※写真あります
こんにちは、最近濃い内容の記事を更新し続けている、かんどーです。
著者近影
仕事に必要なもの
いきなり問いかけますが、仕事に必要なものってなんでしょう?
改行(考えてください)
改行(もう少し考えてください)
改行(答えはひとつではない・笑)
わたしの答えは、命です。この世に体と魂を一緒にしてつないでくれる「命」がないと仕事ってできないんですよ。
健康って本当に大事。健康を害してしまったら、健康を修復するためにかなりの時間を使うことになります。わたしは交通事故と急性胃炎で病院にお世話になっていますが、治療の時間は本当に、治療に専念するしかなかったです。仕事は続けていましたが、正直これらの通院をしている間の仕事のクオリティは、がんばってもいつもより低かったです。
笑えていますか
わたしの日本での仕事は、接客業です。正直、向いている性格ではなかったと思います。体も壊したし、何度も死にたくなっていました。それでも、そこまで執着して仕事をしたことで、わたしの接客はそれなりのレベルまで上がりました。お客様満足度もそれなりに良かったと思います。
仕事をしている時間は楽しかったです。やりがいもありました。
けれど、プライベートで笑うことがなくなりました。仕事のスイッチを切ったときのわたしは、感情が平たくなってしまって、悲しいことも嬉しいことも、たとえば通常の感情のメーターを振り切って160%悲しい! とか200%嬉しい! とかであっても、「なんとか80%に収めよう」という力が働いてしまって、涙は出ない。よろこびも少し微笑むくらいしかできない。
しかも冷静にそれらの感情を処理してから表に出すものだから、「あなた、悲しくないの!?」「嬉しくないの?」「無表情だね……」と言われてしまいました。この頃の思い出や写真フォルダを見ても、ガチガチにひきつった顔の人が写っているだけで、そこにわたしはいませんでした。。
参考写真
一番病んでた頃。髪型にはすごくお金と手間をかけてた。そして食べられなくてガリガリに痩せていた。常にこの表情していた。
参考写真2
当時服装で自分を盛り上げようとして、変な服や小物ばかり買っていた。。当時のわたしが一番気に入っていた靴。。。
わたしが笑えなかった理由は簡単です。
自分を騙し続けていたからです。笑いたくないのに笑って、謝りたくないのに謝って、悪くないのに「申し訳ありません」と言っているうちに「今笑っている人はわたしではない、別の人だ」と思う癖がつきました。
人に謝る時も「仕事だから謝っているだけで、心の底から悪いとは思っていない、心よ奥へ引っ込め」と思いながら謝る癖がついていました。そうしているうちに、本当に何をしても「悪かったなあ」と思うことがなくなりました。謝っておけば話が早く終わるだろう、それだけで「謝る」を軽く発動してしまうようになりました。
また、悪いと思われたくないから、謝るのは心がしんどいからという理由で、何もかもを完璧にしなければ気が済まなくなりました。プライベートの待ち合わせであっても30分前に現地入りしていないと気が済まない。相手が遅れてくると心の中で相手を罵倒する。自分より遅く来たことを心の中で見下しながら人に会うんです。自分の方が遅く着いたときには帰宅して反省会です。「ちくしょう、あと10分早く行くべきだった!」と。もう何も楽しくない。最低の気分でした。
遊んで楽しかったかどうか、もう覚えてさえいません。ただ、この頃からですね、あまりプライベートの約束を入れなくなったのは。
ストレスマネジメントは大事
その頃、顕著に体の調子がおかしくなりました。このブログでも何度か書いていますが、食べるとすぐに吐いてしまう。水を飲んでも吐いてしまうんです。。だから朝起きてまずオエーってなりながら歯を磨き、飲まず食わずで仕事に行く。昼休憩でウイダーインゼリーをひとつ何とか流し込み、帰宅中の電車でオエオエしながらなんとか自宅最寄り駅へ。もう歩くのもシンドイので、車で迎えに来てもらって帰宅。だめなときはそのまま車で病院に行って点滴を受けていました。(何度も点滴に行った記憶はありますが、当時の細かな記憶はほとんどありません……)
