こんにちは、かんどーです。
旅ブログ最終日!
もうあと帰るだけです。これで今回の旅ブログは終わりです。長くてゴメンネ。でもどうしても書き残しておきたいことが多くて。
写真もいっぱい載せたくて!
ほんとうに楽しい旅だった。行ってよかった。怖かったけどいろんな人とかかわって良かった。(わたしは、一人旅が怖いと思ったことはないけど、現地で人と深く関わることが怖いと感じる。旅に出てるときまでコミュニティで排除されたくないから)
さて、今日は帰国の日です。
1、カンボジア→タイ 長距離バスで陸路国境越え(予定では8時~17時)
2、タイでバスを降りて、空港へ(3時間くらい空き時間ある予定)
3、夜中の便でタイ→日本へ(夜中の便なので起きて乗る)
このような予定です!
まずは長距離バスに乗ってタイに行くのですが、長距離バスのチケットを買うと、その日の朝、ホテルまで迎えの車が来てくれるサービスがあります。わたしももちろんこのサービスを利用し、バス乗り場まで連れて行ってもらいます。朝6時半にホテルにお迎えに来てくれます。
ホテルの朝食が6時からなので、ちょっと急ぎ目に食べておきました! このホテルは一泊4500円くらいなのに、サービスもお部屋も朝食も最高! アンコールパラダイスホテルっていいます。おすすめ!
マラソンの翌日だから、朝からお腹すいてました! パンケーキに、その場で焼いてくれるオムレツが中心! オムレツにはチーズ入れてもらったったったー。カンボジアの濃いコーヒーとあわせて、ささっと食べました。
そして朝6時半。ロビーでお迎えを待ってました。お迎えは、15分くらい遅れてきました。
そもそも、長距離バスもピンキリで、3千円くらいの至れりつくせりバスもあったんですが、わたしは半額の「普通の長距離バス」を選びました。その時点で、付属のサービスが優れていないことは察しがついてました。それでもいいやと思って買ったので自己責任です。
まず、ホテルに迎えに来た時点で、まるで囚人を呼ぶような感じで「バンコクへ行く奴ぁこれに乗れ!」と呼ばれました。。名前も呼ばれず、バンコク! バンコク! だけです。。
あ、わたしですと名乗りを上げると「早く乗れ」。いや遅れてきたのお前だ! …とは言いませんでした。。
怒鳴りつけられて乗り込むカートw あ、この体験おもしろいぞ。このときはまだ余裕でした。カートの先客は「ぼくバックパッカーです」的な欧米人。挨拶しても無視されました。殺伐としてて、(・∀・)イイ!!
そしてこのカート、少し遅れてきたんですが、どうやら時間通りに乗客を長距離バス乗り場まで連れて行かなきゃならないようすで、めっちゃ急いでました。運転の荒さを、動画でお楽しみください。
もうひとつ貼っておきます。興味のある方だけ見てください。
…とはいえ、このカート楽しかったですよ。振り落とされないようにつかまって乗ったり。なんだかんだ言って、動画取れないレベルでの荒さではないので、ぎりぎり安全です。
途中で停まったとき、かわいい子どもがいたのでパシャリ。
「何見てんだよぉ…」
後ろの子どもカワユス。
…カートは20分ほどで長距離バス乗り場に到着。
「さっさと乗り換えろ」と丁寧な案内を受けつつバスに乗りました。。バス。何かあったらいけないので写真を撮っておきました。(トイレ休憩とかで自分のバスがわからなくなったときのためです)
しかし、長距離バスに乗り込んでしまうと、先ほどまでの殺伐感がありません。むしろ、のんびりしてました。運転手さんと添乗員さんは常におしゃべりしつつ、合間に乗客数えたりしてました。この雰囲気は嫌いじゃないです。
座席は4列シート。乗客が少ないのでひとり2席使って大丈夫とのこと。
前から3列目くらいの席に座っていると、添乗員の男性が水とパンを配ってくれました。
朝食食べたばっかりだったので、「あとで食べよう」と取っておきました。
バスは走り出しました! 一路、バンコクへ! 陸路国境越えの旅、スタートです! シェムリアップの街並みで気になったところを写真に撮っておきました。ゲストハウスが密集している場所があったのでパシャリ。こういう場所を後で検索して、今後の旅に生かします。なんか良さそうな感じ?
