こんにちは、かんどーです。
みなさんメリークリスマス。
タイトルの通り。今日は便秘薬の話です。
食事中の方や、そういう話が苦手な方は読むタイミングを改めてください。
改行
改行
わたしは、「プルセニド」という便秘薬を愛用してます。「センノシド」という名前の薬もおなじものです。名前のとおり、成分のほとんどがセンナです。センナって、どぎつい下剤のこと。
わたしは20代の頃、激しいダイエットをしており、吐けない過食を経験してます。そのため、吐く代わりに下剤を飲んでいました。過食しても、下剤を使うとあまり体に吸収されないので、太らないのです。
当時は病院など行かず、市販薬の「コーラック」や「タケダ漢方便秘薬」を飲んでました。いろいろ試した結果、わたしのからだは「センナ茶」を飲むのが一番すっきり出せるとわかりました。
数日に一度、濃いめにセンナ茶を煮出して空腹時に飲む。
翌朝激痛とともに排便をする。夜中に激痛で起きてトイレに駆け込むことも多かった。わたしは下剤に「救い」を求めていたし、下剤は確かな「救い」をくれた。だって激痛の後には、多幸感がみちあふれていたから。
下剤生活は10年以上続いた。わたしの腸内から善玉菌は消え失せ、悪玉菌が腸内環境を最悪にした。そのうちセンナ茶を煮出すのが面倒になり、同成分の「プルセニド」を病院で処方してもらって飲むようになった。
センナ茶よりも錠剤の方が持ち歩きが簡単で、出先でも手軽に飲めるのが良かった。夜中に腹痛で起きるのがいやなときは、夕方5時頃に錠剤を水で飲み下した。そうすると深夜0時頃に激痛が来るから。出し切って1時には眠れる。たくさん寝たい日は、そうやって夕方に下剤を飲んだ。調整可能でとても便利だった。
デパートのエレベーターでおならをして異臭騒ぎになったり、混み合う電車でおならをがまんできず出してしまい、わたしのいる車両だけ人がいなくなったりした。
おもしろかった。
マスクをつけた顔で、くつくつとこみあげる笑いをこらえながらもう一発ぶっぱなす快感は、ちょっとたとえようがない。絶対に逮捕されないテロリスト。わたしは自分が最強になった気持ちがした。
…そんな状態だったから、わたしは便秘薬を飲む生活をべつに不都合だと思わなかった。臭いのは強いことだと思っていた。
センナ系便秘薬を飲んだあとの体の反応も好きだった。ものすっごく苦しいの。
「ギュルルルル!!」とお腹が悲鳴をあげ、トイレに駆け込む。約1時間、第三波くらいまで苦しみながら排泄する。善玉菌も全部出し切って、腸内腸壁の粘膜までぜんぶ出す。そうして、下っ腹のほうがからっぽになったあの感覚。
開いた肛門からはもう何も出なくて。こころとおなじでからっぽになって。難しいことなんていらないからただ幸せになりたくて。
肛門は「産みの苦しみ」を終えてヒクヒクと開閉を繰り返し。開きっぱなしだった肛門が閉じるかどうか、かわいらしく迷う甘美な時間。
そのあと無性にノドがかわいて。数時間後、ものすごい空腹感がやってくる。カリウムが大量に排出されているためか、足がつる。
体に悪いけどものすごく気持ちいい、便秘薬。体質に合わないと吐くこともある。アローゼンという粉剤を飲んだ時、飲み下した瞬間喉に粉剤がこびりついて吐いた。それ以来、アローゼンの味がするものを口にすると迷いなく吐くようになった。
クリスマスにこんな記事でごめん。
ただ、わたしはずっとさまざまな出会いを、おならが臭いという理由で手放してきたんだ。下剤…便秘薬は、わたしのクリスマスを変えたし、わたしの人生を変えた。おならが臭くてもできる仕事を選んでいたのも確か。
わたしにとって便秘薬は特別な存在だし、今でも大好きで離れられずにいるんだ。
便秘外来? 最近行ってないよ。
★今日の過去記事★
わたしの末路。
わたしの若いころ。ほんとに困った。
外出先で漏らした話。マジで漏らした。