ぜんぶ遺伝子のせいだ
タイトルで釣ってごめんなさいね。もう最初に謝っちゃう。
先日、「新しいことを始めるときにワクワクする! それがないと人生つまらないと思っちゃう」ということをブログに書きました。
するとここに、こんなブコメがつきました。
人生がつまらない人は、新しいことが好きなだけなんじゃないか - 接客業はつらいよ! あけすけビッチかんどー日記!
これDNA解析で解明してるやつ!好奇心遺伝子の配列があって、その配列の繰り返しが多ければ多いほど好奇心が強いの。転職や引っ越しを繰り返すのはそのタイプ。かんどーさんはきっと8回とか配列の繰り返し文字数
2017/10/01 08:18
な、なるほど! 遺伝子の問題なんですね! わたしは早速ネットでいろいろ調べ始めました。
ここから本題です。
・不倫を繰り返してしまう
・恋人と長く続かない
・同じことをしているとつまらないと感じる
・引っ越ししたくて仕方なくなる
などの人は、実は遺伝子の問題でそうなっているのかもしれません。
ちなみに、わたしの性格は「せっかく今手に入れているもの、築き上げたものを失ってでも新しいことがしたい」です。周りの人から見たわたしのイメージはこんな感じ。
「無駄に飛ぶよね」
とよく言われます。飛びまくりですよ、ええ。
遺伝子とは?
このサイトからいろいろ学びました。
軽く説明しますよ。遺伝子とは、遺伝によって半ば強制的に体や精神に据え置かれる特徴のこと。目鼻の形や足首の形などがわかりやすいです。ただし、寒い国だと空気をあたためるために鼻が大きくなる、などがあるようです。すべてが遺伝で決まるわけではないのですね。
巨乳やハゲは遺伝するらしいです。短距離が速いか長距離が速いか、なども遺伝の関係があるそう。
そしてそこから一歩突っ込んで、IQ(知能指数)は遺伝するのか? という研究もなされています。それと性格が遺伝するのかということも。
性格と言えるかわかりませんが、空間把握能力、タバコ依存度などは遺伝の傾向が強いようです。また、すべての遺伝に男女差が影響します。
これを踏まえて「好奇心遺伝子」について説明していきます。
遺伝子が性格を決めるってどういうこと?
性格とは、ドーパミン、セロトニン、ノルアドレナリンの作られ方(簡単に言うとどのくらいその物質が出やすいか)によって決まってくるそうです。
ドーパミンが出やすい人はギャンブル好き、セロトニンが出やすい人は落ち着いていて幸福度が高い、ノルアドレナリンが出やすい人は周囲とわかりあえて幸せ…みたいななんとなくなイメージがありますよね。それらは遺伝子でほぼ決まっており、それらの組み合わせで「性格」が決まってゆくそうなのです。詳しくはこちらのサイトをご参照ください。人を8つのタイプに分類していて、面白いですよ。
さて、今回わたしが書きたいのは、「好奇心遺伝子」を持った人がどんな行動をするか。そしてそれはマジで遺伝のせいなのか? ということです。
科学的な実験や検証をするのはわたしにはできないので、あくまでわたしの体験と公開されている情報を照らし合わせていくだけです。
好奇心遺伝子とは?
好奇心遺伝子とは、上記で書いた「ドーパミン」です。正式には「ドーパミン受容体」これは別名「快感ホルモン」とも呼ばれています。
ドーパミン受容体が多いと、感度が良くて感情豊か。アメリカ人を思い浮かべると、感情がすごく豊かに見えませんか? そして刺激に対して「エキサイティング!」と前向き。そもそも危険なスポーツはアメリカが発祥の地であったり、新しいもの、刺激的なものが好きな民族と言えるでしょう。スカイダイビングなんて、日本人が何人集まったって発明しないよ。
それを実際に証明しているのがこちらのサイト。
こちらのサイトによると、ドーパミン受容体には4種類あり、そのうちの一つが「何回くりかえしているか」によって刺激に対する積極性が変わるそうなのです。
まあ、マカロニみたいなもんをイメージしてもらって、何回ねじれてるかで性格決まるよってことです。一回しかねじってないマカロニの人は保守的で、ぐりんぐりんねじれてるマカロニの人は新奇探求性が強くて、より強い刺激を求めるそうです。
アメリカ人は、7回ねじれている「好奇心旺盛・新し物好き」の割合が非常に高く、半数ほどがそのタイプ。起業したり新しいものを買ったり、とにかく「アメリカンドリーム」は嘘じゃないんですね。彼らは動くことで自分の可能性を拓けると信じているんです。そういう遺伝子だから。
対する日本人は、150人程度検査しても7回ねじれている人は一人もいなかったそうです。6回ねじれている人が一人いたそうですが。
ちなみに、4回ねじれている人がいわゆる「ちょっと保守的な日本人」というタイプで、日本人のほとんどが4回ねじれているそうです。
世界的平均だと、7回ねじれている人は20%だそうです。
※わかりやすくするために「ねじれている」と書いていますが、正確には「繰り返している」です。
わたしは何回ねじれているのだろう?
