こんばんは。貫洞です。
今日は某駅の地下で、久しぶりに「デパ地下」で夕食を調達しました。
自分用にお弁当を買って、プレゼント用にワインを探しに、酒屋さんへ。
ハーフボトルのワインはどこにあるのか探していました。
行き慣れない場所なので、ハーフボトルのワインがどこにあるかわかりません。
近くには、日本酒の試飲担当の方のみ。思い切って聞いてみました。
「あの、ハーフボトルのワインはどこにありますか?」
日本酒の酒造のはっぴを着た、40代後半の男性の試飲販売の方は、
にっこり笑って案内してくれました。
試飲の方「ハーフボトルはあんまり置いていないんだよ。えーっと…」
(小走りにレジへ駆け寄り、一言二言、確認も取ってくれました)
試飲の方「ここ、ここに置いてあるよ! あんまり種類が無くてゴメンナサイね」
貫洞「いえいえ、助かりました。ありがとうございます」
試飲の方「こっちのワインセラーに10万円くらいのもありますから、ぜひ(笑)」
貫洞「ええっ! それはまた今度で(笑)」
という一連の会話があって、最後は笑いあって接客は完了しました。
日本酒を買わないわたしは、この方にとっては「見込み客」ですら無いのに、
こんなに親切にしてもらって嬉しいなーと思いつつ、会計。
この後、お店に一人のお客様が入ってきました。
スーツ姿のサラリーマンの男性。年は試飲販売の方と同じくらいです。
入店してすぐその方は試飲販売の方の元へ歩み寄り。
お客さま「あの、昼間来たんですけど、買いにきました」
試飲の方「あっ、どうもどうも!」
…やっぱり。
この試飲販売の方がしている親切や世間話や冗談は、まったく無駄じゃない。
確実にお店のファン、いいえ、この方のファンを増やしています。
同じお酒はもしかしたら、ネットで買えば何百円か安いかも知れません。
ネットで買えば、重いお酒を持って電車に乗らなくても良いのです。
でも、このサラリーマンのお客さまは、ここで買うために戻ってきました。
わたしも、次回日本酒が必要になったら、きっとそのお店に足を運ぶでしょう。
そして、きっとこう言うはずです。
「オススメのお酒を教えてください」
その方のオススメの日本酒は、きっと素晴らしく美味しい、美味しく飲める。
心からそう信じられる気がしたのでした。
わたしも、接客をする時は世間話や冗談を言うことを常々こころがけていますが、
ここまで美しい姿になるには、まだまだ努力が足りません。
今週末の勤務から、この方の接客を見倣って「美しい接客」を目指します。
今日は本当に良い接客を受けたなぁ。
そんなふうに思う、夜なのでした☆