接客業は卒業したよ! あけすけビッチかんどー日記!

接客業歴15年のかんどーが綴る、あけすけな日記。人生はチキンレースです。一歩引いた方が負け。たまに小説を書きます。お問い合わせはsaori0118ai2あっとまーくやふーめーるまで。

わたしがセブに来た理由の一つを話します

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こんにちは、かんどーです。 

 

 

今日は大事な話をします。日本の英語教育について少し触れます。日本は英語後進国です。インドネシアやタイの村などと同レベルしか英語が通じない。

 

もちろん、観光案内所や大きなデパートには専門の英語スタッフがいると思いますが、あくまで「英語スタッフ」を別で雇うという考え方。せっかくのインバウンド需要をすみずみまで行きわたらせることができなかったのは、英語後進国だからです。

 

当たり前のことですが、わたしたちが海外旅行したときも、「担当ツアーガイド」さんと話したいわけじゃなくて、現地の人と話したいでしょ? それと同じで、わざわざ外国から日本に来てくれた人たちも、生の日本人と触れたいはず。なのに「英語話せます担当」以外はほとんど英語を発さない。

 

もちろん、わたしがそういう場所で生きていただけで「何言ってんの、わたしの周り全員、英語くらい話せるわよ」という人もいるかもしれません。でも、販売や接客にずっと関わってきたわたしが感じるのは「ホテルのフロントや、外国人相手の商売以外は英語をほとんど使っていない」です。

 

 

さて、これからの日本において、英語は必要なのでしょうか。

 

 

あなたは英語を話しますか? 

あえて直球で聞きますが、あなたは英語を話しますか?

 

あくまでわたしの周りですが、なんとなく英語についてこんなふうに考えている人が多いようです。

 

・必要がないのでそこまで重要視していない
・話しかけられたら聞き取れるから、そのレベルで充分
・話せたらいいなあと思っているけど、忙しくてなかなかチャレンジできない

 

誤解の無いように書いて置くと、上記の意見をくれた人達は仲の良い人、好きな人ばかりです。彼ら彼女らは、ほんとうに忙しく毎日を過ごしており、輝いています。自分と周りを幸せにする仕事をしていて、自分の使命をしっかり果たしている人ばかりです。

 

わたしは、「その個人が英語を話すかどうか」は特に問題ではないと思っています。問題なのは、「英語を話したい」という人にとって日本は「鎖国状態」であることです。普通に日本で生きていると、英語を学ぶ機会がほとんどないんですよ。

 

 

さて、ここからが本題です。今日の記事はちょっとやばめなので、何のことかわかったかた、「シー」ですよ!

 

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シー。

 

 

わたしの日本での仕事

わたしは日本で、接客業をしていました。

 

わたしは自分の仕事で英語が話せたら、誰かの役に立てるかなと思っていました。だから海外旅行で積極的に欧米人の方々の集まるゲストハウスに泊まったり、渡航前に英語を一つでも多く覚えて、旅行中に使うようにしていました。同時にタイや台湾に行く際は、現地の言葉も覚えました。正直大変ですが、コミュニケーションが取れないと困るのは自分なので、とにかく覚えました。

 

旅行中はたくさん英語を使ったし、ホテルの部屋を変えてもらうとか、いろんな交渉を自分でするのが面白かったです。現地の言葉で値段交渉するのも慣れてくると面白かった。旅はわたしにとって、旅という楽しいものの中で「学び」がある、素晴らしい機会でした。

 

 

しかし、帰国してから仕事で英語を使う機会はほとんどありませんでした。むしろ、「多言語対応できるよう通訳の人を用意しているから、多言語対応はタブレットでチャットを繋いで、通訳してもらって仕事を進めてください」という状態でした。

 

確かにその対応は、企業としては効率の良い方法だと思います。新たな雇用も創出できるし、現場スタッフに過剰な業務を押し付けない解決策であると思います。

 

しかし、わたしはちょっとガッカリしたんですよね。多言語対応に対して、新たな雇用を創出し、仕組みを作る費用を、わたしたち現場スタッフへの英語教育に割いてはくれなかったことに対して。

 

もしこの企業が、働いているスタッフに対しての英語教育を進めてくれていたなら、わたしはこの仕事を離れなかったと思います。この仕事に関わってあと10年頑張ろうと素直に思えました。きっとそうしていたと思います。社内で定期的に英語試験があったり、TOEIC試験を受けたりしながら、適度なモチベーションで仕事ができていたと思います。 

 

こんな意見を持っているのはわたしだけかもしれません。

 

けど、わたしはもっとわたしに期待してほしかったし、一緒に働いている人たち全員にもっと期待してくれたらいいのにと思いました。実は、このことが引っかかって、わたしは今、海外にいるのだと思います。

 

 

ここではないどこかへ行くしかなかった

今、日本で「あなたには英語が必要」と言ってくる企業って限られています。海外勤務の可能性がある商社、メーカー、海外に生産拠点を置くかもしれない企業。海外と技術提携をする企業。

 

 

……わたしには、一生回ってこないなと思いました。 

 

 

回ってこないものを待っていても仕方がないです。一生回ってこない順番待ちの列に、わざわざ並ぶアホはいませんよね。だから、わたしはつかみ取りに行きました。自分の力で、自分の仕事を。

 

そうして今、半ば無謀とも思える「セブで屋台をする」にチャレンジしています。無謀すぎて自分でも笑う。 でも、この方法以外思いつかなかった。これが成功したら正直、自分をめちゃくちゃ褒めると思う。今でも、どんなことがあっても自分のことは好きだけど、きっともっと好きになると思う。

 

 

今の時点でもすごく自分のことは好き。そして、結局わたしを突き動かすのはリベンジか、とちょっと笑っている。 学歴コンプレックス、英語コンプレックス、すべてに対して「今に見てろ」という底から這いあがる気持ちだけで今までやってきた。海外へ来るきっかけも、よく思い出してみたら結局リベンジだった。

 

 

どんなきっかけだったとしても、この経験を糧にできるようにしたいです。

 

そして、甘いと言われてもわたしは人を信じ続けることで、自分を信じたいです。もう、誰も信じられなくなって胃を壊して、神様なんていないと泣きながら眠る自分には戻りたくない。

 

神様はいるし、わたしは人を信じる。自分を信じる。

 

わたしの選択は間違っていないよと今夜も自分を信じる。

 

 

それじゃあ、また明日。
※このブログはだいたい夜に書いて翌朝更新しています