接客業は卒業したよ! あけすけビッチかんどー日記!

接客業歴15年のかんどーが綴る、あけすけな日記。人生はチキンレースです。一歩引いた方が負け。たまに小説を書きます。お問い合わせはsaori0118ai2あっとまーくやふーめーるまで。

【接客・店舗運営】接客が嫌になっちゃったら、どうする?

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おはようございます! 貫洞です。
先日、同業の方々とお会いしてお話をする機会があったのですが、そこで、こんな話題が出ました。

「接客が嫌になっちゃったんだけど…」


こういうスタッフさんに、何と声をかけるか? 少々タブーかもしれませんが、思い切って書きます。実は、わたしも本気で接客が嫌になったことがありました。


わたし自身、若い頃はスイミングのコーチや学童保育のバイトをしていました。
その後、飛び込み営業の世界に入りました。
類似の職業は経験していますが、きちんとした接客の仕事歴は、まだ5年くらいです。

2年目くらいで、壁にぶち当たりました。

それまでも、訪問販売や営業の仕事はしていたので、接客業もいけるだろうと
甘く考えていたのがダメでした。
お客さんから、身に覚えの無い事で怒鳴られた時に、
「なぜ自分が悪くないのに、こんなに怒鳴られなければならないのか?」
寝ても覚めてもこれを考えてしまい、笑えなくなってしまいました。
ご飯も食べられない。眠れない。電話にも出られない。ショックすぎて、そのお客さんの顔に怒鳴られている残像が残ってしまっている。

次のお客様を接客したら、また同じように難癖をつけてくるのではないか?
そんな風に考えたら、怖くて怖くて、聞かれた事以外は喋らないようになってしまいました。←我ながらものすごくメンタル弱いです

次第に外に出るのも怖くなり、引きこもりに…1晩だけ、なりました。
もっと引きこもっていたかったですが、すでに起業していたので、社長が引きこもるわけにいかなかったので、一晩で解決しなければなりませんでした。

その時、いろんな人に相談をしました。

「接客が嫌になっちゃったんだけど…」

この時、接客業をしたことの無い方からは「う~ん、気分転換してみたら?」
等のアドバイスが返ってきました。「少し休んだら?」的なものでした。
「接客がつらいから明日お休みしますとか言えないよw」と思いました。

この時、同業の友達に、ひたすら話を聞いてもらって、
「接客業をしていれば、辛い事もやりきれない事もあります…よね。」
のような事を言ってもらって、心から同業の友達がいて良かった、と思いました。

休む、とか一旦問題から離れる、というのは、それが可能な場合にはとても有用ですが、それがどうしても出来ない場合もあります。そういう時には、自分の心が健康でいられるように、自分を導く必要があります。


たまたまわたしには、話を聞いてくれて、同調してくれて、経験談を語ってくれて、「嫌なもんは嫌だよね」と言ってくれる友達がいたので、比較的早くその壁から脱出することができましたが、落ち込んでいる時は、もう、国外に亡命しようと本気で考えるくらい真剣でした。(接客が嫌で国外に亡命するとか、ネタとしては面白いですが…)

 

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さて、本題に戻ります。


接客が嫌になってしまうと、本当に何もかも嫌になること。これは身を持って体感しました。

ただ、この後わたしは接客業について、自分がサービスを受けた時、どんな風に感じたか、一挙手一投足、一言一句をいろんなお店で体感し、自分なりの「なるべく自分も仲間もお客様も快適な接客術」を編み出しました。(自分も仲間も快適、というのがポイントです)


今の日本は、接客のきれいなところだけをとりあげて「おもてなし」ともてはやし、きつい所(悪質クレーマーの罵りなど)については、「仕事なんだから頑張って」のように、自分には関係ない事…そんな風に考えているように思います。


そして、お店といってもいろんなお店があります。地域によっては、客層が荒れている地域もあります。その環境下で、最善の接客を選び取って行う、それが接客業です。

最後に、明らかに「難癖」をつけられてしまったら、もうそれは一人のスタッフさんに背負わせるものではないと思います。
大声、罵声などは、1人で受けるととっても痛いのですが、2人以上で受けると、意外と落ち着いて聞くことができます。

「これ、筋が通っていないよね?」などの判断も、2人以上だと早いです。
「この部分はわたしの伝え方が足りなかったかも」という点も、落ち着いて話を聞くと、すぐに浮かび上がってきて、謝罪のタイミングを逃しません。

そうやって、冷静かつ正しい判断でお客様に接していると、次の接客に引きずることなく、気持ちもそこまで痛まない場合が多いです。
一人で怒鳴られ続けると、やっぱり今でも痛みます。。不思議なんですけど、1対1で怒鳴られるのは本当にダメージが大きいです。

話は戻りまして…

接客が嫌になっちゃったスタッフさんがいたら、何と答えるか? 私は


「実は私も!…で、何でそこまで嫌になっちゃったの?」


と聞きます。

嫌な時はイヤです。人間ですから。
だけど楽しい時もあります。楽しい瞬間はまったく無いものか? もう一度考えられるようになったら、そちらを考えてもらいます。

どこで楽しさを感じるかは、

・お客様に合った商品を売れた時
・お客様が自分を指名でお店に来てくれた時
・「ありがとう」と言われた時

人それぞれ違いますが、どこか一つ、楽しいと思えるところを思い出してほしいです。わたしの場合はブレません。「売れた時」です。
これでお客様の生活が絶対楽しくなる~♪ 便利になる~♪ とウキウキで登録します。

とある優しいスタッフさんは、指名で来てくれるお客様を、本当の友達のように接するといいます。(本当に友達のように自然に話します)

嫌な時もありますが、壁を一つ乗り越えると、その後は結構楽しく働けたりします。こういうところは、親身になって考えられる人でありたいなぁ。

では、今日も適度に頑張りましょう☆



…今日のエントリは、われながらまだ未完成だと思います。
答えはひとつではないし、もっと良いやり方があるように思います。もしも新しい答えが見つかったら、追加エントリを書きます!