その後、景色が緑の田畑と牛ばかりになり、いつのまにか眠っていました。起きたら9時だったので、パンを食べました。
あんこの少ないアンパン! でも白あんの甘みが強いから、充分おいしい。こういう普通のものが、実は結構うれしい←伝わるかなー…
11時くらいかな。
添乗員の方が英語で説明をしてくれました。
「国境に着いた。これからパスポートと、持ってる奴はビザを持って、出国審査受けてタイに渡ってくれ。着いたところで緑のポロシャツ着た添乗員が待ってるから、彼の指示でこのバスへ戻ってくれ。はぐれないようにこのネームプレート付けててくれ。これ付けてれば、タイ側の添乗員にすぐわかるから。じゃあ、行ってくれ」
的確で余分なお世話は焼かない説明。わたしこういうの好きです。添乗員ベタ付きで一人一人のパスポートを「こう開いて持ってくださいね」なんて言われるよりずっとうれしい。
荷物はすべて自分で持って、国境まで歩いていきます。このバスの乗客は欧米人・アジア人・南米人バックパッカーでしたが、この時点ではあまり会話はありませんでした。
ここがカンボジアの出口。ここへ入ります。
入るとすぐに窓口みたいなのがあるので、まずパスポートを提示して、ビザが必要な国の人はビザも確認されて、確かここでビザはがされた。
通り道には、カンボジアらしい風景。ここをくぐるとすぐにタイなんです。
最後のカンボジアを感じる場所でした。
そのまま進むと、タイの入国審査ゲートへ着きます。今は追悼の時期ですから、プミポム国王の写真があります。(もともとあったのかもしれない…)
ここを2階へ上がると、イミグレーション(入国審査)です。今わたしは、カンボジアでもタイでもない場所にいるんだな…カンボジアを出たから、一応タイなのか?
タイ側の入国審査ゲートはそこそこ混んでました。写真禁止っぽい雰囲気だったので撮ってないですが、飛行機の入国審査とおなじです。カウンター内に目つきの厳しい人が座っていて、パスポートをバン! って返されて通してもらえるアレな。
この並んでるときに、同じバスの人同士で会話が始まりました。スウェーデンの老紳士と、シンガポール人の青年と話しました。(乗客に女性は南米の人一人だけで、彼女はバックパッカーらしく孤高の雰囲気でした)陸路の国境越えは、手荷物のチェックがなくて楽だ、とか、このバスのチケットいくらで買った? とか話しつつ(みんな違う金額でした。ホテルで取った人がいちばん高くて、旅行代理店の人が中くらい。バス会社へ直接行って買った人がいちばん安かったです)、30分くらい並んでタイに入国~。
手荷物なんて、セルフサービスで危険物探知機を通して、サッと取って進みました。とはいえ、通さなかったりしたら、監視している警備員の人が怒鳴りつけてくるでしょう…。ゆるいけど、ここのルールを守れる人にだけゆるいって感じ。
やっと外に出られます! ここはタイだよ~。コップンカー。
このあと、そこそこ歩いたところで緑色のポロシャツ着たタイ人らしきおじさんに声かけられました。
「バスだろ? ここで待ってろ。まだバス来てないから。待ち時間だ」
ここで、タイ人の女性軍団と合流。彼女たちもここからはおなじバスに乗り込むっぽいです。このとき、もともと同乗していた乗客たちの反応がおもしろかった。
「隣の席に人が座るのは嫌だな」
「狭くなってしまうな…」
こんなことを話している人がいました。
しかし、ある男性は、添乗員さんにチップを多めに渡して
「ここでただ待っているだけじゃ、彼女たち(タイ人女性)もつまらないだろう。わたしがみんなにおごるから、カフェに行っていて良いかな?」
と交渉し、タイ人女性15人くらい引き連れてカフェに行ってました…!
あとでわかったのですが、この男性は欧米人ですが、タイ人の女性と結婚して、第二の人生を歩み始めているのだそうです。タイ人の女性とは結婚7年目で、彼女のことがかわいくて仕方ないらしいです。英語を教えたり、タイのことを教えてもらったりして、第二の人生を楽しんでいるとのことでした。
「different」
「New life」
会話の中で、彼が笑顔で発したこの言葉が心に焼き付いて離れませんでした。すべてが違うけど、それが楽しい。彼女と新しい人生を歩み始めて、とても楽しい、と。
そんなこんなで、1時間くらい待ち時間があって、タイ側でバスに到着ー!