ここまでなってやっと「ストレスって体を壊すんだな……」と気づけました。
ここから、わたしはストレスマネジメントに向けて大きく舵を切りました。まずは接客業について自分のスタンスを変えました。
参考写真
スタンスを変えてすぐの頃。まだ目が笑ってないです。この頃もまだきつかったんだなあ。。
わたしが変えた仕事のスタンスはこんな感じです。
・自分がしていて嫌だと思う仕事はスタッフにもさせない
・自分が悪くなかったら謝る必要はない
・モンスタークレーマーには強気の対応
・クレームを言いそうなお客に先手必勝で大きな声で話しかける等、怒鳴らせない工夫
・おかしいと思ったらはっきりと「それはおかしいですよ」と大きな声で言う
これらのことを徹底しました。
こうしていると、心を平らにしておく必要がなくなり、お客さんと話していて本当に面白かったら笑うようになりました。どんどん回復していきました。プライベートでも外に出るようになりました。
スポーツクラブ通いも復活させました。まずはダンスから参加。それから筋トレ、バーベル上げと体力をつけていきました。「仕事以外の何かに没頭する」ができるようになり、心はみるみる回復しました。
さらに、マラソン大会への参加も復活させました。海外のハーフマラソンにどんどん参加! 一番楽しかったのは「アンコールワットマラソン」でした! もちろん完走しましたよ☆
この頃から、スポーツや海外旅行を楽しむようになりました。体に筋肉がつくと、心も強くなるような気がしました。
あとは、定期的にライブに行くようにもなりました。ライブは良いですね。退屈しない。心が潤います。
参考写真
だいぶ元気になってきました。これは2017年夏かな。体型も戻ったし、表情も柔らかいですね。手前の人がちょっとやばい表情していますが、これは仕様です。(←機械系を扱う際の決め台詞www)
ストレス、スマイル、スタッフのマネジメント
さて、ストレスマネジメントをしていくうちに、自分が「笑えているか」を気にするようになりました。これはそのまま、自分の感情コントロールの一つとして今でもやっています。顔がこわばっていないか。自分の周りにいる人が笑ってくれているかどうか。笑っていないならまず自分が笑える環境をつくって、周りが笑えるようにしよう! と。
わたし、仕事でもプライベートでもあまり裏表がないんですよ。仕事で付き合っている人から見たら「この人、リラックスすぎじゃない?」と思われるし、プライベートで付き合っている人から見たら「この人、プライベートでもこんな打算的なの? なんかカッチリし過ぎじゃない?」となります。
でも、それがわたしの本体です。もう、もう一人の自分を作って現場で働かせることはしていません。(時と場合に応じて「もう一人の自分」を発動させることはありますが、毎日は出しません)
自分をしっかりマネジメントできて初めて、スタッフマネジメントまで気が回るというもの。今回はスタッフマネジメントについては触れませんが、わたしは基本的に「信じる」ことでのみ人は人をマネジメントできると思っています。
そもそも信じられない人に仕事は任せません。
実はとってもシンプルに考えているのです。
長くなりましたが、わたしが生きる上で一番大切にしているのは「ストレスマネジメント」です。使い物にならないボロボロ状態を経験して、もうあの状態になりたくない気持ちと、ああなってしまうと回復までに時間がかかることを知っているからです。
一度は経験しておいて良かったけれど、また同じ状態になることだけは嫌です。
まとめ
自分の調子がおかしいと思ったら、仕事のやり方を見直してください。元凶になっている部分を改善すれば、徐々によくなっていきます。
顔面神経症や顔のこわばり、手足のむくみ、足がすぐにつる、消化器系の不具合などは、病気の可能性もありますが、ストレスで引き起こされていることが本当に多いです。これを軽く見ていると、ただの胃炎であっても、下手すると動けなくなります。
一度きりの人生、ストレスで台無しにしないよう、気を付けていきましょうね!
それじゃあ、また明日!