こんにちは。フィンランド旅行記4日目です。
過去の旅行記はこちら。(数が多くなってきたので1つだけ貼ります)
フィンランドに到着した翌日から、移動やムーミンワールドと精力的な活動をしたので、今日は現地公休日とします。
簡単に言うと、「疲れちゃったのでダラダラします」ってことです。
■一人旅でよかったと思う瞬間
こういうのが出来るのが個人旅行のいいところだと思います。観光って結構体力使うんです。わたしは頭のキャパがそんなに大きくないので、観る場所への交通機関の確保と休業日などの確認、現地の治安、歴史、見るべきところと寄るべきところなどを調べていると、一日に何箇所も観光回れません。せいぜいひとつかふたつ。あとの時間は海とか見てボーっとしてたいです。
ムーミンワールドみたいに移動もあって現地でガーッと遊んだ翌日は、朝起きて寝るまで、ご飯以外何もしたくない感じです。
そんな感じで、ゆるーく目を覚まして一日がスタート。
■とりあえず空腹、有名どころでぱっと食べたい
わたしのホテルは食事が一切付いていない、サービスアパートメントのようなところなので、とりあえずブランチ的な食事に行くことにしました。
おさんぽ兼ねて、ホテルから歩いて30分のところにある、ハカニエミ・マーケットホールに行くことにしました。マーケットホール、つまり「屋内市場」です。この中に、超有名なスープ屋さんがあるのです。
スープ専門店、スオッパケイティオ。超有名なので、フィンランドに来た人はほとんど行っているはず。
こんな感じのお店。味は確かなのにカウンターで相席上等な、「俺のフレンチ」的なお店。わたしは「俺のスープ」と勝手に名付けてました。
まわりは生肉とか魚の切り身とか売ってる屋内市場です。活気があるので楽しいです。おみやげには魚の缶詰やジャムなどが買えます。あと石鹸とか! 2階にはマリメッコとか毛皮とか、北欧ならではのお土産も売ってます。
メニューは黒板に書いてあります。
よく見ると英語もあるのでなんとなくわかります。
↑右端に映ってる方の食器に注目! かなり深い丼みたいな器で提供されます。
いただいたのはこちらの、エビのクリームスープ。お皿じゃなくて、ラーメンが入ってるようなどんぶりに入ってきますw
「俺のスープ」はパンが食べ放題です!
スープは濃厚でパンに合います。市場でも売っていた小さなエビがごろごろごろ! 小さいけどぷりぷりです!
スープのお味はさすが! 美味しいです。味がしっかりしたスープなので、ガツンと美味しい感じ。日本でラーメンのスープを飲むことに抵抗が無い人ならほぼみんな好きな味だと思います! フィンランドっぽいスープにしたい場合は、定番ブイヤベースの方が、食材に近郊のお魚が入っているのでいいかなと思います。
わたしは味の濃いスープ大好きなので完食! ふー美味しかったー!
食後は屋外の広場を散策。どこにでも音楽を奏でる人がいて、人々は音楽を聴きながらゆっくり過ごす。いいなあ、こういうの。このテントは誰でもコーヒー飲んで休めます。わたしも滞在中何度かお世話になりました。
…ちょっと余談。
街中に音楽を奏でる人たちがいて、中には見た目、普通の人もいます。大道芸人風じゃなく、そこらへん歩いてる普通のおばちゃんがバイオリンを弾いていたりします。
普通にバイオリンをケースから出して、準備して、バイオリンを肩に構え、弦をス…と構える。その瞬間に、そのひとが「音楽家」に変わるスイッチが入ったのがわかりました。音楽の世界にまず自分が飛び込んだのがわかりました。0.05秒とかそのくらい。キン、と空気が澄んだんですよ。多分あれは弦の音じゃなかった。
人の本気、生命の躍動、人が人である理由などがぐるぐると頭を駆け巡りました。
こういう演奏家の方が街中いたるところにいる街です。ヘルシンキ。
朝の市場でアコーディオンを弾き続ける方の伏し目がちな哀愁も良かったなあ。あのアコーディオンがあるか無いかで、ヘルシンキのイメージが変わるレベル。
海と、マーケットと、都会が交差する不思議な街を、アコーディオンが色付けして「こういう街だよ」って一枚の絵に仕上げたような感じ。ぶっちゃけ、仕事辞めたらあの人みたいに生きたい。
余談おしまい。
少し歩くと、地下鉄の駅を発見。そういえば地下鉄に乗ってみたい、そうだこれで帰ろう!
