接客業は卒業したよ! あけすけビッチかんどー日記!

接客業歴15年のかんどーが綴る、あけすけな日記。人生はチキンレースです。一歩引いた方が負け。たまに小説を書きます。お問い合わせはsaori0118ai2あっとまーくやふーめーるまで。

台湾旅行記三日目~台南の観光は「安平」がほどよく楽しい~

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こんにちは、かんどーです。


台湾旅行記、三日目です!


今日は三日目ということもあり、元気に観光デーです。名物の揚げ物を食べたり、伝統的な街並みを見たりします。風景だけでも、ちょいと眺めていってくださいな。



今日の目的地は「安平」(アンピン)です。


歴史的な砲台なども残っていますが、それらを目印に歩いていく散策そのものが楽しめる素敵スポット。では、はじまりはじまり~。




ゲストハウス近くの食堂で朝食

前回の続きですが、台南のゲストハウス「はむ家」で目を覚ましました。朝日が差し込んで気持ちいいー! 犬の鳴き声や風のそよぎ、どことなく聞こえる、人が生活している音で目を覚ましました。あ、朝ごはん、食べにいくんだったなと思い出し、着替えます。

ふだんは朝食を食べないわたしですが、旅行のときだけは別です。食べます。3人で行く予定だったのですが、リビングをのぞいたら初めてお会いする方がいて、とっさに、

「あの、朝食食べました?」

と聞いて誘ってしまいましたw わたしが昨日の夜、そんなふうに軽く声をかけてもらって嬉しかったから。わたしも誘ってみようと。その方は中国語の語学留学で台南に来ていて、「はむ家」に泊まっているとのことでした。

食堂まで歩きながら、どんな語学学校なのか、どうやって知ったのかなど話に花が咲きます。わたしも通ってみたいと思いました。台南ともっと仲良くなりたいから。

結局、5人で食事! 食堂のテーブルで、そぼろ飯のようなご飯と魚のツミレスープをいただきます。

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何気ないけど、毎日食べても飽きない、そんな味。日本のそぼろ飯が好きな人ならみんな好きな味かも。

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「はむ家」に戻ってからも、おしゃべりに花が咲き。午前中の気持ちのいい風の中、これから世界一周する方、元バックパッカーの方と、昨夜よりちょっとつっこんだ話をしていました。

語学学校へ行く方は、食事のあとすぐに「はむ家」を出て語学学校に行っていました。学校の名前は「ワセダ」(笑)

「またどこかで!」


ワセダの方を見送って、またしばらく話をしていました。世界一周する方のFacebookを教えてもらいました。これであの方の旅路を応援できると思うと、ちょっと嬉しいのでした。(大変なこともあるかと思いますが、素敵な旅になることを祈っています!)

「はむ家」に集う人だけでなく、わんこにもあいさつ。

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ナマズにもあいさつ。

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今回わたしは「はむ家」に一泊しか予約をしていなかったので、チェックアウトしました。以降2泊はビジネスホテルっぽいところです。ここから2日間は観光したり結構動くので、夜は爆睡するし、少し仕事もするからwi-fiの早そうなところにしようと思って選んだホテル。

オーナーのはむさんに挨拶して、チェックアウト。はむさんは、

「行ってらっしゃい!」

と言って、うやうやしいお辞儀ではなく、軽く右手を挙げて、まるで今夜また帰ってくる人を見送るように軽く、わたしを見送ってくれました。ああ、絶対また来よう。何を血迷ったか、わたしは昨夜麻雀ゲームでもらった「くまモン」のぬいぐるみを、このゲストハウスに預けてきました。また来る理由がほしかったのかもしれない。自分に言い訳したかったのかもしれない。

「ま…また来月!」

なぜかこんなことを返してしまいました。ここに一週間くらい泊まって、ワセダで中国語を勉強するのも悪くないよね、そんなふうに思っていました。



さて、旅は続きます。


台南へ来て、丸一日あったらぜひ「安平(アンピン)」へ行かれることをおすすめします。古くて小さくてかわいらしい、台湾の良さがぎゅっとつまった町です。ちょっと日本にはこのテイストの町は無い。

