接客業は卒業したよ! あけすけビッチかんどー日記!

接客業歴15年のかんどーが綴る、あけすけな日記。人生はチキンレースです。一歩引いた方が負け。たまに小説を書きます。お問い合わせはsaori0118ai2あっとまーくやふーめーるまで。

「自発的に何かをする」ことはとても体力がいる

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「自発的に何かをする」ことはとても体力がいる



今年の3月、約10万文字程度の小説を書いて某所へ送った。応募というやつだ。


「10万文字書く」。

 

言葉にすると結構楽そうな作業に見えるかもしれない。ブログを書いている人なら一日5千文字くらい普通に書けるだろうし、それを20日続けたら10万文字。つまり「一か月あれば小説なんて書きあがるんでしょ」という計算になる。


しかし、全然うまく進まなかった。


わたしは人より体力があると思う。でも「続ける」ということを自分にさせ続けること、課し続けることが想像以上に大変だったのだ。

 

 

運動にたとえると

わたしはスポーツクラブに通っている。でも、マシンを使いに行くわけじゃない。お目当てはスタジオで行われる「ダンス」「音楽に合わせてバーベルを上げる」プログラムに参加することだ。一回のプログラムは30分~60分。それを二つくらい参加して、合間にマシンを使って、お風呂に入って帰る。

時間にすると100分くらい運動していることになるけれど、これを自分主体で行うとなると大変。ベンチプレスをやって、その後ダンベル担いでスクワットをして…なんてことを自分一人でできるかと言われると、些か厳しいのです。

インストラクターがいて、他の参加者がいて、45分なら45分、スタジオから出られない空気があるからこそ運動できている自分がいます。

 

 

強制力のある場所は経験値稼ぎに最高!

少し話は変わりますが、わたしはつい最近、セブ島に語学留学に行っていました。そこでは一日7時間、7コマのクラスを受けていました。英会話、実践英語、イギリス英語、文法、イディオム……一つ一つのクラスでやることは変わりますが、英語を学んでいるという点は同じです。


すごいと思ったのは「人間って強制されると意外とやるものだな」ということでした。


わたしは自宅で自由な時間がたっぷりあってもたぶん、一日7時間は勉強しないと思います。ああいう環境で、強制的に時間割が決められて初めて達しうる自分の限界がある。フルマラソンにエントリーしたレベルで「絶対に走り切る!」という強い「強制力」が働いていました。

そういう環境で経験値を稼ぐのは、人生におけるターボがかかるので、英語やダイエットなんかは、強制力が働く場所で一気にやってしまうのが良いのかもしれないです。ボーナスステージだと思って、一気に経験値を稼いで人生を彩るのがいい。


(人生にはボーナスステージが何回かあると思ってる)

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小説を書くということ

小説って、読むのと書くのが全然違うものですね。実際に書いてみて思いました。自然に書けてしまう人もいるのかもしれませんが、わたしはストーリーにリアリティを持たせるための「構成」をつくるのがどうにも苦手で、ブログのようにするするとは書けません。

でも、自分も一度でいいから「10万文字書き上げてみる」ことで、小説を書くことがいかに大変な作業であるかがわかりました。そして、小説を読む「読み方」が少し変わりました。わたしはアホなので、自分で書いてみて初めて「書くのって難しいんだぁああああ」と理解できたタチです。読んでいるときは「簡単そう」って思ってました。アホでしょ?←


今年応募したやつも、6万文字くらい書いたところで「もう無理…」と、文字数の少ない賞への応募に切り替えようとしたレベルできつかったです。小説書いてて文字数稼いでる自分と向き合った瞬間、マジで死のうかと思ったよ。。


ともあれ、10万文字のうち2万文字くらいは、自分の好きなエピソードを好きに書いている時間であり、それは幸せな充足をくれました。ブログを書いているときと全然違う満足感が得られました。


ただし。


この10万文字を仕上げるまでの時間は、他のことが一切できませんでした。仕事してるか寝てるか書いてるかです。運動も週2回と最低限しかできませんでした。マラソンも今年は走ってません。年明けから3月末まで、小説のことしか考えられない濃厚な時間でした。



長くなりましたが、自発的に書く、お話を作る、などの作業ってものすごくきついです。たぶん、企業で「ゼロからもの(サービス)を作る」仕事をしている人も同じ苦しみを味わっていると思います。表現を仕事にしている人も、毎日これを味わっているんだろうなあ。。


…とひとしきり「きっつい」とボヤいたところで、そろそろ今年二本目書こうと思います。一応3か月で10万文字、仕上げるぞというところまで考えてます。わたしの場合「書きたいものがあるから書く!」という強いものはないんです。だけど、どうしても自分という人間に「いいものを書いてほしい」って期待してしまう。それがあって書いているという感じです。


「好きなことだからやる、んじゃないの?! ずいぶん不自然だね…」
「書きたいものもないのにどうして書くの?」
「無理に書いてる感じがするね」


こんなことを言われます。まあその通りなんですが、無理に書いちゃいけない理由もないし、他のことを優先しなきゃならないときは優先します。あと少しの期間、わたしはもう少し、自分に期待していたい。


もしかしたら、まかりまちがって良いものが書けるかもしれないじゃん。←わたしの人生大体こういう根拠のない期待で構成されている…



とりあえず、wordソフトの期限が切れちゃったので、どうしようって感じです。いや、買えよって話なんですが。。


自発的に何かするってとてもしんどいよ、というお話でした。
それじゃあ、また明日!