こんにちは、かんどーです。
台湾旅行記、最終日です!
3泊5日の台湾の旅もこれで最後です。深夜便で夜中に台北に到着して、そのまま長距離バスで台南へ行ってしまったので、まだ台北をまったく観光していません。最終日の今日は、台北をざっくり観光して、夜中の2時出発の便で日本へ戻ります。
台南~台北、帰りは新幹線で!
行きは長距離バスで5時間眠ってきましたが、帰りは新幹線に乗ることにしました。料金は倍以上かかりますが、1時間半で台北に着くので、時間を優先したい今日は新幹線です。
時刻表は前もって調べてあったので、お昼くらいの新幹線に乗りました。今夜の飛行機が深夜便なので、朝はチェックアウトぎりぎりまでゆっくり寝て、遅めに出発しました。
朝食は抜き。理由はのちほど書きます(笑)
台南の新幹線の駅。市内から少し離れています。わたしはそれに当日まで気づかず、タクシーを飛ばしてもらうことに(泣)350元くらいかかりましたが、めちゃくちゃ遠いわけではなくて助かりました。。台南の新幹線は、在来線の台南駅とは違うところから出ています。横浜と新横浜みたいな感じ。要注意!
新幹線の駅。チケット窓口は混みあっておらずすぐに買えました。窓側の席、という希望もすんなり。お昼頃だったのであまり混んでいない便だったのかも。1時間に2本くらい出ています。いつ行っても大丈夫って感じ。
スタバもあったけど、台湾限定のドリンク(だと思う)が売り切れだった。。普通のカフェモカ飲みました。
改札をくぐります。
改札内にはお弁当屋さんがあります。駅弁はかなり美味しいらしいのですが(ガイドブックに書いてあった)、のぞいてみたら残り1個だけでした。もともと食べる予定は無かったので大丈夫。12時を過ぎると一気に売り切れてしまうようです。確実に食べられるわけではなさそう。
左側がお弁当屋さんです。
新幹線のホーム。
車体はオレンジか! かっこいい!
台北まで何も食べない予定だったのですが、昨日の夜市でお菓子を買っていたことをすっかり忘れていて…。カバンの中から取り出して食べました。
ぷるっぷるのもっちもち! ぎゅうひみたいな食感で、駄菓子屋のゼリーの味。台湾、こういうレトロなものが多いな。地味に好きだぞ。
窓から見える景色は、うまくカメラにはおさまってくれなかったけれど、田園風景から徐々に町へと出て、だんだんビルが立ち並ぶ風景へと移り変わっていきました。地方から東京へ向かう新幹線に乗っているときと感覚は近い。やはり台北は都会なんだと実感しました。
あっっっっという間に台北到着! 途中、5駅くらい停まりました。日本の新幹線とおなじで、各駅停車の新幹線と、あまり停まらない快速新幹線があるようです。わたしは快速新幹線の方に乗りました。
台南に行く際は、行きと帰りのどちらかは新幹線でも良いのでは? と思うくらい快適でした。行きのバスも快適だったけど、速さは文明の作った美しさでもある。これは体感してほしい。一度新幹線に乗ると、次からこっちを使いたくなる難点があります。。
わたしは旅情が感じられるバスが好きですが、せっかちなので、新幹線にはかなり満足しました。台南がめちゃくちゃ近く感じられたのです。節約旅行も大事だけど、自分に合った旅をカスタマイズするなら、新幹線も活用したいと思いました。日本の新幹線ほど高くないので使いやすいです。
台北到着!
台北に到着して、新幹線乗り場からMRT(地下鉄)に乗り換えます。途中にあったコインロッカーで荷物を預け、身軽になって台北の街へ繰り出しました。
たけちゃんからMRTのカード(日本で言うSUICA)をもらっていたので、これにお金をチャージして地下鉄に乗り込みます。目指す駅は「東門」駅。行きたいところがあるんです。
「東門」駅5番出口を出るとすぐ、台北の街並みが目に飛び込んできます。初めて見る台北の風景がこれでした。
目的はここです。
鼎泰豊本店、小籠包の有名店です!