交通は、バイクか自転車があればそれで行ってもいいけれど、暑い時間帯であれば、タクシーでびゅん! と行ってしまうのがいいです。台南の中心部からだと、往復で1500円くらい。ご飯などが安いので、体調を考えるなら暑いときの移動はタクシーが便利。(自転車なら涼しい早朝がいいと思います)


すぐ着きました。
安平(アンピン)

まずは海を見に行こうと思いました。
町中の景色も楽しいけど、自然の風景は何より美しいから。こんな町並みを抜けて海へ向かう気分は最高。

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階段をのぼっていくと、海が見えました。遠くに町が見える。遠くに来ていることはわかっているけど、こうして景色を見ていると、ああ、旅に来たんだって思う。なぜか旅に出ると海が見たくなります。川沿いとか、水のあるところに引き寄せられる。

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景色を見たあとは、町を散策します。住宅街なんだろうけど、物語に出てくるような色合いで、異世界に迷い込んだウサギみたいな気持ちになります。アリスな気分。


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ただの住宅街の、ただの小道なのに。シャッターを切らずにいられない衝動。この小道をずっと迷っていたい気持ち。あちこちにお花がある。きれい。

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アンピンの楽しさは町並みだけではありません。観光にぴったりの、商店が立ち並ぶエリアもあります。子どもたちが輪投げしてる。カエルや動物を模した置物をうまく輪っかでつかみとった子どもたちは、おじさんから景品をもらって嬉しそう。投げるの、うまいw 定番の遊びなんだろうな。

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ふっ…と後ろを振り返ると荘厳な寺院があり。この町のふところの深さに、また来たい気持ちがくすぐられます。

 

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そろそろ食事を。台湾に住んでいたこともある、ブロガーのたけちゃんから「蝦捲は食べておいてくださいね」とツイッターで教えてもらっていたのを思い出し、食堂へ。この時点でわたしまだ蝦捲がどんなものかわかってませんw


冷房が効いてそうなお店に入りました。

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この角度だと人がいないみたいだけど、結構お客さんはいました。蝦捲と、スープを頼みました。


名物、蝦捲

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大したことなさそうに見えますが、食べるとめっちゃ美味しい、エビのすり身を揚げたものです! エビの唐揚げって感じ。ザクザクしていてお菓子みたいに食べられちゃう。スープも美味しかった。

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これ、麺が入ってたらあんかけラーメン! えのきやひき肉、タケノコなんかが入った具だくさんスープで、てっぺんに蝦捲が乗っています。美味しい…。


小腹が満たされたところで散策を続けます。

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台湾の人のお参りの仕方を真似してみたり(低めのクッション椅子みたいなのがあって、そこへ膝をついて手を合わせます)、写真撮ってないけど参道のようになっているところで駄菓子屋さんやせっけんのお店など、いわゆるお土産物の店を見て回りました。買い物が好きな人ならたくさん買いたいものがあると思います。

わたしはホントにモノを増やさない人なので見るだけで…。でも、いい香りのせっけんは欲しかった。あと、エビせんべいがすごくたくさん売ってます。歩いているだけで試食を渡されますから、アンピンに来たら嫌でもエビせんべいを食べることになるでしょうw


ひととおり歩くと、老舗っぽいお店がありました。


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ほんとに勘で、ここ入ってみました。蝦捲専門店っぽいので、美味しいかなーと。後で調べたら、ここ名店だった。

さっきの蝦捲ももちろん美味しかったんだけど、ちょっとレベル違いで美味しかった。

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噛むと、エビの身がはじけて、じゅわっと口の中にエビのおいしさが広がる。歯切れのよい衣がザクザク気持ちいい。

