こんな体験をした。
思っていたよりもたくさんの人に読んでいただけて良かった。西成=怖い だけじゃないって知って欲しかった。西成は、歩いてると普通に話しかけてくるおっちゃんとかいて、なんか楽しいんですよ。
夕方とか夜とか、ギター持って歩いてたら「オレも昔はブルースをやっていたんだよ!」とか、唐突に立ち話が成立するw そんな雰囲気がわたしは好きなのです。
西成の猫たん。
毎日会ってました。この雑種感がたまらないです……! でも気高いの。強く生きてる。
さて、今回の西成滞在は、大きな意味をもたらしてくれました。
わたしの人生にとってたぶん、大きな体験だった。インドネシアに青年海外協力隊行ったときと同じくらい強烈だった。
強烈な体験って、過ぎ去ってからその強烈さに気づくだけで、やっている時はシンプルなただの日常のように感じていたりする。感情はたいていの場合、やまびこのように遅れてきて、やがてわたしを支配する。
さて、西成の福祉センターでたこ焼き(ちくわ焼き)を配ったら、すごく喜んでもらえた。だけど修行が終わってしまうともう「ちくわ焼き」を持っていくこともできなくなった。毎回同じ時間帯に行っていたから、いきなり行かなくなったら、少しは期待して待ってくれている人がいるんじゃなかろうかと勝手に思った。
それで最終日はホテルでお米炊いて、おにぎり作って持って行ってみた。今回の滞在ではこれが最後だって、何人かだけどわたしを覚えてくれた人にはちゃんと言わないと。
おにぎりの具は、ゆかりと「ごはんですよ」にした。久しぶりにお米炊いた。お米研いだ。久しぶりにおにぎり作った。
へったくそw
でも、食べたらすっごい美味しいんだよ。
西成のおじさんに配ると話したら、家からお米を持ってきてくれた友達がいました。近所でお友達が作っているお米なんだって。お米本来のうまみがギッシリだったよ!
っていうかおにぎりなんて数年ぶりくらいに作ったけど(お米を炊いたのもそのくらい…)、米を研いで、水を入れて、炊くだけでこんなに美味しいんだね。ごはんってすごい。味付けしている間、何度か味見をしましたが、美味しかった。思わず「よし!」って言っちゃったよねw
こちらも1分かからずになくなりました。ありがとー。
おにぎりも、いいかもしれない。シンプルだけどすごく元気が出るよね。具は何だろうっていう楽しみもあるし。
早く飲食店やりたいなあ。人に食べ物を提供するって、なんだかすごくシンプルでいい仕事な気がする。ここへ来てぎりぎりのところで、わたしは「飲食店をやることの意味」を別の角度からとらえることができそうな気がしている。
以前は、事業のひとつとして、これなら成功しそうだからとか、これは人気が出そうだとか、いわゆるビジネス的に考えていたんですよね。今はそこに加えて、本能的にやりたいという思いがある。毎日食べ物作るって、いいじゃないですか。あと、料理について本格的に見直した。食べ物をきちんと作って食べることってすっごい大切じゃないですか! 適当にしてきた自分を反省するとともに、これからの人生では料理を通じても、自分や周りや、少し離れたところにいる人の力になれたらいいな。
セブへ行くまでの間も、まずは近場から、やれることをやって毎日を過ごしたいと思います。
誰かがブコメで書いてくれていたけれど、わたしがボランティア活動をする(人一人が動く)より、わたしはしっかりお金を稼いで、そのお金を寄付することで行政を動かすという方が 、やり方としては早い。確かにそうだと思う。
日本でも飲食店をやろうかなと考えています。
利益は全額寄付。(申し訳ないけど利益出して納税するより寄付したい。人の手を介するほどにお金の使われ方がおかしくなっていく気がする。直接炊き出しの団体に寄付するか、自分で団体をつくる)
今年の目標がまたひとつ増えました。
行動することで疲れはするんだけど、動いた分だけ得られるものがある。
動いていこう。
それじゃあ、また明日!