食事時をかなり過ぎていたので(14時半)、待ち時間は5分とのことでした。番号札とメニューを渡されました。メニューというか、直接書き込む注文用紙。日本語で書いてあるので注文で迷うことはありません。
…小籠包を5個にするか10個にするか迷うくらいです。
そう、わたしはここでたくさん食べるために、昨夜の夕飯も軽め、本日に至っては朝から何も食べない(新幹線の中でお菓子ちょっと食べちゃったけど)という決死の覚悟で臨んだのであります。この旅一番のグルメであります!
迷った末、注文用紙にすべて記入し、お店の方へ渡しました。とてもサービスが良く、日本語も英語も通じるようです。日本人には日本語で接客をすることが統一されているらしく、本当に楽でした。(台南では日本語も英語も通じないことがほとんどだったのでw)
待ち時間に写真を撮ってもらいました。
すぐに番号が呼ばれ、2階の席へ案内していただきました。席はだいたい4人掛けです。もっと大人数の方は別の場所へ通されているようでした。円卓かな?
席に着くとお茶を出していただけます。あとは待っていると、ちょうどいいタイミングで小籠包などの料理を持ってきてくれます。前菜とか頼んだらちゃんと小籠包の前に持ってきてくれるみたい。(隣のテーブルの方がそうでした)
来ました。
小籠包!
※ふつうの小籠包5個と蟹味噌小籠包5個にしました
…来た時点で美味しそうすぎて泣けてきました。。
日本語のていねいな接客も久しぶりです。大型店で、観光客もたくさん来るお店だから、と期待半分だったのですが、見事に裏切られました。やはりここには来ておくべきですね。
たっぷんたっぷんです。
…ああもう、これっ! これっ! ほんとに美味しい小籠包ここに極まれり!
もちもちの皮を噛み切ると、アツアツのスープがジュッと口の中に広がって、その食感だけで嬉しいのに、肉のくさみがまったくなく、味の出方もほんとにちょうどいい。餃子をおかずに米を食べる人には物足りないくらいの塩気なのですが、これがちょうどいいんですよ。
小籠包は、小籠包だけを食べて完結するコンパクトなおいしさ。
蟹味噌のも美味しかったけど、わたしは普通の小籠包が好きかな! 次回は「鶏肉小籠包」「ヘチマとエビ入り小籠包」を試してみようと思います!←すぐに来る気満々w
せっかくなので、エビ蒸し餃子も頼みました。
皮が美味しい…! もっちもっちです。ザ・中華! って感じ。台湾の食べ物って本当に精緻で美味しい。屋台のおおざっぱな台湾料理もいいけれど、こういう精緻な味も一度は楽しんでおきたい。
小籠包と違って、中からスープは出てこないのですが、肉汁というか、エビのうまみが口の中ではじけます。包むことは正義。
このあと、デザートです。(一人なので品数少ないですw)
小籠包の皮でアンコを包んだものがあったので、それを注文しました。甘いものはちゃんと後でもってきてくれるので、同時に注文してしまって大丈夫。こういうサービスもありがたい。
あん入り小籠包。
噛み切ってみました。
白状します。
今回の台湾旅行で一番おいしかったのは、この「あん入り小籠包」でした。
和菓子のように繊細なこしあん、蒸したてアツアツ、主張しすぎない皮の感じ…もう、これ最高のお菓子でした。普段は「甘いものは別腹」なんて言ったことがないのですが、この小籠包は別でしたね。あと5個食べたい! と切に思いました。
ものすごい満足感でお店を出ました。
お腹がいっぱいになったので、腹ごなしに散歩。
電脳街へ向かいます。
地下鉄で一駅だけ乗って、忠孝新生駅で降ります。ここはまさに秋葉原。
露店も秋葉原そのもの!
