接客業は卒業したよ! あけすけビッチかんどー日記!

接客業歴15年のかんどーが綴る、あけすけな日記。人生はチキンレースです。一歩引いた方が負け。たまに小説を書きます。お問い合わせはsaori0118ai2あっとまーくやふーめーるまで。

高雄の隠れ絶景スポット「月世界」へ行ってきた

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こんにちは。旅が大好きなかんどーです。


台南で楽しく過ごしたあと、高雄(カオシュン)へ移動しました。電車で30分くらいですので、とても近いです。地図で言うと、台南からさらに南下する形です。


高雄でもゲストハウスに泊まりました。「あひる家」というところです! ここはめっちゃキレイなのが特徴です。2泊したのですが、1泊目がドミトリー、2泊目はシングルルームにに泊まりました。実はわたし、人生初のドミトリーでした!   ベッドだけが自分のスペースって最初は落ち着かなかったんだけど、いざ眠ってみると爆睡できました。。びっくり。ベッドで眠っている以外は、ベランダで外を見ながらお菓子食べたりしてました。リビングで人と交流するのも楽しいのだろうけど、わたしはベランダで外を眺めて過ごしました。たまに煙草を吸いに出てくる旅人がいたので、おしゃべりしたり。


ゲストハウスって本当に、人それぞれの楽しみ方があるんだなあと実感。。

一人になりたいときは、一人になっていいんです。(あいさつはした方がいい)



★★★



今回、高雄に来たのは目的がありました。公共交通機関で行くのがなかなか大変な「月世界」という場所へ行きたかったのです。ゲストハウスで情報が得られるかと思ったけど、公共交通機関で行った人には出会えず。もう、こうなったら行けるところまで行っちゃえ! ということで出発しました。台風一過、雨がシトシトと降る中での出発でした。(台湾では、台風が過ぎ去った後に雨が降り続くそうです)


最初に見せちゃいますね。月世界とはこんなところです。


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いわゆるはだかの山なのですが、この風景が壮大で、あたかも月にいるような錯覚を起こすのです。だから「月世界」。

日本人観光客はあまりいません。車で連れて行ってもらえるなら気楽に行けるけど、公共交通機関がそこまで発達していないので、なかなかハードルが高いのだと思います。時間も有効活用できないので、「時間だけはあるぜ!」という人におすすめです(どんなおすすめやw)



★★★



行き方。

まず、高雄にはMRTという便利な電車が走っています。これが路線図です。

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美麗島という世界で二番目に美しい駅を中心に、空港直結の駅、新幹線直結の駅、普通電車直結の駅すべてを結んでいます。台北と同じSUICAのようなカードが使えるので、スイスイ乗っちゃいましょう。ちなみに美麗島の駅はこんな感じ。きれいよー。わたしはこの駅からすぐのゲストハウスに滞在していたので、早朝、夕方、この駅をずっとながめて過ごしました。生演奏やお芝居、コスプレ祭りなど、いろんなことがこの駅で起こっていました。

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超きれいでしょう! この駅見たさに下車する価値ありますよ。


さあ、そんな美麗島駅からMRTに乗って今回の冒険スタート。赤いラインの紅線に乗って、終点の「南岡山」という駅まで行きます。乗車時間は30分くらい。MRTはどんどん開発されて継ぎ足されている電車なので、まだ開通したばかりの駅だと周りに何もなかったりする。


「南岡山」、到着。

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駅を降りても特に何もありません。しずかな駅。あたりを見回して、バス乗り場を探します。降りて右手にありました。

前もって調べておいた「月世界」行きのバスの時間を調べます。この段階で朝の8時半でした。


紅70線。これだと9時のバスがあります。(左側の白い紙が時刻表。たまに変更があるようで、紙が何枚か貼り足されています)

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他にも路線がないかなと探してみると、ありました。

高雄客運8012線。

残念ながらこちらは早朝と夕方のみ。通勤の時間に走らせているようです。これは断念。

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30分待って、紅70線に乗りました。10人座ればいっぱいの、小さなマイクロバス。

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バスは1時間半、たっぷり走って「月世界」に到着。ちなみに「月世界」というバス停で降りても月世界にはいけません。その一つ先、「日月禅寺」というバス停でおりましょう。

手元のメモに「月世界」「日月禅寺」「紅70線」この3つを大きく書いておくと、指さしで運転手さんに確認できて便利です。わたしはバスに乗るとき、このメモを指さして、「このバスで間違っていないか?」を確認しました。帰路は「南岡山 MRT」と書いたメモを見せて乗ればOK。下調べをして、なおかつ現地確認して進めば安心です。


