闇雲にビジネス書を読むのはインプットじゃなく効率悪いアウトプット
こんにちは。仕事は接客業、趣味はランニングと読書の貫洞です。
昨夜、ある方とお話しました。その方は二十代半ばと年齢こそ若いですが、立場もあり、ものすごくアグレッシブで安定感のある、いわゆる「すごい人」です。お仕事で関わっているのですが、昨夜はちょっといろいろ聞きたくて質問を重ねちゃいました。
会話の中で、すごく印象に残ったことがあります。
その方は、車を運転しているあいだ、ビジネス書の朗読CDを聞いているとのことでした。(CD付きの本って、そういえばあった気がします)わたしは
「文章読むの楽しくないですか? なんで聞くんですか?」
と質問しました。するとこんな答えが返ってきました。
「僕は本を読むのが苦手なんですよ。それに、読む行為って、結局自分のわかるところだけ読んじゃって、作業としてインプットになってないと思うんですよ。自分の言いたいことが書いてあるところを探して、見つける。それって完全にアウトプットじゃないですか」
…すごい的確。的確すぎて思わず興奮しちゃいました。そうそう、わたしのビジネス書の読み方ってまさにこんな感じ、っていうかこれ以下!
自分の言いたいことと同じことがあると線引いて、あーこれこれ! って言って満足。アウトプットにもなってない、ただの自己満足。「あーその本読みました」って言ってキーワードがポンと出てくるだけ。
読んだつもり、ドヤ顔読書。
読んだ! って満足感は得られるけど、たぶん何の役にも立たないよね。
実は最近、「ビジネス書を読んでもあんまり役に立ってないな」と感じてました。だからあまり読まなくなってました。でも、それって
ビジネス書の「内容」じゃなくて「読み方」が悪かったのかも。
その方の話に出た「耳で聞く」方法はかなり特殊だけど、強制的に頭の中に新しい知識が入ってくるから、自分の考えを挟む暇なく新しい考え方を本棚みたいに蓄えられるのだそう。私見をはさんで自分の中に入れようとすると、結局インプットにはならず、「知識の上書き」「部分書き換え」になっちゃうんだよね。
もうすぐ本の世界は電子書籍、音声書籍と裾野を広げて展開して行くと思います。
思えば、高いお金を出して買う教材の中には「このCDを毎日30分聞くと行動に変化が起こる!」みたいなやり方が多かったですよね。高額で問題になったりもしましたけど、「聞く」っていうアプローチ自体は非常にいい方法。
これからわたしは、学びたいビジネス書を見つけたら、新しい読み方で読んでみようと思います。
それは音読です。
冷静に、英語の教材を覚えるみたいに知識を頭に入れていくの。自分の中の知識と融合させる読み方をやめて、まったくの新しい色を頭の中につくるイメージで読む。そこで得た知識がスコンと頭の中に「新しい知識」としてフォルダが出来たら、そのあと初めて既存の知識との融合をさせる。
そういえば、読みにくい本なんかも、ぶつぶつ声出して読んでることが多かった。そうすると少しずつ読めたりするんだよね。
闇雲にビジネス書を乱読するのは、インプットの意味をなさない。むしろ効率の悪いアウトプット。自分探しをビジネス書でするのはほんと、効率悪いと思います。
音読以外でいい読み方を知っている方がいたら教えてください!
追記:もちろん、普通に読んでいても頭の中で別フォルダを作って意義ある読み方ができる人もいると思います
それじゃあ、また明日~♪
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