来て契約手続きをしたいです」

 

と伝えました。そしてそのまま物件へ戻ります。

 

 

物件の内見

入り口でカノイくんに声をかけると、「おかえり! 中を見るんだよね! 行こう」と話が早い。わたしが移動している間に、ニニーさんとカノイくんが連絡を取ったようです。

 

物件の外観は、すみませんどこで暮らしてるかわかってしまうので写真を載せられませんが、「築30年くらいだけど頑丈そうなビル」を想像してください。4階建てなので、アパートというより「〇〇ビル」って感じです。日本でもそういうところは家賃が安めですよね。そんな感じ。

 

入り口にオートロックはありませんが、昼間はカノイくんがいて、夜はガードマンがいたりします。ゆるいけど24時間体勢で管理している物件なのです。

 

階段を上がっていくとこういう感じでいくつも部屋があります。部屋の前に置いてある靴の数で、複数人で暮らしていることがわかります。


f:id:keisolutions:20180302003522j:image

 

わたしが見せてもらったのはこのお部屋! ワンルームですが結構広い。仕事で使う冷蔵庫、冷凍庫を置いても生活スペースはありそう。

 

そして、ちょっと汚れてるけどベッドがあるので、これをどうにかすれば家具を買わなくても暮らせそうです。

 


f:id:keisolutions:20180302003829j:image

 

 

ちなみにエアコン無し、シャワーは水です。ですが陽が当たらなければそんなに暑くないし、扇風機を買えばどうにかなりそうでした。

 

水回りはそれなりに汚れていたけれど、カノイくんが「これからキレイにするから安心して!」と言って来ました。(フィリピン人の「大丈夫」「安心して」はたまに適当だったりするのですが、万一汚くても自分で掃除すればいけそうなレベルだったので、OKと言いました。

 

この部屋を、借りることに決めました。カノイくんに「ニニーさんに、サオリがこの部屋を借りることに決めたと伝えておいてください、明日の朝10時に予定通りオフィスに行きます」と言い、この日は帰りました。

 

(結構広いです。10畳くらいありそう。部屋の奥に洗面所、トイレ&シャワー。写真に写ってないけど入ってすぐのところに巨大な収納ボックスがあります。モノはすべてそこへしまって鎖で錠前をかければ防犯できそう)


f:id:keisolutions:20180302003843j:image

 

 

いよいよ賃貸契約! 

翌日の朝10時、ニニーさんの待つオフィスへ。彼女は手際よく手続きを進めてくれました。さすがにこの日は、一つでもわからない英語があったら調べて、行き違いの無いように丁寧に聞き返したりしました。 (事前準備として「契約」「賃貸」「罰金」「規約」などの単語を調べていくことは必須です。あとは質問事項もきちんと英語でノートに書いていくこと)

 

「家賃の支払日は〇日よ、この日を過ぎるとペナルティが発生するから気を付けて」
「振込したい場合はここへ振り込むのよ。ここへ現金を持ってくるのもOKよ」
「家賃のほかに電気代と水道代を一緒に持ってきてもらうことになるわ」
「あなたの部屋はエアコンがないから、だいたいこのくらいの金額よ」

ニニーさんは、他の人が支払った領収書をわたしに見せてくれて、家賃と水道代、電気代が並んで表記されているのを見せてくれました。

「毎月、カノイがあなたの部屋にこれを届けるから、支払日までにその金額を支払ってね」

 

なるほど! 

 

ここからニニーさんはわたしのパスポートのコピーを取ったり、わたしは必要書類に記入したり、日本と同じやり方で手続きが進みました。

 

約1時間後、無事手続きは終わり、3月15日になったら物件に行けばカノイくんから鍵をもらえることになりました!

 

この方が不動産屋さんの、ニニーさん。(名前の発音がとても難しかった。ニニング、みたいに発音するのだけどできなくてニニーさんと省略させていただいた。外国人あるある)


f:id:keisolutions:20180302003919j:image

 

今回の契約で痛い目を見るかもしれないし、すごく良い選択かもしれない。それは住んでみないとわかりません。 

 

でも、わたしはどうしても「海外で自分一人で部屋を借りる」ということがしたかったので、今回の一連の流れに満足しています。とっても楽しかったし、最高の立地にある物件が借りられたし(小さなことだけどコンビニがあるとか、美味しい食堂が近くにあるとか、ジプニーという相乗りバスの乗り場が近いとか)、家賃も当初予定していた金額にほぼ近い形で借りられたので良かったです。

 

近所の美味しい食堂ってこんな感じね。一食50ペソ(100円)くらいでフィリピン料理の定食が食べられる。朝昼晩休まず営業しているのでいつでも行ける。おかずの種類も多いし味も良い。いつも満席だけどカウンターがあるので一人ならふらっとすぐ食べられそう。

 

f:id:keisolutions:20180302004047j:plain

 

 

 

粛々と仕事をするカノイくん

そして……帰国する前日、気になったのでもう一度、借りる予定の物件を見に行ったら。

 

カノイくんから嬉しいプレゼントが。わたしが住む予定の部屋のベッドを、きれいな布で包んで、枕も置いておいてくれたのです!! これならあとはタオルケット一枚あれば寝られます! ありがとうカノイくん! 



f:id:keisolutions:20180302004022j:image

 

たぶんお風呂場もきれいにしてくれると思う! 思いたい! 信じたい!

 

 

わたしが生まれて初めて海外で物件を借りたお話でした。実際に生活し始めたらまたいろいろ書いていきますね! 

 

 

 

ただ、フィリピンでは、ジムやプールのついた高級コンドミニアムでも、月5万くらいから借りられるので、固定収入が月10万以上ある人なら、そういうところに余裕で住めると思います。

 

そういう生活を求めて移住してくる人も多いです。投資兼ねて物件を買っている人も。いろんな楽しみ方ができるので、フィリピンはほんとに面白い!

 

 

最後になりますが、こういう経験をしていくことで英語力はかなりついていきます。だって自分のことだから。セキュリティ面もそうだし、コミュニケーション取らないと何もわからない。どんどん話すことが必要になってくる。

 

ただね、わたしそんなに話せないんですけど、

相手の目を見て、身振り手ぶりを添えて話すことで「大抵の接続詞は補完される」

んですよ。

 

「このビルに空室はありますか?」ときちんと英語を話せばもちろん伝わるし、ビルを指さして「空室、ある?」でも伝わるのです。

 

契約の時も、「毎月、〇日が締め日なのですよね?」と確認してもいいけど、カレンダーを開いて日付を指さし「(この日が)締め日ですよね?」と確認しても同じように通じる。

 

そんなことをしているうちに、自然に会話が成立していく気がしました。たぶん、わたし英語を「使うことで覚えていくタイプ」ですね。明日物件の契約だ! となると前夜のうちに不動産用語の単語を頭に詰め込んだし。こうやって生活しながら英語が使えるようになるのはとてもうれしい。わたしに合ってると思いました。

 

 

以上、ご報告でしたっ!

それじゃあ、また明日!