接客業は卒業したよ! あけすけビッチかんどー日記!

接客業歴15年のかんどーが綴る、あけすけな日記。人生はチキンレースです。一歩引いた方が負け。たまに小説を書きます。お問い合わせはsaori0118ai2あっとまーくやふーめーるまで。

虫を捕まえるときは必ず両手で…さもないとxrtぴm-えいt-あいt-あえ

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こんにちは。仕事は接客業、趣味はランニングと読書の貫洞です。


先日、結構緑の多い地域の携帯ショップで仕事をしていました。そのお店は特に虫の多い地域にあります。珍客万来、自動ドアが開いた瞬間、いろんなものが入ってきます。大きな蜂や、カナブン、カエル、蛾。すごいときはツバメが飛び込んできましたw

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結局、それらの虫や鳥は、スタッフの手で外に出してあげなければなりません。ツバメや蜂が店内をビュンビュン飛び回っている状態では、落ち着いて接客できないですからね……(汗)わたしも、怖い怖いといいながらも、仕事中はしっかり虫を外に出すよう、ほうき片手に奮闘しています。



さて、ある時の珍客。その日はアゲハ蝶さんが入ってきました。
※大きな蝶の画像あり、嫌な方はスクロールしないでください












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こうして自然界にいると綺麗ですが、携帯ショップで携帯のまわりを飛び回っていると、いささか不自然です。やはりこの時も、追い出さなければなりませんでした。


でも、わたしはここまで大きな蝶は手でつかめません。


…と、そこにわたしの会社から一緒に出張で来ていたK氏が「俺がつかまえます!」と名乗りをあげました。彼はお店の隅に蝶を追い込み、右手でひょいとアゲハ蝶を捕まえました。おおーと歓声があがります。しかし……


片手で蝶の羽の下の方だけを掴んでいたため、羽がちぎれて蝶はヨロヨロとまた店内を飛び回り始めたのです!


蝶が好きなわたしとて、羽のもげた蝶は別です。本能がそれを拒みます。人間の脳は何をもって綺麗、気持ち悪いを区別しているのか、脳内でくるくると考えていました。しかし何より羽をもがれて、蝶がかわいそうです。。。
 
結局その蝶は、現地のスタッフさんが両手で包み込むようにして捕え、すみやかに外へと出してくれました。蝶はヨロヨロと飛び立ち、K氏の手にはアゲハ蝶の羽の右下半分が残りました。


わたしはK氏に言いました。

「かわいそうだから、慣れないことするなよ!(泣)」

K氏は「もげちゃった…」と右手に残る「それ」を見つめて呆然としていました。夏の子どもの顔でした。

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K氏(夏の子ども)




ヨロヨロと飛び立ったアゲハ蝶、もう元にはもどらない「それ」。今年最初の、夏の重い思い出となって、このことはわたしたちの胸に残ったのでした。


羽のもげた蝶は、リアルで見ると深淵を覗けますよ。深淵をのぞくとき…おっとこれはおととい使ったフレーズだ。やめておこう。

 

keisolutions.hatenablog.com

 


では、また明日お会いしましょう!


 
 

今週のお題「ゾクッとする話」