話をわたしに戻します。
わたしは日本で起業しました。しかし起業するまでの人生は人によっては「壮絶」に見えるそうです。女にしかできない仕事をして、「お給料も高いし楽しいー!」と天職のように感じたり、刹那的な恋愛に身を賭していました。仕事は何一つ続かず、やっと続けられそうな仕事は「完全歩合制の飛び込み営業」でした。この仕事が見つかるまでのわたしは、安い仕事で消耗して女を売って生活を取り戻しているだけでした。
飛び込み営業が楽しかったので、いくらでもやっていられました。やがて時流の流れにより、わたしは店舗での販売員となっていきました。ここでも歩合制のところを選び、とにかく「売って思い切り稼ぐか、飢え死にするか」といくデッドオアアライブな生活をしていました。
その後起業して、自分の会社で仕事をするようになると、どんな仕事を請けていても常にデッドオアアライブでした。常に生きるか死ぬかなので、7年続けてこられました。
わたしは会社が7年続いたことが心底嬉しいです。働いてくれている人に感謝しています。みんなが幸せになれる会社にしたいと思っています。
それでも、それなのに……わたしは新しいことがやりたくて身を裂かれる思いが常に同居していました。今の会社を守るだけじゃなく、新しいことがやりたい! その気持ちが強すぎて、自分でどうにも抑えきれなくなってしまったのです。
海外旅行すればまぎれるかなと思ってやってみました。でも余計刺激されてしまい、英語の語学留学をすることになりました。語学留学に行ってみたら、現地でビジネスがしたくてたまらなくなってしまい、ゼロからたたき上げてやれそうなビジネスをどうしてもやりたい! と奔走しています。←今ココ
正直、わたしの性格で「地道に会社を守る」をするのなら、最初から海外なんて行くべきじゃなかったと思っています。でももしそうしていたら、別の意味でめちゃくちゃなことをしていたと思います。ハプニングバーに毎週通っているとか、男と遊びまくるとかね。
実際問題、仕事では真面目にやっていても不倫を繰り返したり、異性との交遊が激しすぎる人もこの「7回ねじれちゃってる」人が多いそうです。遺伝子のせいにするわけじゃないけれど、確実に影響している。
研究は続いている
これ、ほんの数日前の記事です。
「旅行」「ホテル」を売る上で、旅行者に何を提供すれば売れるのかを、遺伝子レベルで研究している記事です。
この記事内では世界中の人をターゲットにしているので、「7回ねじれている人」 は20%という形で計算されています。この20%の人をさらに5つの種類に分類していきます。「新しい体験が好き」「初めて食べるものが好き」「スピリチュアルなものが好き」「アート体験が好き」「登山や自然が好き」などのタイプに分類された人たちを前提にマーケティングを進めるわけです。
つまり「観光地を回ってきれいなホテルに泊まって終わり」じゃない旅を提案するようです。山小屋に泊まるとか。星がきれいに見える場所でキャンプをするとか、そういうこと。
遺伝子研究は意外と身近なところで使われているんだなあと思いました。
最後に
わたしは、めちゃくちゃな生き方だとみんなに言われてきました。でもそれでいいんだと思って胸張って生きてきました。
でも、アメリカに行ったらわたしなんてただの「フツーの人」なんです。実際セブ島に来ていても、海外ビジネスしている日本人の人に会うと「7回ねじれている」タイプの人が多いように思います。もちろん、そうでない人もいると思いますが。
わたしは、7回ねじれているであろう自分の遺伝子に素直に生きたいと思います。
まっとうに生きる、ではなく自分に正直に生きる、ということをしたいと思っています。理解されないかもしれません。そんなのはお前のワガママだ! と切り捨てられるかもしれません。そして、友人関係もよほどでないと長く続きません。(仲良くなると長いんですが)
これからもっと、この自分を愛し、この自分を生かし、世界中を駆け回りたい! 普通の人なら怖がってやらないことでも、わたしがやりたい! そして、一人でやるんじゃなく、たくさんの人の協力をもらってやっていって、その人たちみんなにちゃんと恩返しできるような形で成功させていきたいと思っています。
若いころのわたしは、確かに好奇心旺盛ではあったんだけど、人間関係を切り捨てて生きているようなところがありました。今はもう、そんな生き方は望みません。人を幸せにできる、楽しくできる人でありたいと思うからです。
そのためにはまず自分がハッピーでいられる環境で、自由だけど一生懸命に仕事をして、周りの人と楽しくやろうと常に笑っていることが大事だと思っています。(若いころと比べて性格変わったなと思います)
これからも、応援してくれる人のことは絶対に裏切らないし、助けてくれた人のことは絶対に忘れないように、だけど自由に♡ 生きていきます。
以上、ドーパミン受容体が7回ねじれている(と思われる)わたしからのメッセージでした。
同じような方がいたら参考になれば幸いです。その「新しいことに目が向く性格」は遺伝子が関係していますから、無理に自分を変えようとするより、遺伝子に従っちゃった方が楽です。そういう人が「日本は生きづらい」とか言ってるんですよたぶん。そりゃ生きづらいよね。終身雇用制も終身刑にしか思えないよね。わかるよ。法律婚もキルギスの誘拐婚ばりに怖いよね。わかるよ。
意味不明なところがあればご指摘ください。
少しずつ改訂していきます。遺伝子にまつわる本もこれから読もうと思います。おすすめの本があれば教えてください。
それじゃあ、また明日!
参考サイト様
週現スペシャル 大研究 遺伝するもの、しないもの【第1部】一覧表でまるわかり 遺伝する才能、しない才能、微妙なもの(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(5/6)
心はDNAにあり!「性格」も遺伝子が決めていた – idencil イデンシル/遺伝子を知り、自分を知るWebマガジン
ありがとうございました。