接客業は卒業したよ! あけすけビッチかんどー日記!

接客業歴15年のかんどーが綴る、あけすけな日記。人生はチキンレースです。一歩引いた方が負け。たまに小説を書きます。お問い合わせはsaori0118ai2あっとまーくやふーめーるまで。

「時間の自由がきく」ことでマウンティングする人達

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「お金と自由、どちらがほしいですか?」

 

こんなアホな質問、まだしてる人います? どちらも価値のあるもので、その人の中で振り分けて得ていくものです。つまりどちらも必要であり、どちらに重きを置くかという話なのです。(今は自分の時間多めにほしいな、とかです)

 

 

上記のような質問はさすがにもうしてる人いないですよね。でも最近、こういう言葉をよく見かけます。

 

「お金と自由な時間の両方が手に入ります」

 

……見たことあるでしょ。わたしも下手したら一日一回くらい見ます。電車の中で、パソコンの広告で、下手したら携帯ショップで仕事してるときにヤフーのページ開いただけで出てくることもある。

 

そりゃあね、お金(たぶんここで言う「お金」とは月20~30万のことを指していると思われます。暮らしていけるお金、という意味)は大事ですし、それを手に入れるために大抵の人が月160時間くらい働いていることを考えると、自由な時間がたっぷりあって、生活に困らないお金が入ってくるのは素晴らしいことです。

 

 

ただ、月160時間働いている人の中には、月160時間(あるいはそれ以上)働いて、そこから得られるものがあるからやっている人もいるということを理解しておいてほしいんですよね。

 

ネットで自由にお金を稼いでいる人たちは特に。

 

あなたがネットで好きな時間にお金を稼いでいることに対して何も言わないよ。むしろ「すごいねー」くらい言うさ。でもね、それに対して「私は自由な時間もお金もあるからね(ドヤア!)」は違うと思う。

 

わたしはネットでお金が稼げないから今の仕事をしているわけじゃない。目の前のお客さんの反応がダイレクトにわかるから、それを生かして営業ができるから、現場に入りながら会社を経営するという手法を取っている。もしもわたしが会社の机にいつも座っていたら、たぶん営業しても誰も話を聞いてくれないと思う。

 

そして、わたしは接客スキルをもっと高めたいと思っている。そのためには家でパソコンの前にいるんじゃなくて、店頭でお客さんと話をしなきゃスキルが得られない。だから仕事に行くんです。もちろん、その対価として生活に必要なお金が得られるというのは大前提ですよ。でも、お金が入ってくることだけが目的、なのではないのです。

 

 

 

あとは、守るものがあって働いている人もいます。

 

本当は家で子どもと遊んであげたいけれど、生活を支えるために働きに出ている人。そういう人に対して「時間に縛られずに、ネットでお金を稼いでます!」って言うのは失礼ですよ。

 

そういう広告さえ、頭に来ると思う。労働意欲を削ぐと思う。

 

 

ネットで稼ぐことが悪いとは言いません。それも何らかの形で人の役に立ってます。そして、ネットで稼ぐことを継続させるためには情報収集が必要であり、時として深夜までずっとパソコンで作業をしていることもあること。それは理解しています。

 

ただ、「時間の自由がきく」ことをマウンティングの材料にしないでください。

 

 

 

先日、あるミーティングで三人で会っていたのですが「次の打ち合わせいつにしましょうか」となった際、

 

「僕は〇日と△日なら大丈夫です」とAさん。
「わたしは〇日は勤務があるので、△日なら大丈夫です」とわたし。
「みんな大変だねぇ、ボクはいつでも自由♪   勤め人の人に合わせますとも」とCさん。

 

結局△日に決まったのですが、Cさんのその言い方にカチンと来たわたしは、Aさんにそのことを話すと「僕もあれは感じ悪いと思った。彼は人前に出せないね。裏方で必要なときだけ手伝ってもらおう」と話がまとまりました。

 

簡単に言うと、勤め人を馬鹿にするような人には加わってほしくないという圧力が、小さく働いたのです。

 

Cさんはある分野のプロですし、あの場では「△日、ボクも大丈夫です」と言ってくれればそれで良かった話です。あの場でCさんがマウンティングするような言い方をしたのは、やはりCさんは人と関わる機会が少なすぎたのだと思います。

 

Cさんは、空気が読めなさすぎたのです。気の毒な人だと思いました。仕事は一緒にできないけど、友達としては多少関わって、いつかこのことを教えてあげたいと思いました。

 

 

カメラマン、漫画家、ライター、アフィリエイター、芸術家、コンサルタント、様々な職業で「時間の自由がきく」人は存在します。しかしその大半は、自分なりに決めているスケジュールと目標があります。あるいは「本っっっ当に人に使われたくないから」と強い意志を持ってフリーランスをしている人です。そういう人たちは、人の集まる場所で「ボクは時間に縛られていないからさぁ」なんてことは言わないです。

 

けれど、中途半端にお金を手に入れてしまった人は、時間の自由を自慢したがります。わたしはそういう人とは仕事しません。(あとあとになってわかることですが、そういう人たちの中には、親の遺産で暮らしている人も多いみたいです。実際は稼いでいない)

 

 

真面目にフリーランスをやっている人の迷惑にもなるので、こういう「なんちゃってフリーランス」の人たちは「ボク時間あるの」自慢はほどほどにしてください。わたしの中であなたのイメージはこれです。

 

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以上、時間の自由が利くことでマウンティングしてくる人が嫌い、というお話でした。

 

それじゃあ、また明日!