自慢するわけじゃないが、わたしは強い。
土壇場に、強い。
「やっちまった!」っていう時の対応に強い。
みんなが慌ててるときに大人数を牽引することができる。
なんというか、人はいつか死ぬじゃん? それが念頭にあるから、ちょっと危ないときでもわりと落ち着いているかもしれない。
先日、ほかの人から見たらどうでもいいような決断を迫られた。正直、どっちを選んでも人生は転がっていくものだとわたしは思っていた。だけど、わたしはナメていた。わたしが「選ばないだろう」と思っていたものは、もしも今手を離したら二度と手に入らない、大切な大切な人生の宝物であると気づいたのだ。
そしたら、手を離せるわけがなかった。
やれます!
やります!
どんなことでもします!
だから、チャンスをください!
見苦しいくらい縋った。人生の宝物をそう簡単に手放すわけがない。
これからセブに行くまでの間、わたしはたくさんのものを日本にいる友達に届けたり、預かったり、一緒に時間を過ごしたりする。
文字通り、日本中を飛び回る。
だけどやっぱり、手放せないものだけはどうしても手放せない。
これを手放さないことを決めた自分を、今日はほめたいとおもうのだ。
おやすみなさい。