…と思って券売機でチケット買いました。せっかくだから大きな札を崩そうと思って、20ユーロ札で2.5ユーロの地下鉄乗車券を買いました。すると、おつりがすごいことに…
全部小銭!!! この日から、わたしはポケットに小銭を入れるくせがつきました。せっせと小銭を使う日々です。このおかげでユーロに随分慣れました。うん、良かった。
駅のホームでふと思い立ちます。この地下鉄の切符は確か、どこ行きとかではなく「1乗車2.5ユーロ(一定時間は乗り降りも自由)」。つまり、どこへ行ってもいいってことです。
マリメッコ本社(アウトレット有)を見に行ってみようと思い立ち、地下鉄でヘルシンキ中央駅とは逆方向に向かいます。
急遽決まった「マリメッコ本社&アウトレット訪問!」
地下鉄を降りて10分くらい歩くとマリメッコ本社に着きます。マリメッコって何? という方のために。一番それっぽいものを貼っておきます。
これはマグカップだけど、こういう模様の服とかバッグがたくさん売ってます。
マリメッコ marimekko マグカップ 63431-001 UNIKKO MUG (並行輸入品)
- 出版社/メーカー: marimekko マリメッコ
- メディア: ホーム&キッチン
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公式サイトも。
日本人もたくさん来てました! 中を見て納得。デザインが素晴らしい。うちのデザイナーさんが好きそうなものもたくさんw
結局、デザイナーさんにおみやげと、自分用のパンツだけ購入することに。パンツはこちら。
なかなか無い色と模様のパンツで生地もしっかりしていたので購入。今履いている靴と合うので、この旅行中に履こうと思います。
【注意!】
免税扱いにするには、帰国するまで開封して着たりしてはダメです。今回わたしはフィンランドの街でこれを着て歩きたい気持ちの方が強かったので、開封しました。(免税は諦めました)
買ってすぐ着替えて、その場で着て帰りました! こんなことしてるのはわたしだけです。。
【免税について】
40ユーロ以上で免税になるのですが、注意点がいくつか。
・TAX FREEのマークがついているお店で買ったものであること
・レジでパスポートを提示し、専用のレシートを受け取り、保管しておくこと
・空港で未開封の状態が確認できること
・クレカ払いの場合は使ったクレカを提示する
・免税専用のレシートを提示すること
・1店舗で同日に40ユーロ以上の買い物であること
このあたりが条件になります。空港の免税手続きカウンターは、搭乗ギリギリでなければほぼ並ばずに手続きできます。
旅日記に戻ります。
マリメッコを後にして、中心部に戻り、カフェ・アアルトという本屋さんの中にあるカフェでブルーベリーパイとミントティー飲みました。ちょっと疲れていたので、ミントティーで頭をすっきりさせたかったのです。
読んでる本がホラー本だったので、なんかシュール。ケーキが大きいのは伝わるでしょうか?
このあとはもうゴロゴロしていようと思ったので、ストックマン(デパート)で食料品を買ってあとはホテルでのんびり過ごしました。ストックマンがホテルから歩いて5分だったので、いろいろ便利でした。
この日はなにも冒険してません。完全に現地公休(弊社ではよく使う言葉ですw 出張先でそのまま宿泊して公休を取ること)でした。
わたしは別ブログで小説を書いているのですが、この日の夜にたっぷり時間をかけて「短編小説の集い」に投稿する小説を書きました。(一本は手直し、一本は新たに書きました)
今回のテーマが「怖い話」だったので、さっきのカフェ・アアルトでもホラー小説を読みまくってました。それから今度は怖い話を書き始めたのですが、自分が恐怖に支配されてしまい、ホテルでトイレやシャワーが使えなくなる悲劇を経験しました。とても、とても怖い夜でした。。
良かったら読んでください。不定期更新です。
それじゃあ、また明日!