接客業は卒業したよ! あけすけビッチかんどー日記!

接客業歴15年のかんどーが綴る、あけすけな日記。人生はチキンレースです。一歩引いた方が負け。たまに小説を書きます。お問い合わせはsaori0118ai2あっとまーくやふーめーるまで。

【旅ブログ・フィンランド1日目】成田空港で成田離婚を考える

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こんにちは。仕事は接客業、趣味はランニングと読書の貫洞です。


今、フィンランドに来ています。旅行記はまた別途書きますが、成田空港まで夫に送ってもらって、ちょっと喧嘩のような雰囲気になってしまい、考えさせられました。

えっと、成田離婚って、ありえるよなぁとしみじみ思ったのです。(旅行記のしょっぱながこれってwww)


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※このあと数日間、楽しい一人旅の旅行記が続きますので、初回だけ愚痴らせてください。愚痴っていうか考え方の違いなんだけどね。旅って価値観が露骨に表れます。


では、夫とわたしが喧嘩したポイントを挙げていきます。




■時間的感覚のずれ

わたしは国内便なら出発時間の二時間前。国際便なら出発時間の三時間前を目安に空港に着くようにしています。読書やネットで時間はいくらでもつぶせるし、空港内を散策するのも面白い。だからこのくらい早く着いてもまったく苦痛になりません。むしろ、電車が遅れたり車が渋滞していたりでギリギリの搭乗になることが何より嫌です。

その「嫌」が人より大きい(旅行にいけなくなることが何よりつらい)から、わたしは上記の時間を厳守して、死んでも旅行に行ってやる! と目の色を変えるわけです。同行者にも同じ基準を求めますから、わたしと旅行して楽しかった人、多分いないと思いますw だから一人で行くようになりました。自然の流れです。


対する夫は、国際便でも二時間前に空港に着いていれば大丈夫、という楽観的な考え方です。「遅れたら遅れたとき。飛行機だって飛ばないときがあるでしょう?」という考え方です。何も考えず相手についていく旅行スタイルなら、夫との旅行は快適だと思います。のんびり、ゆっくり、感じよく旅行をする。時間の流れにきれいに身を任せている感じ。「あー、ギリギリだったねぇ」なんて笑いあったりすることも、そういうのが楽しい人には楽しいのでしょう。わたしにとっては「旅ができなくなる!」という恐怖でしかありません。完全に価値観が違います。


今回、わたしは電車で成田に向かう予定でしたが「重い荷物を持って乗り換えをするのは大変でしょう。車で送りますよ」と夫は早く起きて、わたしを車で空港まで送ってくれました。体調が万全ではないのに、やっぱり夫は優しいです。(のろけ)


しかし、行きの道は渋滞しており、わたしは時間ばかりが気になって、気が気ではありませんでした。完全にキ○ガイレベルで騒いでいたと思います。上野で下ろしてくれ、電車で向かう、何としても三時間前に着きたいのだと騒ぎました。

夫はやれやれと言った顔で「この先は渋滞しないから、安心して寝てなさい」と言い、静かなクラシック音楽をかけ始めました。寝不足だったわたしは眠りに落ち、車内には静かな空気が戻りました。※結局成田まで送ってもらいました。



■金銭的感覚のずれ

今回は出発までの間に休日が無かったため、空港で両替をすることに。(と言ってもほとんどカードで決済済みなので5万くらいユーロに替えるだけです)

夫は最初に見つけた両替所で「替えてしまったら?」と言います。しかしわたしは、事前に空港内でどの両替所がいちばんレートがいいか調べてありました。そしてレートはその場その場で変わります。結局、元々調べてあったGPAという両替所ではなく、歩いて探した「ちばぎん」で両替しました。最初に見つけた両替所とは2円の開きがありました。5万円分をユーロにすることを考えると、円換算で750円分くらい開きがありました。

「そのくらい気にするなよw」と思う方もいるかもしれませんが、わたしにとってはこれは譲れませんでした。夫は「両替所を回るなら僕は帰る」ということで、そこで素っ気無く別れました。「気をつけて」「うん、あなたも体調気をつけて」が最後の会話です。



■旅行にかける費用と受けたいサービスのずれ

わたしはLCCがあれば必ずLCCを選びます。うまく荷物を少なくして乗り込めば、信じられないほど安く旅ができるからです。

ファーストクラスで3年に1度だけ海外旅行に行くより、LCCで年に3回海外旅行したいんですよ。

旅は経験値を積む場だと思っているので、行く回数(成田に行く手順含め全ての手続きが勉強になるから)を底上げしたいんですね。イージーモードの快適旅行はいやなんです。迷って苦しんで、最後に「でも楽しかった!」がいい。(ワガママやのう…)


