こんにちは、セブ島で語学留学しています。休日は街歩きをするのが好きなのですが、なにぶん初めてくるセブなもので、すべてが新しい。すべてが輝いて見えます。そのうち慣れて何も感じなくなるのかもしれないけど、今は何もかもが刺激的すぎます。
たった一日の休日のことを書くのに、一記事でまとまらないレベルで楽しかったです。
前の記事では、カルボンマーケット散策と港、朝食とサン・ペドロ要塞までを書きました。今日はその続きを書きます。
サン・ペドロ要塞を見学したあと、歩いて10分ほどでコロンストリートという場所へ行ってみました。ここは安くショッピングを楽しみたい人に最適。
ショッピングモールも、セブ内にいくつもあるんだけど、それぞれにカラーが違います。とにかく安心して買い物できることが優先なら、アヤラモールとかが良いのだと思うけど、とにかく安く! と考えるなら断然、このエリアだと思います。来てすぐのわたしでもその安さを実感できるので、たぶん本当に安いのだと思います。
注:今回書くエリアは、ほとんどの人が「危険」「一人で行くな」「行くなら地元の人と一緒に」と言うエリアです。わたしもそう思います。
ただ、わたしは若いころ「友達と一緒に来て」とお芝居やライブに誘われたけれど、友達がいなくて行けなかった悲しい過去があります。友達がいないとどこにも行っちゃだめなのかよ……と枕を濡らしていました。友達がいなかったためライブに行けず、恋の機会を損失したことも数えきれません。
わたしは海外に行くときはひとり旅のことが多いです。理由は二つ。
一つ目の理由は、一人は好きなように行動できるから。ラクだとかそういう理由です。もう一つの理由は、もしも誰かと一緒に行動しても、その人の安全を保障しきれないから、です。こっちの理由が大きいかも。
海外で一人行動をしていると、少々危険だなと感じることもあります。それを見越して、走れる格好をしておいたり、貴重品をすべてホテルに置いてきたり、最悪ばらまける小銭をポケットに入れておいたりします。服もわざとしわくちゃっぽくしたり、かなり気を遣っています。地図を見たいけど、観光客に見えないように、頭に叩き込んで歩いたり。
そこまで頑張っても、危険な目に遭うときは遭います。そうなったとき、もしも一緒に行動している人がいて「怖かった! もう二度と海外なんて来ないわ!」と言われるのが怖いのです。万一迷惑をかけてしまったらわたしはきっと自分を責める。自分でも、最近ローカル好きが度を超していると思っているので。。
海外の楽しみ方は一つじゃないです。
ビーチを楽しんだり、地元の友達ができたら一緒に遊んだりするのももちろん大好き! 美味しいお店を見つけたら誰かに教えたいし、わたしも教えてもらいたい! 一緒に食べたい! 海外の友達もほしい! だけど、まだ地元の友達がいない状態であっても、ちょっとだけ冒険したいのです。冒険は誰にも迷惑をかけずに。わたしはそういうスタンスです。
何より、自分がどこかへ行きたいからという理由で「ここに付き合って」と言うのは気が引けます。逆の立場だったら疲れるから。何より、友達って自然になるもので、安全に行動するために無理に作るもんでもないと思うんですよね。一人でも楽しみつつ、なんか気の合う人がいたら一緒に行動すればお互いハッピーじゃない?
……前置きが長くなりましたが、今回は少し危険なエリアも通っています。
まずは、危険じゃない場所。サントニーニョ教会です!
ここは観光地。えっと、言っちゃうとただの教会です()港から歩いて来られるし、船でセブに来た人にとっては一番近い観光地となるはずです。教会の中は撮影禁止。
教会の近くでは祈りをささげるときに使うロウソクやお花、サントニーニョ(小さいころのイエス・キリスト)の像、お守りなどが売っています。実は何かのテレビ番組? でこの場所を観たことがあるので、サントニーニョを一つ買いました。
緑のサントニーニョはビジネス運アップです。ふつうに売っている赤いやつは、運気アップ。(売り子のお兄さんに聞きました)
大きなサントニーニョも、もちろんあります!