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こ…こんな美味しい食べ物あるんや…! 生きてみるもんやな! わし、生きとってよかったわ! 異国の地で感涙。これ食べるためだけに台南にまた来たい。


この後、やっぱり有名な豆腐のデザートのお店に入りましたが、それは普通に美味しかったです。(雑なレビュー)甘いものにそこまで執着がないので、蝦捲の感動がすべて押し流してしまう勢いでした。


その後散策を続け、大砲のあるところへ行きました。


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今あるのはレプリカだそうです。ここで歴史を語れたらいいんだけど、かつて台湾が自国を守るための砲台、ということしかわからない。誰もいなかったので、しばらく砲台の近くで座ったり、戦争って何だろうとかぼんやり考えていました。

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こんな砲台を用意しなければ異国と付き合えなかった時代。武器を持つのは守るためでもあるけれど、歴史において領土を奪う、奪われることは頻繁に繰り返されてきた。戦争は悲しいものと教育されてきたけれど、戦争によって医療の技術が進歩したり、産業が活性化する側面もある。

一時的に戦いの無い日本でわたしたちは今、はたして進歩しているのだろうか。同じところを回っているような気がしてしまう。戦争は、それ自体が大きな目的であるのかもしれない。人の人生を丸のみにしてしまう恐ろしい力を持っていると思う。

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ずっとここにいた気がする。理由はわからないけど。


そして、ここを離れて人の多い場所を散策していたら、元気な人が自転車で走ってくる。良く見ると、ゲストハウスで一緒だった世界一周の人だった

「おー!」

ゲストハウスで自転車を借りてきたらしい。元気だw どこで何を食べたとか、ひとしきり報告して、とびっきりの笑顔とバイバイ。日本でも知り合いとばったり会うことなんてないのに、台南でばったり。なんだこりゃ。旅している方が寂しくないぞ。


その後、暑くなったのでタクシーでホテルに戻りました。

シャワーを浴びて、2時間くらい冷房のきいたお部屋でのんびり。おなかが空いてきたので、食事に出ました。この日は昼間たくさん歩いたので、夜市はお休み。行きたかったけど、わたしの年齢だと休息も必要。

ホテルの方に「150元(450円)くらいで食べられる焼肉みたいなのは無いか?」と聞いたところ、とても人気のあるお店があるよ、と教えてもらいました。早速行ってみました。


なるほど、現地の若者や近場で働いている台湾人でにぎわっている。これはいいぞ。

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ジュースやビールは自分で冷蔵庫から取って、タレもセルフサービスで自分で取るお店。ただ、料理は鉄板や網で焼くのではなく、焼いたものを持ってきてくれる。

とりあえず肉料理を2皿頼んでみた。あと、ご飯。
はからずも、野菜たっぷりw もともとの味は薄めなので、しょうゆやみそなどのタレを自分で取ってきて肉につけながら食べました。

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もう一品は、牛肉の卵とじだったので、ごはんに乗せて食べました。


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甘めのタレもあったけど、わたしはしょうゆの味で食べた。やっぱり日本人だなぁ。しょうゆのタレも、唐辛子とか薬味が入っていて独特の味で美味しかった。ガツガツと肉を食らい、帰りはコンビニに寄って飲み物とお菓子買って帰りました。

ちいさなお菓子一つとっても、味が全然違うから楽しい。日本と同じ物も手に入るけど、台湾にしかないものを選んで食べてました。


ホテルの部屋に戻って、小さめのバスタブにお湯をためて肩まで浸かったら、すごい眠気が来ました。そのままスヤァ…と眠りに落ちました。明日は何をしようかな…と頭の中を希望でぱんぱんにふくらませながら。

たくさん歩くとよく眠れます。体調もすごくいいです。ごはんが最高に美味しいです。

明日は台南市内観光のことを書きます。今までしていなかった、アレにチャレンジ…!


それじゃあ、また明日!


☆今日の過去記事☆

 

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