対する夫は、3年に1度でいいから、最高のサービスが受けられるファーストクラスでの旅行を希望します。そんなに頻繁に行ったら疲れてしまうから、たまに行きたい、疲れないファーストクラスの席で行きたい、と言うのです。荷物は信じられないほど多い。靴だけで何足もっていくのか、ムカデもビックリのレベルです。貴様はムカデかっ!(TPOに合わせて靴を履き替えたいのだそう。車の運転をするときとレストランに行くときで靴を替えたいのだとか)



■キ○ガイエピソード

わたしがフィンエアー(フィンランド直行便が出ている航空会社)のカウンターでチェックイン手続きを待っている時、エコノミーのわたしがずっと列に並んでいる横で、ファーストクラスの人たちが割り込みで待ち時間0でどんどん先にチェックインをしていきました。それを見た夫が「ファーストクラスだと並ばなくても先に手続きをしてもらえるんだよね」みたいなことを言って来ました。夫は最低でもビジネスクラスには乗っているようです。バブル期の海外出張の習慣が抜けてないんですね。これにわたしはかなり腹を立ててしまったのです。

年甲斐もなく空港のカウンターで「わたしは航空券にお金をかけたくないの。ファーストクラスの人が優遇されている、それが何? わたしにとってそれ、何の価値も持たないんですけど。このご時世ね、海外に行くのに航空券を高くする意味よりも、現地で何をしてくるかが大事なの。あなたには分からないかもしれないけど!」と大声で夫にまくし立ててしまいました。周りの人にも聞こえていたと思います。我慢しても良かったのですが、「自分の意見を溜めずに言う」を実践しているので、きちんと言いました。




■新婚旅行だったら成田離婚していたレベル

ここまで読んでいただいて、どれだけ殺伐とした雰囲気であったか伝わったでしょうか? 相当殺伐としていました。わたしたち夫婦は価値観がかなり違うのです。普段の生活ではうまく折り合いをつけられても、旅行となるとこの価値観のずれが大きな感情の揺らぎを生むのです。

正直夫が考える旅行プランはわたしにとって全く魅力の無いものがほとんどです。ガイドが付いて回ってうやうやしく世話を焼いてくれるプランとか、下手したら食事までガイドと一緒にしなきゃならないとか。

わたしは海外に行ったら現地の人との自然な会話以外したくないのです。「会話に困るだろう」と旅行会社があてがってくるガイドは不要です。

そもそも、接客業で常に会話の勉強をしているわたしにとって、サービスを受けている時間は、ズバリ完全に仕事モードなのです。あと3秒わたしが黙っていたらアイスブレイクの会話をしてくるだろうな。きっとこの話題だろうな。あっやっぱりそうだ。ガイドさんはこういうテクニックで会話を明るい観光路線に進めていくんだな。メモを取ろう。そうだ、少し体調が悪いって言ったらどういう対応をしてくれるのだろう。後学のためにちょっと試してみたい。朝から頭が痛いって言ってみようかな。



…疲れるでしょ。これ、完全に仕事モードじゃん。どこが旅行だよ。

こんなんしてるなら現場で携帯売ってるほうが楽だよ。頼むから旅行中くらい一人にしてくれ。


もちろん困ることはありますよ! でも、困った時は自分で周りの人に聞くか調べるかします。その時間含め「旅行」で、その困っている時間が楽しいのです。一度も困らない旅行に高いお金を払うくらいなら、家で海外のDVDでも観てた方が楽でいいと思います。



■一人旅に行かせてくれる夫への感謝

多分、夫はわたしのこういう性格を理解しているから、一人旅に行かせてくれるのだと思います。わたしのやりたいことは、夫と一緒じゃ、実現できない。英語がうまく伝わらなくて困る場面も、わたし自身が「困った」を経験するから「必要な英語を覚えよう」とするわけで、鼻をほじっていても夫がすべて英語で手配してくれるなら、アホらしいので英語など一語も覚える気をなくします。(超ひねくれてる…)


ともあれ、何とかフィンランドに来ることができました!



こんだけ文句たれといてアレなんですが、わたしは一人旅に出たら相当楽しみます! 一人飯も日本で慣れているのでわりと平気。ホテルの部屋で一人の時間に、ふだんと違う景色を見ながら小説書いたり風景描写するのも好き。朝は早く起きてジョギングするのが好き。


一人の時間を存分に、舌の上にのせてころがして味わうのが大好きなのです。



元気をチャージして、帰国したら夫とまたいろいろ話して、仲良く暮らしていきたいです。せっかく送ってもらったのにこんな別れ方で、申し訳ない気持ちでいっぱいです。



旅ブログ第一弾は「成田離婚を考える」でした。
(フィンランドに着いてwifi環境のあるところで夫とFacetimeで話をして、仲直りはしています。ガチ離婚にはなりません! 絶対離婚しません!←)


それじゃあ、また明日!




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