こんな町並みの中、ヨドバシっぽい大型の建物もあり、見て回るのは楽しいと思います。ただ、ものすごく安いというわけではないです。そのあたりは期待しない方が良いかと思います。
中国語キーボードのマシンが欲しいとかだったら良いかも。キーボードだけ買うのも。掘り出し物のスマホとか探して歩きましたが、ちょっと疲れてしまったので全部のお店は見てないです。
かわりに、こんな場所へ潜入しました。先に言っておきますが、入口をのぞいただけで何も買ってません。
中をのぞくとこんな感じ。
中から声が聞こえてきました。
「こっちはもざいく、アルー、こっちはもざいくー※▽◆」
日本語で接客されていらっしゃるようでした。たいへんわかりやすかったですありがとうございます。
なんだか怪しい気分になってきたので、あと一件観光しようと思いました。今夜は深夜便で帰国するので、そんなに時間はないのです。足のマッサージでも受けて、空港へ直行しようと思っていましたが、それももったいない。あと一件行きます。
龍山寺。
駅の名前です。ホントはお参りするのがメインなんだけど、今回は到着したのがすでに夜なので、お参りではなく駅周辺の散策のために来ました。
まずは夜市をのぞきます。
華西街観光夜市。
アーケードになっているので、雨の日でも濡れなくていいですね。
ちなみにここ、とても濃密です。ヘビの血やら、蛇そのものやら、怪しいものが食べられたりするようです。次回は必ず挑戦したいですが、今回は見学だけ。ヘビはほんとにいますw あと全体的にちょっと暗いw
個人的には大好きです。
このアーケードのまわりも夜市が出てるんですが、そこもちょっとディープな雰囲気です。台南で行った「大東夜市」とは全然違います!
観光客が来る場所ではない感じがします。
いや、龍山寺へお参りに行くこと自体はきっと、昼間に行けばそれなりに観光っぽくなるんだろうけど。夜に来たからかな。とても不思議な空間。
…このあと、アーケードにある足つぼマッサージ店で、40分の足つぼマッサージを受けました。マッサージは台南よりむしろ台北の方が安いかも。300元でした。
足つぼはものすごく気持ちよかったです。ふくらはぎまでしっかりほぐしてくれて、疲れが吹っ飛ぶ感じ。痛すぎて目の前クラクラしたけど、受けてよかった。
さいごに。
この、龍山寺にある夜市。一見するとふつうの夜市ですが、脇道へ一歩入ると別世界が広がっています。そこは、明らかに男性と女性が出会う場所。お金が介在するとは思うのですが、妙齢の女性が派手な恰好で立っているのですぐにわかります。
カラオケのお店が、外からも見えるようになっていて、オープンに営業していますが、男性客に女性が付くスタイル。そこにはあきらかに、肉欲の影がちらついていました。たぶんそういうことなのでしょう。
わたしはあの世界の住人の女性がもつ雰囲気が好きです。妖しく美しい。歳を重ねたって、着飾ったら綺麗なのは女性の特権。男を男として見ることができる限り、いくつになっても女は女。お金が介在したって、男と女だもの、一ミリの感情も入らないってことはたぶん無い。わたしなら入ってしまうだろうと思う。感情をこめてサービスしたくなるだろうし、相手が望んでくれるなら自分も気持ちよくなりたいと思う。
…女性向けのサービスは無かったので特に何もしませんでした。←あったら体験するつもりなのか!
長くなりましたが、これでわたしの台南・台北旅行は終わりです。
とてもあたたかく、優しく、美しく、妖しい思い出が残りました。あと全体的に美味しかったですねw ゲストハウスも楽しかった。
早ければ6月にまた行きたいと思っています。早すぎるって? だって日本で取れる公休ぜんぶくっつければ行けちゃうんだもん。チケットも安いし、ゲストハウスも安いし。行かない理由がない感じです。
みなさんも、旅をしたらぜひブログにアップしてほしいなと思いました。いつかそこを旅する人の情報になります。そして何より、自分の思い出のアルバムみたいになります。
長くなりましたが、今回の旅ブログは以上です!
それじゃあ、また明日!
☆今日の過去記事☆