うーん、ここは日本で言うと浅草かなあ……とぼんやり思ってました。土産物屋が多くて、信仰が街の中心にあり、すぐそばに少し怪しい通りがあるところ。
サントニーニョ観光を終えて次に向かったのは、コロンストリート。
結構長い通りで、服も安いしそこらじゅうに屋台も出てるし、アジアっぽさ満載! 土曜の昼に行ったので家族連れがたくさんいて、路地へ入らなければ目立った危険はありませんでした。
ただ、二回ほど少しヒヤっとしました。
一回目は、サントニーニョ教会を出て少し歩いたところで、周りに誰もいなかったから道の写真を撮ろうと思ってカメラを取り出したとき。路地から四歳くらいの子どもが赤ちゃんを抱いたままヒョコっと出てきて、かなりのスピードでこっちへ近づいてきたんです。何か言いながら。(たぶん、お金、と言っていたと思います)
あ、これやばいかもと思ったのですぐにカメラをしまって走り抜けてしまったけど、あのまま立ち止まっていたら、たくさんのストリートチルドレンに囲まれてカバンをごそごそされたのでしょうか……
カメラを出すと危ない、と聞いてはいたけれど、本当に危ないです。絶対出さない方がいいと思います。出すなら、ショッピングモールの中と観光地の中だけ。
もう一回ヒヤっとしたのは、相乗りバスの「ジプニー」に乗っていて渋滞で車が止まってしまったとき。ジプニーには窓が無いので、外から簡単に人に触れることができます。
そのときわたしは何度か乗って慣れてきていたので、ジプニーの中でノートを開いて単語を勉強していたんです。(本当に何もかも、慣れてきたころが一番危ないですよね…)そうしたら、肩のあたりをチョイチョイとつつく柔らかい手の感触。
振り向くと、6歳くらいの女の子がジプニーの外からわたしをつついて、こちらに向けて手を出していました。すぐに「物乞い」だと気づき無視を決め込みましたが、何度もチョイチョイ、とつついてきました。
ノートをしまって、冷めた顔して前を見ていたらいなくなりましたけど。
渋滞のときは車は停まったままだろうし、そうなると一人にあげたら……恐ろしいことになりますよね……。目の前の切実な瞳を無視することはつらかったけれど、こればっかりは無視するしかないです。あたっても無駄だとわかれば去りますから。
ヒヤっとしたのはその二回だけです。あとはほぼ危険なしで、お店の人もフレンドリー! フィリピンの人はローカルな方もみんな英語を話すので、少し英語が話せればコミュニケーションが取れます。これは英語を勉強するのに最高の地!
外でショッピングしたり観光するだけで、英語力がアップするんだぜ?
コロンストリートではフルーツを買いました! もう、この笑顔に出会えただけでセブに来て良かったーって思えるよ。英語で話せるって本当に素敵…! 同時に、今までどれだけの出会いをドブに捨ててきたんだろう、って思った。英語を少し覚える、たったそれだけだったのに。
さて、このフルーツは英語だとjocote(ジョコテ)。地元セブではsinegwelas(シネギュラス?)と呼ぶそうです。セブの言葉はうまく発音できませんw
これ、何なのかよくわからないのでこのお姉さんに、どうやって食べるのか聞きました。「そのまま食べるのよ」とひとつ選んでタオルで丁寧に拭いて手渡してくれました。好きな味だったので少し買ってみることに! お行儀悪いけど食べながら歩きました。何も言わないと1キロ買うことになるので「半分でいい」とか「少量欲しい」とか言った方が良いです。
紫のは甘くて完熟状態、緑のは酸っぱい。
地元の人は紫の完熟ジョコテには塩を、緑の若いジョコテには砂糖をかけて食べるそう。タイと同じで、甘い味に塩気を、酸味に甘みを足して味のハーモニーを楽しむんだな。スイカに塩と同じ論理ね。好みがわかれるやーつ。
アジアは基本的に、たくさん買うと安くなります。少ししか買わないと高いままです。それでも食べ物を無駄にするよりは、少量買いたいのでわたしは500グラム買いました。
残ったぶんはホテルの部屋で食べました!
皮の色から実の色が想像できませんw
甘酸っぱいフルーツです。マンゴーの香りが一瞬するんだけど、あの甘さじゃない。パッションフルーツのような香りもするんだけど、あれでもない。
皮は若干硬くて、巨峰を皮のまま食べている感覚です。実だけ食べると甘さが邪魔されなくてより美味しいです!
やっぱローカルフルーツは美味しいわ。
また長くなったので、もう一回この休日のことを書きますね(汗)
明日こそお化け屋敷に入ります!
それじゃあ、また明日!