同じバスに乗り込めるので、楽でいいですね。手荷物は置いていけないけど、ペットボトルの水とか私物の紙くらいなら、そのまんま同じ席に置いてありました。
乾季とは言え、日中の気温は30度くらい。待ち時間と移動だけで汗だくです…
化粧しないで正解だな。
さて、バスの中はタイ人女性たちが乗ってきて、一気ににぎやかに。さきほど出会った、タイ人の女性と結婚した人が、通路を挟んで隣の席だったので、時折会話していました。彼の近くにはタイ人女性が集まってきて、遠足状態になりましたw
そのうちわたしも英語を話せるタイ人女性と話すようになって、ガチ遠足となりました! タイ側の国境を出たら、4時間くらいで到着するとのことなので、おしゃべりがひと段落したところでお昼寝しました。
14時半頃、バスが停まり「25分の休憩だ」と告げられました。いわゆるパーキングエリアのようなところで、ガソリンスタンドとコンビニ、奥にフードコートがありました。
わたしはお腹が減っていたので、フードコートへ直行! おお…タイ飯が食べられる…!
ピンぼけで申し訳ないけど、辛そうな料理が並んでます。麺類のお店もあって、すごく迷った。
別のお店で、グリーンカレーっぽいおかずが2品並んでいるのをみて、これを両方食べようと決めました。
タイのこういう食堂だと、ごはんがお皿に盛られていて、そこにおかずを一品だと20バーツ(約70円)、二品だと30バーツ(約100円)という感じで値段がついています。わたしは二品でお願いしました。
注文は指さしでOK。
「これ」は「ニー」と言えば通じるので、「ニー、ニー」と指をさしていけばOK。こういう場所だと英語はまったく通じない。当たり前か。
わたしが頼んだのは、この並んでるグリーンカレーと、その横の肉カレー!
これをごはんに盛ってもらうとこんな感じ。
野菜はトマトでした。わたし、トマト嫌いなんですが、青くてほっくりくずれるこのトマトは大丈夫だった。むしろ好きな味!
グリーンカレー、うまー!!!
食後にタイティーを買って、バスに戻りました。タイティーは今回の旅で好きになった飲み物です。甘いミルクティーなんだけど、味が濃くてすごくおいしいの。甘さは調整してもらえるけど、何も言わず現地の人が飲んでる味をもらうのが好き。たまには甘すぎるものも良いよね。
一路、バンコクへ! 看板にタイ文字があらわれました。
でもまだまだバンコク通そう。。まわりの方に聞いたら「あと2時間はかかるな」とのこと。
1時間くらい寝たりしていると、風景が都会になってきた! おお、バンコク!
ちなみにこのバス、降りることができる場所が限られてます。(しかも最初に言われてたのと微妙に違ってます)
・ファランポーン駅
・カオサン通り
・プラトゥナム
・あとどっか
この4つで降りることができるそうです。ただ、バンコク市内は渋滞しており、時間が17時を回っていたため、一番最初に着いた場所で降りようと決めていました。
最初に着いたのはここ!
ファランポーン駅! ここなら地下鉄も出てるし、ここで降りよう! そう決めて手をあげ、「わたし、ここで降ります!」と添乗員さんに伝えました。他にも何人かここで降りましたが、ほとんどの人はまだ乗ってました。「のんびり行くさ」「気を付けて」「元気でね」「良いフライトを!」たくさんの声に見送られてバスを降りました。
「良い旅を!」「グッドラック!」などと答えた気がします。
わたしは国鉄、いわゆる鉄道ではなく地下鉄の駅へ向かいました。
飛行機まで時間があったけど、荷物が多いので、スクンビットで途中下車して、ターミナル21という大きなデパートでのんびりしてました。ここは広いので、旅行者がカートを押していてもそんなに迷惑にならないし、カフェも多い。地下にお土産物屋さんもあるので、いろいろできるのです。
ライトアップされたターミナル21。
ここでのんびりお土産買って(結果的にここでおみやげのほとんどを買ったけど、すごくいいものが買えた)、ベンチでのんびりして、空港へと向かいました。
まとめ
陸路でのカンボジア→タイ移動は、10時間くらいかかるけど、めっちゃ楽しい! 長期旅行者にはぜひ一度試してほしいです! これだけで一日楽しかったと言えるほど! 体力がないときついので、老後の楽しみにせず、若いうちに行っておいてほしいです。
それじゃあ、また明日!
★今日の過去記事★
旅に出た日が遠い昔のようだ…
ビザを初めて取った話。
アンコールワットは必ずまた行く。