接客業は卒業したよ! あけすけビッチかんどー日記!

接客業歴15年のかんどーが綴る、あけすけな日記。人生はチキンレースです。一歩引いた方が負け。たまに小説を書きます。お問い合わせはsaori0118ai2あっとまーくやふーめーるまで。

おじいさんにも性欲はあった話

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こんにちは。変態の貫洞です。



エッチな話は、好きですか? わたしは大好きです。だけど今エッチが好きなわけじゃないです。過去の痴態をこうして書き出すことで、恥を晒しつつ自分の本当の姿と向き合っているんです。そこのリアルの知り合いの方、勘違いしないように。




さて、性欲です。

何歳くらいまで性欲ってあると思いますか? 60歳? それとも50歳くらいでもう弱まってきちゃうと思う? 今日はその答えになるかわかりませんが、あるエピソードを書いてみます。




昨日、コンビニバイトをしていたころの記事を書いたら、当時の記憶がよみがえってきました。忘れないうちに書いておこうと思います。

 

keisolutions.hatenablog.com

 



24歳くらいの頃。コンビニバイトをしていたわたしの前に、あるおじいさんがあらわれました。おじいさんは、毎日おなじくらいの時間にお弁当を買いにきていました。オフィス街ですから、おじいさん(しかも私服の)は珍しいのです。サラリーマンが行列を作る大型店舗でしたが、ピークタイム以外の時間帯は静かな時間が流れました。そんな時間帯にぽつんとやってくるおじいさんでした。


おじいさんはハンチング帽がよく似合う人。後頭部から首にかけて白髪がサラサラと流れていました。芸術家っぽい雰囲気のおじいさん。っていうか芸術家じゃなきゃおかしい、あなたは芸術家だろう!! と詰め寄りたくなる雰囲気のおじいさん。


おじいさんは、あるときからわたしのレジにばかり並ぶようになりました。もちろんピークタイムは外して買いに来ますが、それでも大型店舗ですから、何人か並ぶこともあります。別のレジから「こちらへどうぞー」と言われたとき、残念そうな顔をしているのを何度も見ました。



おじいさんと初めて会話をしたのは、最初におじいさんに気づいてから2か月くらい経った頃のことでした。



「いつも、ありがとうね」



こんな言葉で始まったと思います。まあ、毎日あれだけ目で追われてたらこっちも意識するというもので、その言葉に呼応するように、わたしとおじいさんは会話をするようになりました。みじかい会話が、毎日少しずつかわされていきます。コンビニが交流所か…時代も変わったもんだと一人空を見上げるオフィス街。みどりと水色のユニフォームを着たわたしは、おじいさんを勝手に「平和の象徴」のような気持ちで見ていました。


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しかし、いつからでしょうか。その瞳が平和ではなく、不穏な光をたたえるようになったのは。



おじいさんがわたしを見る目が、とてもこわいのです。なんだか切羽詰まったような目つきです。言い知れぬ恐怖がわたしを支配し、わたしはおじいさんのレジを打つのを避けるようになりました。「来たよ!」と言われると奥へ隠れたり、サッと代わってもらったり、とにかく関わらないようにしました。



おじいさんは、自分がいなくなるとレジへ出てくるわたしを、ジッ…と窓越しに見ていました。そうしているおじいさんの姿は、恐怖でした。何秒かそうしてこちらを見て、目が合うとジッ…と一瞬こちらを見るのですが、すぐに睨むような目つきをしたあと、目をそらして帰っていくのです。こんな恐ろしいおじいさんがいることを、わたしは初めて知りました。




数日、おじいさんはコンビニに来ませんでした。




数日後、おじいさんは堂々と現れました。「のほほん」とした、初期のおじいさんの雰囲気をまとって。人間ってバカですよね。こういうとき、いい方に解釈しちゃうんです。「おじいさんを恐いと思っていたわたしがバカだった。この人は牧歌的なただのおじいさんだ」と。


おじいさんは、お弁当も買わずに、一直線にわたしのところへ来て、名刺を渡していきました。


「ここへ来てほしい。見せたいものがあるんだ」


名刺には、わたしでもわかるくらい有名な、ある学問の名前が書いてありました。芸術家ではなく、研究者だったようです。名刺の住所は、そのコンビニから歩いて5分ほど。わたしはこの不気味な関係にケリをつけたくて、その日の勤務後、名刺にあった住所へ訪ねて行ったのです。






豪華ではないけれど、質実剛健な事務所可物件のマンションがそこにありました。間違いなく家賃は高い。ベルを鳴らすとおじいさんが出てきました。牧歌的な雰囲気のまま、不思議な香りのするお茶を入れてくれました。広めの部屋に座布団とちゃぶ台、壁には本がたくさんありました。


それから、おじいさんのしている学問の話を聞きました。わたしでも知っているたとえ話から始まって、やがて人類の発展に関わる重要なポイントにいたるまでの壮大な話でした。

わたしはおじいさんに淹れてもらったお茶を飲みながら30分以上おじいさんの話を聞き続けました。おじいさんはかつて人前で論文を発表していたこともあったそうです。まったく興味のない分野でしたが、知見を広めようと話を聞いていました。




