私は、来世を信じている。
来世ですることも決めている。来世では医者になってたくさんの人を助ける。「国境なき医師団」に入り、危険だろうが何だろうがそこでたくさんの人を助けて、生きられるところまで生きるつもり。
私の現世は、前世でやりたかったことが全くできなかった「私の前世」の記憶が今の私を突き動かしている、そう思っている。
私は人が死んでもあまり悲しくない。お世話になった人とのお別れの際は、その方が安心して「たくさんの人に愛された」ということを形として伝えるために涙を流すようにしている。これは本当の話だ。死んだらお金も財産も持って行けない。つまり、死ぬときに持って行けるのは人の心だけ。だから私は死んでしまった人へは自分の心をその場ですべて注ぎ込んで、どうか安らかに、と強く強く願うのである。その時に流れるのが涙なのだ。
女に生まれたゆえの弔い方であるともいえるだろう。これは本能的なものだ。
とにかく私は、輪廻転生を信じている。信じずにやっていけるか。私は今回の人生で一つ大きな障害を持ってしまっている。ある臓器が思ったように動かないことだ。もちろん生きる上で大きな問題はないが、この臓器のせいで仕事がぽしゃったり、本来結婚すべきだった人と別れてきたことは事実だ。
だけど、この臓器のおかげで苦労することの本当の意味と苦しみ、生きることがこんなにも苦しいということを知り、人に優しくなったとも思う。
次回帰国したら、今私を支えてくれている彼と一緒に病院に行き、私の機能がイマイチな臓器を見てもらうことになっている。彼が「病院に行こう」と言ってくれたからだ。
病院の予約もかなり先だけどした。
治っても治らなくても、私は彼と結婚するし、彼との子どもが欲しいと思う。
そのくらいの希望を持たせてくれてもバチは当たるまい。
そのくらい許せ。
今日も仕事だ。この記事は5分くらいで書いた。
仕事に行ってくる。正直精神状態はめちゃくちゃであるが、私は休まない。
私の店だからだ。