さあ、雨の中月世界に到着しました。


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雨ですが観光バスが何台か来ています。外国からではなく、台湾の人が来ていました。ここへ来る人の服装はみな軽装。登山というほどではありません。晴天であれば、ぺたんこ靴にTシャツで大丈夫な散策スポットです。わたしは気合い入れてランニングウェア着て行ったけど。

 



散策を開始する前に帰りのバスの時間を確認。12:11と14:11があります。このどちらかに乗って帰ればよさそう。目の前に食堂もあるし、いろいろ大丈夫そう。


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かたつむりを踏まないように慎重に歩いて(わかる人だけわかってください)、遊歩道を目指します。日本では大きなかたつむりを見なくなりました。台湾には、古き日本がある気がしました。わたしはここで生まれたのじゃないかと錯覚させるちからが、旅にはあります。

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地図。

よく見るとわかりますが、全部の遊歩道を歩いて散策しても2キロくらいです。1時間半くらいで回れそうです。

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傘ではなくカッパを着て向かいます。

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月世界には、食堂が2つあります。ここ以外に、道路沿いに食堂がさらに2軒。道路沿いのお店は大人数、団体用の食堂なので、少人数なら月世界の中にあるこの食堂が入りやすそうです。朝なのでまだお客さんは少ないけど、昼時は満席。


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この食堂の左側にある道からスタートします。


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低い山々のような月面世界が見えてきます。

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3分の1くらい上ったところにある撮影スポット。自撮りでパチリ。だって誰もいないんだもん。。団体客の人たちもバスから降りてこないし。。

 

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気にせず進みます。

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また深淵を覗いてしまいました。ここで月に行けるならそれも本望、なんて一瞬思うけれど、違う違う! と頭をぶんぶん振って先へ進みます。高いところから下を見ると本当に怖い。

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上って。

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下って。

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ここまでで20分くらいです。ここからが絶景スポットです。ふたつある「観景台」へ行けばよさそうです。

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まずは階段をたくさん上って、観景台へ。

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結構長い階段ですが、休み休み行けば大丈夫。このあたりでツアーの人たちが追い付いてきました! わーい。

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到着!


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強い雨で化粧がほとんど落ちていますが、もういいです←
月世界に来られただけで、この旅の目的は果たせた気がしました。

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…この後、カメラを持つことも厳しいくらいの豪雨に見舞われて、すぐに下山しました。。びしょ濡れすぎてレストランにも入れない状態。。時刻は11時45分。

駐車場でバナナを売っているおばさんが、テントに入れてくれたので、バナナを買って食べたり、隣の屋台でお茶買って飲んだりしながら、12:11のバスを待ちました。



帰路は、寒くて寒くて死にそうでしたw


屋台のお茶を一気飲みしたのがアレだったのか、バスの中で猛烈な便意に襲われました。。帰りのバス1時間半は超長かったです。。


MRT「南岡山」駅のトイレに駆け込んで事なきを得て、また震えながら30分電車に乗りました…


お昼ごはんは温まりたかったので、美麗島にある食堂で、魯肉飯(ルーローハン)とみそ汁をいただきました。

ゲストハウスからすごく近い食堂なんだけど、ゲストハウスのマップには載っていなかった。わたしは3回通いました。味はガチ牛丼。小盛を選べばおやつにもなる。ちなみに写真のルーロー飯は「大盛」で、これで35元(約120円)。みそ汁は10元(約30円)。つまり150円でおなかいっぱいってことです。

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からだが温まったので、ゲストハウスへ帰りました。シングルルームなので、部屋で着替えたりゴロゴロして夕方まで寝そべっていました。

念のため風邪薬も飲んだんだけど、幸い風邪をひくことはなかったです。この日は夜まで雨が強かったので、ゲストハウス内で本を読んだりして過ごしました。


高雄の「月世界」は、豪雨に見舞われましたが、あの景色は今でもまぶたの裏に焼き付いています。都会の夜景も、草原の緑も、雨上がりの虹も美しいけれど、あの灰色一色の武骨で荒れた景色は、「無」を感じさせる強さがありました。「無」でありつづけることはむずかしい。前に進まないことは難しい。だからこそあの場所にある「無」が尊く感じたのかもしれません。


あの景色が一番似合うブロガーは、個人的にはマーさんです。

一番似合わないのは、なんとかちゅうさんですねw


月世界へ行ってきたよ…というお話でした。今回の旅ブログはこれでおしまいです。また旅をしたら何か書きますね!


それじゃあ、また明日!


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