こっくり、こっくり。



わたしは失礼なことに、おじいさんの話を最後まで聞けずに、眠ってしまっていました。目を覚ましたら、目の前には牧歌的なおじいさん…はいませんでした。っていうか胸に変な感触。おじいさんは、わたしの後ろに回り込み、後ろからわたしを抱き、Tシャツの上からわたしの胸をまさぐっていたのです。恥ずかしいことに、わたしはおじいさんに完全にもたれかかって眠っていました。

目を覚ましましたが、凍り付いて動けませんでした。いつの間にか、部屋はあかりが落とされている。薄暗い部屋でおじいさんは、わたしが起きたことに気づいたようでした。

 

おじいさんはわたしの前に向き直ると、軽い会釈のようなしぐさをしたあと、わたしを座布団の上にゆっくりと押し倒しました。

のあと、おじいさんはやっぱりこわい目をしたまま、わたしの左右の手首をまとめて左手で頭の上にまとめて動けなくしました。力は強くないはずなのに、気持ちが拘束されてしまっていました。わたしの両腕は、抵抗することを忘れたように力が入りませんでした。おじいさんは右手で器用にわたしのTシャツをまくりあげ、ブラジャーをたくしあげて、両の乳首を露出させました。ひんやりした空気がじかに肌に触れました。



おじいさんは、利き手であろう右手をひらいたまま、わたしの乳房を手のひら全体で転がしていきます。右、左、また右。行ったり来たりするたびに中心を掠めるもどかしい乾いた指先。わたしはそのたびに喉から声が出てしまうのを抑えられなかった。

 

「うん……ん……」

 

どんなに我慢しても、喉から声が漏れてしまいました。

わたしの顔をジッ…と見据えるおじいさんの鋭い視線。わたしはおじいさんに顔を見られないよう、顔をおもいきり横へ背けました。おじいさんの動きが見えない分、いつ来るかわからない刺激に息が荒くなりました。中心に触れるか触れないかの愛撫の刺激が、徐々にわたしの意識を下腹部へと向かわせました。



おじいさんは、わたしが抵抗しないことを確かめると、両手の拘束をほどきました。次の瞬間、わたしの乳房に吸い付いてきました。あっと声が出てしまいました。舐め方が尋常ではありませんでした。乳房全体に吸いつくようにして舌を使い、舌で乳首の敏感なところを舐めまわす。


おかしくなりそうでした。座布団の端をにぎりしめて、ただただ耐えました。

 

 

ここで気持ちいいって言ってしまったら、取り返しのつかないことになる。だけどわたしの中の女の本能が、愛撫に対して無反応でいられませんでした。わたしは、目を閉じて、今わたしの胸を舐めているのはおじいさんではない。たまたまゆきずりで出会った相手だ、と思うようにしました。頭の芯がぼんやりしていて、そんなふうに自分を正当化するしか、感情のやり場が無かったのです。快感の渦が乳房の突起から下っ腹までを這いずり回っています。身をよじり背中が反り上がる。吐息にはっきりと声が混ざる。


右、左、右と、好き放題におっぱいを舐められていたわたしは、おじいさんの舌技に、小さな興奮を感じ始めていました。おじいさんは両の手と舌をすべて使ってわたしの上半身に最大限の刺激を与えました。

異常な状況下の興奮、だったのかもしれません。おじいさんが指で両の乳首を強めに摘みあげた瞬間、いいともいやだともつかない、ただの奇声をあげてわたしは達しました。目の前が真っ白に、なりました。

 

…おじいさんは満足気に立ち上がり、後ろを向くと、下着ごとズボンを下げていました。



わたしは、ぼんやりする頭で、ここから先はだめだと本能で感じました。急に体が動きました。


取るものも取りあえず、荷物を持っておっぱい丸出しの状態でマンションの部屋を飛び出しました。身なりを直しながら駅までの道を走ります。足元はおぼつかなかったけれど、何とか大通りまで出ました。




どうやって帰ったのかわかりませんが、自宅に着きました。カギとチェーンをかけ、床へ倒れこみました。


わたしは放心状態のまま服を脱ぎ、両の乳房を見ました。どちらも、よだれのあとがついた、あきらかに舐められた後の乳房でした。

わたしは、この件がきっかけで、このコンビニのアルバイトをやめました。元々家から近い場所でもなかったので、やめることになんのためらいもありませんでした。





そうなることがわかっていたのに、のこのこマンションへ行った私が悪い話です。でも、心のどこかで、おじいさんの寂しさみたいなものを感じ取って、わたしでよければ一時だけでも好きなようにさせてあげたいという気持ちがなかったわけではありません。なぜ眠ってしまったのかも、なぜすぐに帰らなかったのかも、なぜ胸を好き放題触らせたのかも、今ではわかりません。この件は、終わったことなのです。



おじいさんの年齢を書くのを忘れていました。

当時、82歳でした。



性欲の強かったおじいさん。今どうしているかな。あれから12年も経ったんだけど。7年くらい前にマンションの前通ったときにのぞいてみたら、表札は変わってなかった。今はどうなっているんだろうな。




…どこからがフィクションかは、みなさまのご想像におまかせしたいと思います。



それじゃあ、また明日!




☆ブコメに答えるコーナー☆

id:koenjilalaさん
今回は描写の関係でそれ書かなかったんですけど、意外と力はありました。おじいさんだし…と安心していた分、驚きました。



☆今日の過去記事☆

 

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