接客業は卒業したよ! あけすけビッチかんどー日記!

接客業歴15年のかんどーが綴る、あけすけな日記。人生はチキンレースです。一歩引いた方が負け。たまに小説を書きます。お問い合わせはsaori0118ai2あっとまーくやふーめーるまで。

わたしを鍛えてくれた飛び込み営業という仕事

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こんにちは。仕事は接客業、趣味はランニングと読書の貫洞です。


昨日の記事、起業してすぐできるお客様集め・テレアポがたくさんの方に読んでいただけてうれしいです! 今日は少し違ったアプローチ、飛び込み営業について書きます。

 
昨日の記事

keisolutions.hatenablog.com

 




飛び込み営業というと、メンタルがやられる、一人だと持たない、長く続けられない仕事だというイメージが先行していると思いますが、わたしにとっては飛び込み営業=自由です。やりたい仕事の一つです。飛び込み営業の人の一日の流れと、どんな仕事なのかを紹介します。

ちなみに、当時わたしがしていた営業は光ファイバーのマンションタイプ設置営業でした。マンションのオーナーさんを探して光ファイバー設備を設置させてもらうのです。これはかなり真剣にやってました。墨田区・千代田区・新宿区あたりは、わたしが営業から設備工事まで担当させていただいた物件が多数あります。


余談ですが、わたしはそれまでまともに仕事なんてした事がありませんでした。バイトしてクビになって、お金がないから水商売(裏方)をして食いつないでました。何をやっても中途半端。自分がどこにもいない気持ちでした。

しかし、初めて飛び込み営業をして、運よく成約をもらい、工事業者さんとマンションのオーナーさんとともに設計図を書くところから立ち会い、設置工事にも立ち会って「自分が営業をして設置された光ファイバー設備」が稼働し始める瞬間を見た時、不覚にも感動してしまったんです。

なにもないところから仕事がつくれた

って。この原体験が、今のわたしの仕事のモチベーションです。今のわたしをつくったのは間違いなく、あの光ファイバー設備が小さな電気音をたてて動き始めた、あの瞬間だったのです。世界はインターネットによって繋がる、その繋がりをこのマンションに用意できたということがすごく嬉しかったのです。みんなで設備に関わっていく過程も最高でした!



では、飛び込み営業の仕事をご紹介していきます。

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■飛び込み営業マンの一日のスケジュール(例)

9時半  都内にある本社に出勤、朝礼、目標(訪問・成約件数)を発表
10時  本社を出て飛び込み営業先に移動
10時半   某下町に到着 さっそく飛び込みを開始
13時半 成約が取れていたらお昼休憩 取れていなければ飛び込みを続ける
     ※基本「一件取れたらお昼休憩OK」という自分ルールでやってました
17時  足が疲れているので一旦休憩 コーヒーショップに入る
17時半 夜しか会えない見込み顧客回り 3~4件回る
20時  飛び込み終了 本社に戻る 
20時半 成約件数報告 ミーティング
22時  退社


その会社は今考えると、そこそこブラックだったのでしょうか。件数に応じて営業マンの名前の横に「横綱」「大関」とか書かれますが、1件も取れていない人の名前の横には「ゴキ○リ」「カス」などと書かれていました……。そういう人たちはやがて会社に来なくなりました。

わたしは0件で帰社するのがどうしても嫌で、死ぬ気で毎日数字を上げていました。常に見込み顧客をストックしておき、取れていない日は夜、見込み顧客回りをして何とか1件だけでも取れるように自分なりに工夫もしていました。



■飛び込み営業のスタンスの取り方
自分が動いた分だけお金になる、ということをしっかり理解しておくこと。完全歩合制の営業マンとして生きることは、自分をコントロールして上手に動かすことが要であることを理解し、自分へのアメとムチをきちんと使うこと。

自分との約束は絶対に破らないこと。「今日は100件回る」と決めたら何があっても100件回る。回れない理由は絶対に考えない。心を折るのは自分。人にできて自分に出来ないということはない。ただひたすら同じテンションで回り続けることで、訪問数に比例して成約はついてくる。

ちょっとヤバイくらいですが、このくらいきっちり自制を効かせないと、一人で飛び込み営業で稼いでいくのは難しいです。これができれば、あとはオートマチックに日々同じことをするだけなのです。




■飛び込み営業の楽しみ方
あくまで数字が順調に取れている時だけですが、わたしなりの「楽しみ」を要所要所に用意していました。

注:数字を上げることが何より大事なので、午前中に「楽しみ」は絶対に用意しませんでした。午前中のうちに、最低限の成約数を稼いでおくルールを厳守していたので、現役時代、0件で帰社したことはほぼありませんでした。


ごほうびその1:神保町でカレー食べ歩き(毎日違うカレー屋さんに行く)
ごほうびその2:夕方、銭湯に入って疲れを癒す
ごほうびその3:夕方、コーヒーショップで座ってくつろぐ
ごほうび番外編:ビルの屋上で夕焼けを眺めて心を癒す

太字の部分が特に好きだったことです。今でも神保町へはよく行きますが、これはあの頃の思い出にひたる時間でもあります。銭湯は見つけたら入ってました。コツは、石鹸を使って体を洗わないこと。においで寄り道がバレます。洗うなら首元、腕は避ける。頭は洗わない。
ビルの屋上で夕焼けを眺めるのは、都心の営業回りの醍醐味でした。自分が営業していたマンションの屋上で、開放されている物件があったのでオーナー様に許可を取り、たまにそこで夕焼けを見させてもらってました。



■わたしが飛び込み営業を楽しめた理由

多くの会社が二人一組で営業マンを回らせると言います。それは、一人だとサボるからだそうです。でも、わたしのいた会社は、数字さえ出していれば一人で回ってかまわない、というスタンスでした。

わたしは人と歩調を合わせたり、休みたくないのに休憩を取るのがきらいです。自分のペースで仕事がしたい。当時は今よりもっとわがままで、とがってました。そんなわたしですから、一人で営業回りが出来ることはこの上なく贅沢な時間だったのです。

わたしが嫌なのは「人に合わせること」です。「知らない人に話しかけて、断られたり罵倒されること」は、わたしにとってそれほど嫌じゃなかったんです。変なとこタフなくせに、変なとこナイーブな性格なんです。



■まとめ

毎日毎日、自転車で20km以上走り回って飛び込み営業してました。日曜も休まず営業している時期もありました。

それでも、毎日がキラキラしてました。仕事たのしー! って思ってました。一人でできる仕事で、難易度は高いけど、やっているうちにコツがつかめたのが大きかったです。

アホなくせに、営業中はフェルミ推定とか使って見積もり出してましたから、相当必死で勉強しながら営業していたんだなと思い出します。



最後になりますが、飛び込み営業は、つらい仕事ではありません。一人で仕事をするのが好きな人には、会社勤めよりずっとラクです。今の仕事をやめたいと思っている人で「集団行動が苦手」「人に合わせるのが苦手」という方は、一度試してみても良いと思います。

悪くないですよ!

では、また。


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